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Official髭男dism、Billboard JAPAN TOP Artists 2020年 年間首位記念インタビュー
2020年のBillboard JAPANアーティストランキング【TOP Artists of the Year 2020】は、Official髭男dismが首位を獲得した。総合ソング・チャート【HOT 100】では、ロングヒットを続ける「Pretender」や、今年2月にリリースされた「I LOVE...」など、年間トップ100の中に歴代最多となる計11曲がチャートイン。さらに、総合アルバム・チャート【HOT Albums】では『Traveler』が、2019年10月のリリースにも関わらず、年間5位にチャートインを果たすなど、1年に渡り多くの楽曲がリスナーに親しまれた。
今回、Billboard JAPANでは本チャートで首位を獲得したOfficial髭男dismにメールインタビュー。2020年の活動を振り返ってもらった。
Billboard JAPAN 2020年 年間チャート集計期間:2019年11月25日(月)~2020年11月22日(日)
ーー2020年の年間アーティストランキングでOfficial髭男dismが1位になりました。多くの方に聴かれたことに対する感想をお伺いできますでしょうか。
藤原:自分たちの音楽を1曲だけでなく、いくつもを沢山の方が聞いてくださっている事が本当に嬉しいです。感謝の気持ちを胸に、さらなる楽曲制作に励んでいこうと思います。
ーー今年はコロナウイルスの感染拡大によって、これまで決まっていたことの変更や中止が余儀なくされるなど音楽業界にも大きな影響がありました。コロナ前とコロナ後で、音楽制作や音楽の発信方法に対する思いに変化はありましたか。
藤原:オンラインライブをやりました。ただのライブの代わりにはしたくなく、MVチームとタッグを組んでカメラマンさんや監督さんと打ち合わせをして、画面越しだからこそ魅力を伝えられるライブ作りを行いました。コロナ後はそれによって、これからも通常のライブだけでなく、オンラインライブという形の選択肢が活動として増えてくれたことは嬉しい事でした。
ーー9月に行われた初のオンラインライブは、特別な映像演出やオーディオコメンタリーの配信など、オンラインライブならではのこだわりが随所に感じられました。今回のライブには、ミュージック・ビデオのチームやライブのチームなど多くの方が関わっていたかと思いますが、Official髭男dismチーム全体で共有していたことがあれば教えてください。
楢崎:オンラインライブならではの空間作りを目指しました。あとは 「Have fun」です。
ーーオンラインライブのほかにも、『Traveler』のインストアルバムをリリースしたり、「I LOVE...」と「HELLO」のステムプレイヤーをWeb上で公開したり、新たな挑戦の多い1年だったかと思います。2020年はバンドにとってどのような1年でしたか。
小笹 :結局のところ自分たちにできることは良い楽曲を作ることと良いライブを作ること、それしかないんだと却って思考がシンプルになった1年でした。
▲「I LOVE...」
▲「HELLO」
ーー自粛期間などをきっかけに、新しく始めたことはありますか。
松浦:音楽面だとデモ作りの時に家で気軽にできるサンプラーを使ってみたりしました。結構指で演奏するのが難しいんですけどドラムと違うグルーヴがでたりして楽しいです。
ーーOfficial髭男dismにとっての2020年のヒット曲を教えてください。
楢崎:すみません今年の曲ではないのですが、武田鉄矢さんの「少年期」です。
ーーご自身にとってヒットチャートとはどのような存在ですか。
小笹 :新たな音楽との出会いの場です。サブスクが浸透して、聴ける音楽の量が膨大になってから一際よくチェックするようになった気がします。
ーー2021年はどんな1年にしたいですか。
藤原:例年通り、楽しんで活動して、新しい曲にワクワクし、それが人生のど真ん中にある4人と、チームと、ファンの皆さんがなるべく笑って過ごせるハッピーな2021年を願います。
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