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雅-MIYAVI- 超絶スラップで六本木の夜を魅了
雅-MIYAVI- 超絶スラップで六本木の夜を魅了
ギターをピックを使わずに全て指で弾くという、独自のスラップ奏法で現代のギタリストとして第一線で活躍する雅-MIYAVI-が六本木のビルボードライブ東京でプレミア公演を行った。
2012.09.14(金) at Billboard Live TOKYO|ライブ写真
世界を股に掛ける"サムライ・ギタリスト"
当日は彼の誕生日ということもあり、本公演のチケットは即日完売。しかも、今回はビルボードライブでの公演ということで、普段のスタンディングではなく、着席して演奏を聴かせるスタイルだ。今年も様々な夏フェス会場で観客を大いに沸かせ、踊らせている彼を見かけたが、テーブルとイスが用意されたラグジュアリーな空間で、どの様な演奏を披露してくれるのか期待度も上がっていた。開演前の会場もそのような空気に満ちていた。
彼はその期待を良い意味で裏切るクオリティの高いステージを魅せてくれた。ベースの音域まで踏み込んでいく重くも軽やかなギター、余計な贅肉をそぎ落としたBOBOのドラム、その躍動感を盛り上げるようにコードを紡ぐcoba84のキーボード。これらが巧みに交わり生み出された圧巻のグルーヴは爆音の波となって場内を埋め尽くす。「ちょっと雰囲気変えて椅子に座ってやろうかと思ったんだけどBOBOくんが"いつも通りでいいんじゃない?"と言ったのでいつも通りです。」と語ったように着席だからといって大人しいアレンジにする気は無い様に感じられた。しかし、オーディエンスを「踊らせる」のではなく、よりもっとしっかりと「聴かせる」ように音を出していたのが印象的だった。セミアコでなく、アコギを持ったことにもそんな意味を感じさせる。
中盤で曲の出だしを間違える場面があったが(「こんなんレポートとがで書かれてしまうんだよ。」とのことでしたので書かせていただきました。)ダレることなく引き締まった演奏は続く。「ファンクラブのイベントみたい」と言うように親密感のある空気だが、そこに甘えることなくギターをかき鳴らし、密度の高い音楽を作りあげる。新旧の楽曲を惜しみなく出しつくし、終盤?アンコールでは客席を総立ちにさせ、世界を股に掛ける"サムライ・ギタリスト"はその超絶スラップで六本木の夜を魅了してくれた。
関連リンク
SAMURAI SESSIONS vol.1
2012/11/14 RELEASE
TOCT-29086 ¥ 3,353(税込)
Disc01
- 01.GANRYU
- 02.STRONG
- 03.DAY 1
- 04.SILENT ANGER
- 05.PLEASURE!
- 06.HA NA BI
- 07.祈りを
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