尾崎豊さんやB'zさんやT.M.Revolutionさんの命懸けで発せられるパワー

－－女子独身倶楽部。名前からしてインパクトありますが、どのような経緯から何を目指して結成されたユニットなんでしょう？

女子独身倶楽部 / 徳川家家訓

高橋エリ：今、28歳と30歳のアラサー女子2人組なんですけど、周りの同世代は結婚して子供もいて落ち着いている。でも私たちは結婚とは違った道で「楽しい人生を謳歌してるぞ！」と感じていて、プロデューサーさんにもそれを伝えていきたいと話していて、世のアラサー独身女子に勇気を与えたいと。それで「じゃあ、これしかない！」と名付けてもらったユニット名が“女子独身倶楽部”だったんです。

－－アラサーで結婚しなくても「楽しい人生を謳歌してるぞ！」という想いは、強がりでもあったりするんですか？ それをエネルギーに換えているというか。

高橋エリ：個々で違うかもしれないんですけど、私の場合は強がりという感覚はあんまりなくて。本当に楽しく……これは言葉が不適切かもしれないんですけど、むしろ結婚している人が不幸せそうに見えちゃうんですよね（笑）。でも私は「これしかないな、これが生き甲斐だ」と真っ直ぐに思っているので、だから「女子独身倶楽部です！」と誇りを持って毎日生きていきたいなって。

加藤樹里果：私は子供が欲しいです。

一同：（笑）

－－欲しいんですね（笑）。

加藤樹里果：でも私も女子独身倶楽部は人生懸けてやっているので、これはこれで楽しく全力に幸せを感じながら活動していて。なので、私も生き甲斐は感じています。

▲左から：高橋エリ／加藤樹里果

－－女子独身倶楽部と名乗っているからには、どちらか結婚したら解散になるんですか？

高橋エリ：どうなんでしょうね？

加藤樹里果：でも今のところ兆しが……

高橋エリ：兆しも出逢いもないので、そこについて考える必要性は感じていない（笑）。

－－女子独身倶楽部を結成する前は、それぞれどんな活動をしていたんですか？

高橋エリ：個々でアーティスト活動をしていたんですけど、路上ライブが中心で。私は路上ライブから日本武道館を目標に活動していたんですね。そんな中でトーナメント大会みたいなライブイベントがあって、たまたま2人とも参加してて、そこで2人が意気投合したきっかけがあったんです。トーナメント大会の会場はお台場で、その帰り道の夜景がすごく綺麗で、参加アーティスト7,8人と一緒に帰っていたんですけど、私だけすごく胸が高まってきちゃって……忍者走りをしたくなってしまって！「忍者走り！」とか言いながら走り出したんですけど、そこに一緒にいた面々は「なんかやってるよ」って感じで……

－－孤独な忍者走りだったんですね。

高橋エリ：でも気付いたら後ろについてきてる人がいて！ 振り返ったらそこに彼女がいたんです（笑）。

加藤樹里果：アラスカみたいな恰好して忍者走りしてて、その姿がキラキラキラキラ～って輝いていたんですよ。ビックリするぐらい楽しそうで、だから一緒に走りたいと思って。

高橋エリ：それで「この喜びを分かち合える人はこの先いないだろう」と運命を感じて、それで「一緒にやらないか」って私が誘ったんです。

－－それが運命の出逢いだったんですね（笑）。

高橋エリ：やっぱり楽しいライブをしながら大きくなっていく為には、楽しさを一緒に分かち合える人が必要。それで「楽しい人、楽しい人……あ！ 忍者走りを一緒にやってくれたあの人なら！」と思って。

加藤樹里果：それで電話が来て「一緒にやろう」「いいよ！」みたいな（笑）。

－－加藤さんはどんな活動をしていて、トーナメント大会に出ることにしたんですか？

加藤樹里果：私も二十歳ぐらいからソロでずっと活動していて、でも月に1回ブッキングライブに出るぐらいで。そんな中でボーカルスクールに通っていたんですけど、そこの方に「このトーナメント出てみない？ こういうオーディションのライブがあるよ」と言われ、出てみることにしたんです。

▲左から：高橋エリ／加藤樹里果

－－そのときのお互いのライブは印象に残ってるんですか？

高橋エリ：ライブは……いや、印象に残ってないです。

－－（笑）

高橋エリ：ライブ自体に何かを感じたということはない。

加藤樹里果：あ、でもハム太郎のモノマネをしていたのは憶えてる。

高橋エリ：何かインパクトを残せたらと思ってやったんです（笑）。ハム太郎のテーマソングをハム太郎の声で歌いました。

－－それぞれ当時はどんな音楽をやっていたんですか？

高橋エリ：私が路上ライブを始めた……目標を掲げたきっかけというのが、両親が離婚していて母子家庭で育って、生まれてから一度もお父さんの顔を見たことがなかったからなんです。日本武道館という大きなステージに立って有名になれば、お父さんにも会えるんじゃないかなと思って。それでバラード中心に路上ライブをやっていたんですけど、アラサーだし、天才でもないし、ズバ抜けて上手かった訳でもないし、バラードだけで音楽の世界を生き抜いていくのは無理だなと実感したんです。そんな中、小さい頃からお母さんにつれていってもらっていた尾崎豊さんやB'zさんやT.M.Revolutionさんのコンサート、そこで命懸けで発せられるパワーや熱意みたいなものを思い出して「自分もそういうライブをしなきゃいけない！」と思っていたら相方に出逢って。すごく元気に溢れていて笑顔がキラキラしてるし、「この娘となら楽しいライブが出来るかもしれない」と思ったんです。

－－その出逢いの前、加藤さんはどんな音楽をやっていたんでしょう？

加藤樹里果：私もバラード系の曲調が多くて、何曲作っても同じような曲が出来ちゃって。

－－なかなかオリジナリティが出せなかったんですね。

加藤樹里果：そもそも「オリジナリティって何だろう？」みたいな（笑）。で、自分も眠くなっちゃうような曲を歌ってたんで、みんなも眠かったと思うんですよ。その頃から私も「お客さんはお金払って観に来てくれてるんだから、もっと楽しいライブをしたいな」と思ってたんです。そしたら女子独身倶楽部のお話を頂いて「あ、これだったら楽しんでもらえる」と思って。元々騒ぐのは好きなんで、バラードよりこっちのほうが向いていたんだろうなって感じています。

アイドルさんのイベントとか出ても「なんかヘンなの、混じってるな」

－－プロフィールによると、このユニットにはもうひとりモノマネタレントのメンバーが在籍していたんですよね？

高橋エリ：そうなんです。結成半年で脱退してしまったんですけど、その方がメインボーカルだったんですよ。で、私たちはとにかくお客さんを笑わせる為にすごく体張ってたよね？ ライブ中にゴムパッチンやったり、スイカ食べ出したり……

▲左から：高橋エリ／加藤樹里果

加藤樹里果：粉まみれになったり。

－－ドリフ担当だったんですね（笑）。

加藤樹里果：そうです！

高橋エリ：バカなんで体を張ろうと思って！ なんですけど、メインボーカルの方はきっと私たちとは方向性というか……

－－ゴムパッチンと一緒にライブしたくなかったんでしょうね（笑）。

高橋エリ：「楽しい」が目的ではなかったんだと……それは薄々感じていたんですけど。

－－それで賑やかししか居なくなっちゃったら、普通はそこで解散ですよね？

高橋エリ：でも2人でも続けられるのなら続けていこうと思って。むしろメインボーカルが居なくなったことで「よっしゃあ！ 私が歌えばいいんじゃん！」ってなりました。で、私は元々のメインボーカルに負けないぐらい頑張ろうと。で、盛り上げることに関しては彼女がプロフェッショナルなんで。

加藤樹里果：たまに口が悪くなっちゃったりするんですけど（笑）。

高橋エリ：それぞれにお互いのポジションを確立して進化しました。

－－そんな紆余曲折もありながら、現在の女子独身倶楽部はどんなユニットになっているなと感じていますか？

高橋エリ：結成した当初は「アラサーが元気にやってるよ！」というメッセージが強かったんですけど、2人になって自主制作でアルバムも作るようになって、そこから1曲聴いたら歴史を学べちゃうナンバーも発信していくようになったんです。歴史ソングの中には現代に繋がるメッセージもあって、それを現代ロックに乗せて伝えていく。それが私たちの使命になっていますね。元々歴史は苦手なんですけど……

－－あ、好きじゃなかったんですね。

高橋エリ：むしろ嫌いな科目でした。

加藤樹里果：私も嫌い。

－－歴史嫌いな2人が歴史ソング歌ってるんですか（笑）？

清水寺　MV Full Ver. / 女子独身倶楽部

加藤樹里果：でもプロデューサーさんがきっかけをくれて歴史ソングを歌っていくうちに「あ、これは気になる！」とか、これまで「法隆寺」「清水寺」「ええじゃないか」といった歴史ソングを歌ってきているんですけど、今回のメジャー第二弾シングル「徳川家家訓」では徳川家康が友達みたいに……

－－家康が友達って凄いですね（笑）。

高橋エリ：あ、友達じゃない！ 先輩みたいな？ 人生の先輩みたいに思えてきて「わあ！ もっと知りたい！」って惹かれていって。徳川家康の一生を遡らせて頂いたんですけど、結構ツラい過去もあるじゃないですか。人質としてずっと我慢を重ねていて、でもすごく頭の良い人だから信長とタッグを組んで戦って、最終的に還暦に近い年齢で天下統一。まさに人生を懸けて計画的にひとつひとつ積み重ねてきた人なんじゃないかなって。その為に我慢も重ねてきた。まるで『アリとキリギリス』みたいな、人間としてすごく尊敬できる人だなと思いました。

加藤樹里果：私も尊敬します。家康は我慢の人ですけど、私が我慢できないんで（笑）。

－－眠たくなるようなバラードを歌っていたのに性格は……

高橋エリ：荒いんです（笑）！

加藤樹里果：結構ガサツなんです！ だからあそこまで我慢できるのは尊敬できるなって。

－－「ロックンロールフィットネスで歴史を紐解くストーリーテラー」と紙資料に書かれているんですが、そもそも「ロックンロールフィットネス」とは何なんでしょう？

加藤樹里果：女子独身倶楽部の曲はとにかく激しくて速いんです。BPM200超えのハードロック系なんですけど、それに合わせてファミリー（女子独身倶楽部ファンの呼称）と私たちで笑いあり涙ありでとにかく大暴れして、良い汗かいてカロリーを消費しようと。で、ロックンロールフィットネスと呼んでるんです。

－－Gacharic Spin（ガチャリックスピン）と対バンしたら面白そうですね。

Gacharic Spin - ライブDVD『赤裸ライアー TOUR FINAL!!! 2015 ～渋谷公会堂～』ダイジェスト映像

高橋エリ：ガチャ……？ 勉強不足ですみません！

－－あ、ガールズバンドなんですけど、Gacharic Spinも賑やかしの女の子が2人いるんですよ。それでバンドメンバーは超絶テクニックでバッキバキに演奏してるんですけど、ゴムパッチンとかタライ落としとかもやってるんですよ。あと、1曲流れているあいだ、お客さんとずっとその場で走り続けたり……なので、ベクトルとしては近いのかなって。

高橋エリ：近いですね！

－－そういう対バン候補もリサーチしておいたほうがいいかもしれませんね。だって、対バン相手探すの絶対大変じゃないですか。

高橋エリ：（ガチャリックスピンとメモ帳にメモりながら）そうなんですよ。

加藤樹里果：結構バケモノじゃないですか。

－－曲者ではありますよね（笑）。

水曜日のカンパネラ『千利休』

加藤樹里果：アイドルさんのイベントとか出ても「なんかヘンなの、混じってるな」みたいな。アイドルさんもビックリしちゃうし、バンドのイベント出ても「え、これはアーティストか？」ってなるし、どこ行っても落ち着かない（笑）。

－－あと、水曜日のカンパネラも「千利休」とか「マリー・アントワネット」とか歴史をフィーチャーしているという共通点がありますよね。歴史の情報を並べながらメッセージも紡いでいく面白さ。という意味では、女子独身倶楽部も時代にフィットしてブレイクする可能性があるかもしれない。

高橋エリ：だとしたら嬉しいですね。ありがとうございます！

そのときはもう「パラパラで世を救っていくぞ！」「天下統一！」

－－そもそも女子独身倶楽部の目標って何なんでしょう？

高橋エリ：大きな目標は、路上ライブから日本武道館へ。日本武道館でロックンロールフィットネス、大運動会みたいなライブが出来たらいいなと思っていて。あと、私たちは全面的にバカでポンコツと呼ばれているんですけど、メジャー第二弾シングル「徳川家家訓」のカップリングでも「ポンコツ列車に乗って」という曲を歌ってるんです。

▲左から：高橋エリ／加藤樹里果

加藤樹里果：私たちのことを表した曲なんです（笑）。

高橋エリ：でもそんなポンコツでありながら歴史を勉強して、こうして今、家康さんが先輩のように思えたり、家康さんがご先祖様を崇拝していたように私達もお客さんへの感謝の気持ちをロックに乗せて歌おうと思えているので、歴史に関してもどんどん追求していきたいなと思ってます。

加藤樹里果：私たちみたいな歴史に興味なかった人にも、同じように歴史に興味を持ってもらえるきっかけになれたらいいなって思うし、それで日本武道館に来てもらったお客さんとロックンロールフィットネスでひとつになって、エリちゃんのお父さんにも気付いてもらえるぐらいの存在になりたいですね。

－－そんな歴史を歌っていくお二人なので、お二人の歴史も掘り下げていきたいと思っているのですが、まず高橋さん。幼い頃はどんな女の子だったんでしょう？

高橋エリ：私はひとりっ子なんですけど、生まれたときにはお父さんがいなくて、離婚の理由も知らないぐらいなんです。そんな母子家庭で育ったんですけど、本当に引っ込み思案でこうして表に出て歌うなんて有り得ないぐらいの子供。お母さんはライブ好きなので、私を学校早退させてでもつれてってくれていたんですけど、当時の私はあんまり音楽にも興味がなかったので会場で寝てたりして。マイペースだったんでしょうね。なので、人付き合いも得意じゃなくて、それで中高で行き詰って、友達も全然できなくて、次第に輪から外れるようになってきて、学校にはいるけど寝てるみたいな。高3までそんな感じ。でも「このまま大人になったらイケない」と思って、大学でイベントサークルに入ったんですよ。そのときは音楽が好きになっていて、高校時代からパラパラにハマって……

－－高校時代は友達いなかったんですよね。ひとりでパラパラやってたんですか？

高橋エリ：ひとりでやってました（笑）。自宅に鏡を買って、ひとりでひたすらパラパラ練習して、誰に披露する訳でもなく自己満足。その後、パラパラを6年ぐらい……

▲高橋エリ

－－6年も!? 生き甲斐になってるじゃないですか。

高橋エリ：そうなんです。だから大学でイベントサークルに入って……いわゆるギャルサーですね。18歳で加入したんですけど、ギャルサーって会社みたいになっていて凄いんですよ。代表がいて、副代表がいて、下々がいて、私はその伝統あるサークルの6代目代表になって、そのサークルを取りまとめるようになったんです。

－－ギャルサーの6代目代表って凄いことですよね。

高橋エリ：それでライブハウスでイベントやってたんですよ。O-WESTさんとかO-EASTさんで合同イベントもやったりして、そこでステージに立つ、そしてみんなと一体化する楽しさを覚えたんです。そのときはもう「パラパラで世を救っていくぞ！」「天下統一！」みたいになっていたんですけど、凄い勢いでブームが衰退していっちゃって。それで21歳で引退して、大学3年生になって「このままじゃ就職できないだろう」と思って幼稚園教員の資格を取ったんですけど、でもそこから音楽の道に突き進んでいくことを決めて、新聞配達をしながら専門学校に通って。そこを卒業する24歳で路上ライブを始めて……今に至る。

－－なるほど。今の話を聞いて、高橋さんがパラパラで人生を変えられたことが知れてよかったです。このインタビューで反響良かったらライブにパラパラ取り入れましょう。

高橋エリ：ハハハハ！

－－続いて、加藤さん。

加藤樹里果：私は生まれてから……何やってたんだっけ？

高橋エリ：えぇ！？

加藤樹里果：あ、幼稚園のときにずっとピアノを習わされていて、なんでやってるのかよく知らないけど「練習しなさい」って怒られていて、もうそれがイヤでイヤで。それでも続けながら、同時にスポーツも習わされていたんですよ。親的には私が何を気に入るか分からないから色々やらせてくれていたと思うんですけど、それでトランポリンを幼稚園の年少さんから高2ぐらいまで習ってたんです。あと、小学校5年生ぐらいのときからシンクロも始めて……

－－ピアノとトランポリンとシンクロを並行してたんですか（笑）？

加藤樹里果：でもそれで今の体力が養われたんだと思います（笑）。私におけるパラパラはトランポリンとシンクロだったんでしょうね。で、週6でトランポリン通いながら、そのうちの木曜日だけトランポリンが終わった後にシンクロも習ってたんです。で、中1のときにピアノを辞めて「トランポリンでオリンピック行くぞ！」と思っていて、それで全日本の大会に出たり、デンマークまで行ったりもしていたんですけど、高2のときにふと「私、ずっとトランポリンやってるな。あれ、これが無くなったら私に何が残るんだ？」と思ったんです。友達と遊んだ記憶も全然ないし、おかしいなって。で、トランポリンにもシンクロ競技があって、それの相方も「あれ、そういや遊んでないな」って気付いて、それから2人でサボることを覚えてしまって（笑）。それでだんだん遠ざかって、最終的に辞めてしまったときにまた「あれ、何をしてるんだ？ 私は」ってなって。

－－すべて無くなってしまった訳ですもんね。

▲加藤樹里果

加藤樹里果：何も無くなっちゃって、勉強も嫌いだし、音楽も嫌いだったし、カラオケとかも嫌いだったんですよ。

－－歴史も嫌いだったし、よく女子独身倶楽部に今いますね！

一同：（笑）

加藤樹里果：私も不思議なんですよ、今ここにいるのが（笑）。でも高校生だと「カラオケ行こうぜ」ってなるじゃないですか。それでお化け屋敷に入るのかってぐらい「イヤだ！ 私は行きたくない！」って言ってたんですけど、いざ行ってみたら「あれ？ 楽しい」と思っちゃって。それで音楽が好きになったんです。

高橋エリ：急展開（笑）。

加藤樹里果：そのあと短大に入るんですけど、就職する時期になっても「あれ、何もしたいことがないし、私が入ってきても就職先困るんじゃないかな？」と思って（笑）、そのときに「自分がやりたいことはなんだなんだ？」って考えていく中で「そういえば、歌うことは好きだ」と思って、それからボイストレーニングに7年ぐらい通いながらライブ活動もしていた感じですね。そして先程話したトーナメント大会でエリちゃんを見つけました。

－－忍者を見つけたんですね（笑）。そんな2人が武道館を夢見てこれからも突っ走っていく訳ですが、これから女子独身倶楽部を観てもらいたい、聴いてもらいたい皆さんへメッセージをお願いします。

加藤樹里果：ロックンロールフィットネスと歴史＋ポンコツで頑張ってる女子独身倶楽部、ぜひ一度ライブに遊びにきてください！

高橋エリ：私自身もツラいときだったり悲しいときだったり、そして楽しいときも、その想いをしまっておく引き出しみたいな感じで音楽を聴いてきたので、その音楽を通じて歴史についても歌って、歴史に名を残している人やものには何か現代にも通ずるメッセージがあると思うので、それに「すげぇ！」って共感してもらえるきっかけになるべく頑張っていきます。まずは「徳川家家訓」から聴いてみて下さい！

Interviewer：平賀哲雄
Photo：山田秀樹