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Billboard JAPAN 2019年 総合ソング・チャート“HOT 100”Official髭男dismインタビュー
2019年に最も存在感を示したバンドといえば、多くの人がOfficial髭男dismを思い浮かべるのではないだろうか。現在ストリーミング・チャートで前人未到の28連覇中の「Pretender」をはじめ、10月にリリースしたメジャー1stアルバム『Traveler』は、総合アルバムチャート【Hot Albums】で初登場1位を獲得するなど、この1年間で計7つのチャートの首位を獲得。それのみならず、「ノーダウト」「Stand By You」など過去曲が再注目されていることからも、多くのリスナーがOfficial髭男dismに出会った一年であったことが見受けられるだろう。大晦日には『NHK紅白歌合戦』へ出演、2020年には初のアリーナツアーを控える4人に激動の一年を振返ってもらった。
Billboard JAPAN 2019年 年間チャート集計期間:2018年11月26日(月)~2019年11月24日(日)
――2019年のBillboard JAPAN 総合ソング・チャート【HOT100 of the year 2019】で、「Pretender」と「宿命」がトップ10にチャートインしました。感想をお願いします。
藤原聡:ランキングももちろん嬉しいですが、まずそれだけたくさん曲を聞いてくれているリスナーがいてくれている事が本当に嬉しいです。
――今年4月のインタビューの際、小笹さんが「“Pretender”はバンド人生を変えてくれる起点になる曲」とおっしゃっていたのが印象的でした(http://www.billboard-japan.com/special/detail/2652)。「Pretender」のヒット後、活動にどんな変化がありましたか。
小笹大輔:楽曲を作る時に良い意味で人の目を気にせず、自分がカッコいいと思うものを信じればいいんだというシンプルな思考になれるようになりました。
――2019年は、多くの人が初めてOfficial髭男dismに出会った年だったと思います。ライブやストリーミング、YouTubeなど、音楽との出会い方も多様化しましたが、みなさんにとって忘れられない音楽との出会いは何ですか?
楢﨑誠:島根県で鶴と対バンをさせて頂いた時の事はみんな思い出に強く残っています。泣いてしまうくらい楽しかったです。
――2019年はフルアルバム『Traveler』のリリースもありました。Official髭男dismの楽曲にはたくさんのアイディアが溢れていますが、制作時にはどんなことを意識しながら曲作りをしていますか?
藤原聡:こんな音楽が世の中にあったら自分は幸せだなと、そう思う楽曲を作るという事です。
――Official髭男dismにとっての2019年ヒットソングを教えて下さい。
藤原聡:Samm Henshaw「Church(feat.EARTHGANG)」、Anderson Paak「Make It Better(feat.Smokey Robinson)」、Chance The Rapper ft. John Legend「All Day Long」です。
――現在、全国ツアーの真っ最中ですが、自分たちの音楽を届ける時に最も大切にしていることは何ですか?
松浦匡希:どんなキャパシティの会場でも観に来てくれた一人一人に届ける思いでライブをしているし、最高に幸せな空間を音やパフォーマンスで作るべくサポートメンバー含め皆で意見を出し合ってアレンジなどのライブ作りをしています。
――今後、共演・共作してみたいアーティストはいますか?
小笹大輔:Bruno Marsです。
――2019年ももうすぐ終わります。この一年、振り返ってみてどんな年でしたか。
楢﨑誠:振り返ると激動の一年でした。一瞬一瞬を切り取ると真っ直ぐに音楽と向き合えた一年にもなったかなと思います。どんどん音楽に対してバンドとして向き合っていきたいです。
――2020年、また2020年代はどんな年にしていきたいですか。
松浦匡希:音楽的探究や制作意外での新しい事への挑戦も恐れず、4人のやりたい事を楽しくやっていって、グッドミュージックをずっと放ち続ければ言うこと無しだと思います!
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