Billboard JAPAN


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【Billboard JAPAN Chart】よくある質問



ビルボードジャパン・チャート

 CDセールス、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ再生、動画再生、カラオケの6種類のデータからなる総合ソングチャート“Billboard JAPAN Hot 100”。

 お問合せの中から、特に多いものをピックアップしてまとめました。それぞれのデータについては、こちらをご覧ください。

 2024年3月27日にCHART insightをリニューアルしました。

<チャート画面>
・総合順位において前週順位との比較が可能に
・UGCチャートの追加(各チャートを構成する指標に含まれません)
・作詞家、作曲家、アーティストでチャートイン楽曲の絞り込みが可能に

<グラフ画面>
・円グラフの構成比を当週のポイントからチャートイン以降のポイントに変更
・各指標と総合順位の比較ができるグラフをそれぞれ設置
・各グラフの拡大表示が可能に
・週表示と日付表示の切り替えが可能に

<その他>
アーティストページにおいて週間、年間チャートイン記録が検索可能に

チャート全般について

①計測期間と公表時刻を教えて下さい。

 年末年始期間を除き、基本的には毎週月曜日0時0分~日曜日23時59分までを全指標の計測期間としています。公表については、同様に年末年始期間を除き、大きなトラブルがない限り、毎週水曜日14時前後に発表しています。

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②CD発売前でも計測していますか。

 はい。基本的にラジオや動画などで話題になった時期から対象リストに入れるようにしています。発売後も私たちの調査において話題となる期間に集計しています。

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③全指標何位まで計測していますか。

 それぞれのデータを300位まで計測し、合算しています。なお、法人向けの「CHART insight Biz」では各指標の全順位、全ポイント、総合順位など全てをご覧頂けます。

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④チャートはネットなどで一般公表して良いのですか。

 商用利用の場合(別途お問合せ下さい)を除き、公表していただいて構いませんが、各指標21~100位は、「CHART insight Pro」会員のみ掲載可能です。その際、出典元として「Billboard Japan(またはカナ表記)」の表記のご協力をお願い致します。

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⑤複数データを用いた総合チャートの意義を教えて下さい。

 「市場」といえば、すぐ「売上」と捉えられがちですが、音楽がその他の商品と違うのは、メディアで使用されるなど副次的な「接触」によって、「所有」=「売上」を生み出すエコサイクルが確立されていることです。
 1958年から始まった米国Hot 100は、ジュークボックスとラジオ、セールスの総合チャートとしてスタートしました。つまり当初よりビルボードでは「所有」と「接触」を合算する総合チャートを作っていたのです。
 日本では遅れること50年、2008年からJAPAN Hot 100が始まり、米国の経験や算出方法を参考にしながら、日本国内特有の市場を反映する指標としてルックアップやTwitterなどのデータを加え、世界でも類のない総合チャートを作ってきました。
 「所有」と「接触」を組み合わせた総合チャートによって、ユーザーの多様なアクティビティを複数のデータで描き出すことで、リリース前の新曲やロングヒットの曲も混在し、ユーザーにとって共感性の高い「楽しいヒットチャート」が生みだされると私たちは考えています。

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⑥CHART insightって何のためですか。

 「所有」と「接触」を組み合わせたヒットチャートは日本ではまだまだ馴染みがありません。それらの複数のデータがどう関連して総合順位が決まるのを知っていただきたいという思いから、「体験型ヒットチャート」=「CHART insight」というアイディアが生まれました。チャートページでは、各指標をソートしたり、期間を設定したり、グラフページでは、別の曲と比較したり、関連ニュースをまとめて読むことが可能です。この解析サービスには、ヒットチャートをもっと楽しくする機能が満載です。ぜひ触ってみて下さい。

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⑦ヒットチャートって必要ですか。

 チャートがなかったらカオスだ、とは米国チャートディレクターの言葉ですが、ヒットチャートは新しい音楽との出会いを可能にします。好きなアーティストの楽曲の順位を確認するだけではなく、他の楽曲も聞いてみて下さい。どんな曲にもヒットするには必ず理由があります。
 <新しい音楽との出会いが世界を変える>そんな経験があなたを待っています。

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シングルセールスについて

①サウンドスキャンのシングルセールスと他社との違いは何ですか。

 当社が運営するサウンドスキャンジャパンでは、米国の算出方法を日本専用にカスタマイズし、パッケージ売上の85%強を占める小売店とEコマースサイトの実売POSデータから、細かく区分されたエリアの平均シェア計測にもとづく「全国推定売上枚数」を算出しています。イベント会場での販売については、小売チェーンが出店して販売されたPOSデータは集計していますが、マネジメント等による直接販売は同データが得られないことから、推定対象にしていません。また、シングルやアルバムのセールスチャートにおいて発表する「推定売上枚数」では、複数枚購入を原因とする減算処理はしていません。

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②JAPAN Hot 100ではシングルセールスを合算するときにどのように合算していますか。

 JAPAN Hot 100は、計8種類の指標を用いて「接触」と「所有」をバランスした総合ソング・チャートです。2017年度以降、私たちは各指標のレシオの平均値(半期毎)を基準とし、週間チャートにおける実数値が大きく乖離していると判断した場合、全指標の計算係数を見直し、その乖離をできる限り抑え、なおかつマーケットの占有率とも乖離しないレシオになるよう、独自の計算公式による個別の係数を設定する場合があります。これにより、週間チャートにおけるランキングとChart insight上の順位が変わることはありませんが、Chart insightの期間設定を複数週に設定した場合、各チャートの同期間におけるランキングと差異が生まれる場合があります。

 2021.6.2追記:2021年上半期チャートのレシオを鑑み、上記の計算公式を見直しました。

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ダウンロード/ストリーミングについて

①ダウンロード数をどのように集計していますか。

 ダウンロードデータは、国内主要ダウンロードサイト(Amazon、iTunes、mora、mu-mo、レコチョク)の販売実績を、GfKJapan経由で集計しています。ただし、ダウンロード実績は、権利社の許諾がないと国内サービスからデータの受領ができません。それを補完するために、全世界契約に基づいて米国Luminateから全ての楽曲を網羅したiTunesデータを取得、国内データでは取得できなかった未許諾の権利社保有楽曲のダウンロード数を推定値により合算しています。こうすることで網羅性を100%に限りなく近づけることが可能となります。

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②ストリーミング数をどのように合算していますか。

 GfK Japanが提供するストリーミングサービス(Amazon Music(Unlimitedおよびプライム会員向け音楽ストリーミング)、Apple Music、AWA、うたパス、HMVmusic、KKBOX、LINE MUSIC、Rakuten Music、Spotify、TOWER RECORDS MUSIC)のストリーミング数とdヒッツのストリーミング数、Luminateが提供するYouTube Musicの再生回数のデータを取得、それぞれ2タイプのデータに市場規模やシェアを勘案した係数を掛け、ポイント化し合算しています。

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YouTubeについて

①YouTubeでの動画再生回数はどのように集計していますか。

 公式のミュージック・ビデオの再生数のみをカウントしています。なお、YouTube Music Premium会員による再生の方が、無料会員の再生より比重が高くなるよう集計しています。また、動画の再生であってもバックグラウンド再生の場合は、オーディオストリーミングとして集計しています。

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②YouTubeの再生回数では上位のはずの楽曲が入っていないのはなぜですか。

 YouTubeで表示されるのは全世界のユーザーによる累計再生回数です。ビルボードでは毎週月曜日から日曜日の日本国内再生回数を抽出し、他の指標と同じく約300位までの楽曲で合算し、個人向け「CHART insight Pro」では100位までを表示しています。ランクインしていないのは、ウィークリーでの国内における再生回数が圏外であったか、ISRCを動画アップロード時に付番していないか、の理由が考えられます。私達は後者の理由の払拭を目指し、各社様に今後も引き続き呼びかけを続けていきます。

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③再生回数をカウントするときのルールはありますか。

 再生回数はYouTube独自のアルゴリズムにより、適正に判断されたアクションのみ再生としてカウントしています。ISRCによるアプローチも含め、これらの集計方法はビルボードの米国やカナダHot 100と同じです。

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④2020年9月2日発表分からの変更点について。

 2020年9月2日より、YouTubeデータのチャートへの反映方法が変更となりました。

 YouTubeMusicのアートトラックでの再生数や動画(オフィシャル、SONG UGC、NON-SONG UGC)のバックグラウンド再生などはストリーミング指標に合算し、ビデオの再生数(オフィシャル、SONG UGC、NON-SONG UGC)は、動画再生指標に合算します。なお、ストリーミング指標では、YouTube各サービスの無償聴取実数とSpotifyでの無償聴取実数の推定値を、有償より低い係数を乗じることで、有償聴取の優越性を高めています。同じく動画再生指標でも、有償もしくは無償視聴分に対して同様の算出を行っています。

 なお、米国ビルボードでは、当週(2020年9月14日)公表分より、UGCの視聴および聴取ストリーミング数の合算を取りやめました。日本でも、チャート新年度第1週(2020年12月2日公表)より同じ対応を取る予定です。

 JAPAN Hot 100の各指標のインタラクションをみると、昨年まではUGCが影響を与えるのは動画再生指標にほぼ留まる傾向がありましたが、今年に入りオーディオストリーミング市場の浸透と定着、およびUGC動画作成の一般化が大きく進み、動画再生指標に加え、オーディオストリーミング、ダウンロード、Twitter指標など、複数の指標にUGCが影響を与える楽曲が急激に増加しました。この状況を踏まえ、YouTube各サービスのUGC聴取および視聴回数を合算した新チャートをチャート新年度より公表を開始する予定です。

※「オフィシャル」とは、単一の楽曲で構成され、オフィシャルチャンネルに正しい設定方法でアップロードされた動画

※「SONG UGC」とは、前述の「オフィシャル」要件を満たさず、90%以上適合する公式音源が使用され、動画タイトルに正式のアーティスト名や楽曲名が一定程度適切に含まれている動画

※「NON-SONG UGC」とは、前述のそれぞれの要件に含まれていない動画を指します。

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その他のデータについて

①ラジオを合算する意図は何ですか。

 ラジオは音楽と親和性が高く、かつパーソナリティとリスナーとで1対1の関係を築くユニークなメディアです。ソーシャルメディアと同様に、楽曲をリスナーと「シェア」することが出来るメディアとしてラジオは重要な指標と私たちは考えています。

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②グローバル・チャート【Global 200】、【Global Excl.U.S.】について。

 米国ビルボードでは、当週(2020年9月14日週)公表分より、グローバルチャートの公表を開始しました。これは、世界200国以上に亘って展開しているストリーミングサービス(Apple Music、Spotify、YouTube、Tidal、Napster、VEVOなど)とダウンロードサービス(Apple Music、Beatport、Bandcamp、CD Babyなど)をサービス形式と有償無償とによってそれぞれポイント換算したチャートです。こちらもUGCは含みません。前述のサービスから受領したデータによりポイントを算出してランキングを生成します。

 日本サイトでは、複数の新チャート追加などサイトリニューアルを2020年11月から12月にかけて実施する予定で、グローバル・チャートの日本サイトへの公開を予定しています。

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