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【再掲】ママズ・ガン来日記念プレイリスト~ベスト・UKソウル・ソング
抜群のセンスでブラック・ミュージックからポップスまでを横断するイギリス発のモダンソウル・バンド、ママズ・ガンが3年ぶり待望の新作アルバム『ゴールデン・デイズ』を携え大阪と東京で来日公演を行う。今回の来日を記念し、作曲家/プロデューサーとしても活躍するヴォーカルのアンディ・プラッツを含むママズ・ガンのメンバー全員に「ベスト・UKソウル・ソング」をそれぞれ3曲ずつ選んでもらった。時代のトレンドを汲み取ったサウンドで確たる人気を確立している彼らの来日公演前にこちらのプレイリストもぜひチェックしてほしい。(※2018年1月19日初出)
ママズ・ガンが選ぶベスト・UKソウル・ソング
▼キャメロン・ドーソン(Bass)が選んだ3曲
01. Plastic 100°C - Sampha
(この曲が収録された)『プロセス』は美しいアルバムだ。ソングライティングとプロダクションが独創的で、サンファは非常にユニークでソウルフルな歌声の持ち主だと思う。
02. Loving is Easy (feat. Benny Sings) - Rex Orange County
ちょうど、レックス・オレンジ・カウンティーにハマっているところでね。彼の音楽が頭から離れないんだ。全体的にゆったりとしていて、キャッチーな一曲。
03. Spilling into You ft. Kojey Radical - Poppy Ajudha
この曲のアレンジメントが非常にパワフルで全体を盛り上げる。ポピーは本当にすごいよ!
▼ディヴ・エイティーズ・オリヴァー(Keyboards, BGV)が選んだ3曲
04. Put The Funk Back In It - The Brand New Heavies
ブラン・ニュー・ヘヴィーズは、僕が瞬時にその音楽の病み付きになったソウル&ファンクバンドの内の1組なんだ。1991年に僕が加入していたSREALというバンドでも、この曲をプレイしていたよ。
05. Living Against The River - Incognito
ちょうど音楽で生きて行こうと考えていた時期に、彼らのアルバム『ビニース・ザ・サーフェス』がリリースされたんだ。その中でも特にこの曲が本当に好き。キーボード奏者として、ローズとハモンドに囲まれ、それでいてコーラスも抜群でなければいけないのは、結構へヴィなことでもある。音楽を通して数々のバンドメンバー達と出会うことが出来て、自分はなんて幸運なんだって思うよ。インコグニートといつか共演できることを夢見てるよ。
06. Live Together - Lisa Stansfield
リサのミュージカル・ディレクターを務めて今年で6年目になるんだけど、このプレイリストに僕のお気に入りの歌として入れるとフィットするね。
▼クリストファー・ブート(Drums)が選んだ3曲
07. June (Tm Juke Remix) - Gizelle Smith
つい最近、共通の知人を通して、ジゼルと知り合ったんだ。このTM Jukeリミックスバージョンは最高にかっこいい。アレックス(TM Jukeの本名)、最高にノッてるね。
08. Grant Green (feat. Charles Bradley) - Mr Jukes
ルーシー・ローズの最新アルバムとそのアルバム・ツアーに参加したことがきっかけで、Mr Jukesの音楽をきちんと知れる機会になった。私に言わせれば、Mr Jukes名義で発表したジャック・ステッドマン(活動休止中のボンベイ・バイシクル・クラブのフロントマン)のデビュー・アルバムは現代の傑作だと思っている。チャールズ・ブラッドリーとのこのコラボは、聴いた途端にやられたね。
09. Pushin' On (feat. Alice Russell) - The Quantic Soul Orchestra
僕がブライトン(英イングランド南東部の都市)に引っ越した理由の一つに、数々の作品を生み出していたTru Thoughts(ブライトンにあるレコードレーベル)の環境に近づけるからというのがあった。ボノボ、Quantic、TM Juke、そしてアリス・ラッセルらが特に僕にとって重要だった。この曲が入ったアルバムは、そのTru Thoughtsがリリースした作品の中で特に好きな作品のひとつだ。
▼アンディー・プラッツ(Vocals, Guitar)が選んだ3曲
10. Brothers On The Slide - Cymande
クラシックな70年代英国ファンクを身にまとったような生のサウンドの「Brothers On The Slide」が、その時代のアメリカのファンク&ソウルを感じる「The Message」と上手いこと隣同士になっているんだ。(Cymandeの名曲4曲を収めたアナログレコード『Cymande - The Message / Brothers On The Slide / Dove / Bra』のこと。)
11. Betterlove - Lewis Taylor
イギリス出身のカルト・アーティスト、ルイス・テイラーが1996年に自身の名前をタイトルにしたアルバムの中で、この傑作が収録されている。「Betterlove」はこの上なく精巧に作られたタイムレスな楽曲トップ10に入る曲で、レコード・コレクションを一段とレベルアップさてくれるよ。天才的だ。
12. Brother Sister - The Brand New Heavies
90年代半ばのイギリスでは、アシッド・ジャズが健全な状態で、ブラン・ニュー・ヘヴィーズは僕の(音楽の)レーダー上にあったバンドの一つだった。この曲はずっとお気に入り。70年代のアレンジメント、タイトなパフォーマンス、そして味のあるコードが忠実にちりばめられている。
▼テリー・スピラー・ルイス(Guitar, BGV)が選んだ3曲
13. Damn - Lewis Taylor
素晴らしいクラシック・ソウルの楽曲で、最後は不調和音により相殺されて曲が終わっていく。あまり知られていない天才だけど、ルイスを知っている人にとっては彼の真価がこの曲に深く浸透しているよ。
14. What's the Use? - Jamie Lidell
ジェイミー・リデルのアルバム『Multiply』が大好きなんだ。未だにとても新鮮に聴こえる。2005年リリースの作品だとは信じられないよ!この曲は素晴らしいね。もしかしたら、プリンスの影響を少し受けているのかも?
15. You Are The Universe - The Brand New Heavies
この曲がリリースされた頃(僕がまだ幼い時)からこの曲が大好きなんだ。後に、幸運にもブラン・ニュー・ヘヴィーズのギタリスト、サイモン・バーソロミューと何度か一緒にプレイできる機会があってね。彼は本物のロックスターで、とても面白い人なんだ。自分が尊敬するミュージシャンと出会って、その人が本当にクールな人物だと知れることは素晴らしいことだね。
ママズ・ガンからビデオ・メッセージが到着!
▲Mamas Gun Video Message for Billboard Live Tour 2019
公演情報
Mamas Gun
ビルボードライブ大阪:2019/9/5(木)
1stステージ開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ開場20:30 開演21:30
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ東京:2019/9/6(金)
1stステージ開場17:30 開演18:30 / 2ndステージ開場20:30 開演21:30
>>公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
アンディー・プラッツ/Andy Platts(Vocals, Guitar)
テリー・スピラー・ルイス/Terry 'Spiller' Lewis(Guitar, BGV)
ディヴ・エイティーズ・オリヴァー/Dava 'eighties' Oliver(Keyboards, BGV)
キャメロン・ドーソン/Cameron Dawson(Bass)
クリストファー・ブート/Christopher Boot(Drums)
リリース情報
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