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ダイアン・バーチ 「日本のファンに聴かせたい曲」プレイリスト & japan(finds) Vol.8「ダイアン・バーチに聴かせたい日本の楽曲」
5月に公演を控える若きシンガー・ソング・ライター、ダイアン・バーチ。2009年のデビュー以来、【FUJI ROCK FESTIVAL 2010】に出演。また、第2回CDショップ大賞の洋楽賞にも選出されるなど、ここ日本でも厚い支持を集めている。今年3月には、初めて自身でプロデュースした意欲作『NOUS』リリースし、ビルボードジャパンでもインタビューを行っている。
ダイアン・バーチ 『NOUS』インタビューはこちら>
さらに、「ダイアン・バーチに聴かせたい日本の楽曲」全12曲を聴いた、ダイアン本人からのコメントが到着!
01. I’m the Man That Will Find You. - Conan Mockasin
水中ですべてが横滑りしていくような感覚の中、昔のプリンスの曲を聞いているみたい!
02. Benjamin Clementine - Condolence
ヒップホップ・ドラム・ビートに乗せたビューティフルなクラシックっぽいピアノの音色がとても気に入ってる。まるで2つの世界がぶつかり合っているよう… そして彼のソウルの底からマジカルな歌声が波のように押し寄せてくる。
03. Eyes of Mine - D’Angelo- Me and Those Dreamin'
最高にグルーヴィーで、彼の常に素晴らしいゴスペル・ハーモニーとリズム感覚が伺える。最近、ゴスペル&R&Bを聴きたいモードになってるから、 お気に入りのディアンジェロの曲をもう一度聴き直しているの。
04. Untitled 05 - Kendrick Lamar
ケンドリックの奥深く、洗練されたアーティスト性が大好き。今作がリリースされたことで、私の中で彼の作品にさらに箔がついた。この曲はしょっちゅう 聞いてる。直線的で、ラップトップが主流のデジタルな今の世の中で、この曲のジャズ感と実験的な要素はすごく新鮮に感じるわ。若い世代に自身の音楽ジャンルについて知識を与えているのは、とても喜ばしいことね。
05. Lazarus - David Bowie
ボウイが亡くなった直後に『★』(ブラックスター)をダウンロードしたんだけど、彼が亡くなった時の様子を知った後、1日中この曲を聴きながら泣いていた。アルバムの中で一番心に残る1曲で、「look up here i'm in heaven...」という詞には聴くたびにゾクゾクさせられる。亡くなってもアーティスト。デヴィッド・ボウイに“終わり”はない。
06. Floating - Julee Cruise
デヴィッド・リンチとアンジェロ・バダラメンティが手掛けたこのドリーミーな曲はヘビロテしてるわ。この曲が収録されているアルバムは何十年もお気に入りだったんだけど、その存在を最近バーで聴くまですっかり忘れていたの。その時、今冬のベルリンのような雨の暗いムードにピッタリだってことを思い起こさせてくれ たわ。
07. Smokin’ (empty, try another) - Joni Mitchell
ジョニの曲としては変わった選曲かもしれないけれ ど、彼女のワイルドな創造性とアーティストとしての幅広い表現力を象徴するような音世界の中で、背景のハーモニーとファンキーなギターライン がすごく映えてるわ。
08. Glory Box - Portishead
この曲のプロダクションはお気に入りの一つで、14歳で初めて聞いた時から私にとってインスピレーションとなっている。ヴォーカルは穏やかで女性的だけれど、弱さの中にも詞的な威力とパワーがあって、そしてそれに加わる男性的な低音。下がっていくグルーヴィーなベースラインとコーラス部分にサンプリングされているストリングスは、エッジと知性が完璧にバランスされたダークかつ暖かなムードを彷彿させてくれるわ。
09. Waterfalls - Paul McCartney
5年前に初めて聴いた時から、この曲には夢中。まるで自分の弱さをリスナーに提示しているような、ちょっと揺らぎのあるヴォーカルがとても魅力的なの。お気に入りの1曲で、Soundcloudでは私のカヴァー・バージョンが聴けるわ。/p>
10. What's On Your Mind - George Benson
ジョージ・ベンソンは、四六時中、毎日でも、ずっと聴いていられる!私が大好きなスムースなポスト・ディスコ・サウンドに、バターのようにとろけるヴォーカル。私の聴覚が欲する、完全なる“音楽的ご馳走”ね。
11. Weak - SWV
私好みのR&Bラヴ・バラードで、大概ポップ・ソングのヴァースはムーディーな方が好きなんだけど、この曲のエネルギー漲るコーラスは聴くたびに口ずさみたくなる!
来日公演情報
Diane Birch
~NOUS tour 2016~
ビルボードライブ東京:2016/5/9(月)~5/10(火)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2016/5/11(水)
>>公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
ダイアン・バーチ / Diane Birch (Vocals, Piano, Keyboards)
エリヤ・ライヒェン / Eliyah Reichen (Keyboards)
スチュアート・マシューマン / Stuart Matthewman (Saxophone)
マーティン・シュトゥンプフ / Martin Stumpf (Bass)
ヤニス・ゲルラッハ / Janis Görlich (Drums)
リリース情報
関連リンク
japan(finds) Vol.8: Diane Birch
「ダイアン・バーチに聴かせたい日本の名曲」全12曲を聴いた、ダイアン本人からのコメントが到着!
来日アーティストに日本の様々なものを探求、発見してもらう企画『japan(finds)』。来日を記念して、ダイアン・バーチに聴かせたい日本の楽曲をアーティストのプロフィールとともに送り、ダイアン本人の感想を発表する本企画。
想定以上の応募があったため、急きょ、予定していた10曲に2曲を追加し、全12曲を選定。常にハイセンスな音楽を届けてくれる彼女に、日本の楽曲はどのように響いたのか。ダイアンならではの独自の解釈は必見。
無数のライトが輝くスタジアムにいるような気分
鬼束 ちひろ「流星群」
無数のライトが輝くスタジアムにいるような気分。彼女の歌声は、イタリア人歌手のラウラ・パウジーニを連想させるわ。とっても素敵ね。
美しいハーモニーが最高ね
ゴスペラーズ「星屑の街」
私の中で、ボーイズⅡメン、ブライアン・ウィルソン、カーペンターズと同じエリアにゴスペラーズを追加しておくわ!美しいハーモニーが最高ね。
90年代のハードロックなコンサートにいる10代の気分
SCANDAL「Stamp!」
イケてるガールズバンドね、とっても好きよ!この曲を聴くと、90年代のヘッドバンギングしちゃうハードロックなコンサートにいる10代の気分。隣には片思い中の大好きな男の子がいて、でも私はそんな雰囲気を一切出さず、超カッコつけているから、彼は全く私の気持ちに気付かないってシチュエーション。
とても落ち着いた歌声の持ち主
空気公団「風に乗った言葉」
彼女はとても落ち着いた歌声の持ち主だわ。カクテルを飲みながら過ごす土曜の午後にかけるのにぴったりの歌ね!
ジェームズ・ボンドと一緒にスローダンスで祝う
岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
この曲すごく気に入ったわ!私の好みのディスコ・スイングに、劇的なビッグバンドの演奏、そしてそこにギターソロが加わって…最高ね!大金が積まれたヨット上で、夕陽の中、シャンパンを片手に、悪党からの脱出を、私の恋人ジェームズ・ボンドと一緒にスローダンスで祝う。この曲はそんな感じよ!
ライドシンバルも気に入ったわ!
妹尾美里「Merry-go-round」
鍵盤を押す指が、まるでバレリーナがクールな雰囲気のジャズ・バーに転がり込んだようにダンスしている、そんなピアノ演奏がとても素敵ね。ライドシンバルも気に入ったわ!
目をシャキッとさせるには完璧な曲
PASSPO☆「少女飛行」
この曲はとても面白くて、心臓が少しドキドキしたのは確かよ。早朝にかけるには良いか悪いかは分からないけど、目をシャキッとさせるには完璧な曲ね!
ビロードのように美しい声
阿部芙蓉美「highway, highway」
▲阿部芙蓉美(Fuyumi Abe) "highway, highway" music video
彼女はビロードのように美しい声をしているわ。窓を開けてひまわり畑を一望しているような、そんな気分にさせてくれるわ。
とても予想できないようなコードチェンジ
FREEBO「猫 Ⅱ」
とても予想できないようなコードチェンジね。この曲が持つ質素感と曲の間隔が好きだわ。シンプルなギターと素敵な声の掛け合いは、いつ聴いても良いものね。
ハスキーボイスも力強くて堂々としている
GLIM SPANKY「MIDNIGHT CIRCUS」
この曲が醸し出すクラシック・ロックの憂鬱感ある雰囲気が良いし、彼女のハスキーボイスも力強くて堂々としているわね。ギターフックもカッコいいわ。
ロマンチックな映画のエンディングみたい
くるり「Baby I Love You」
ヴォーカルが全て合わさったコーラスがとてもいいわ。まるで主人公の男が、飛行機で旅立ってしまう恋人を引きとめようと、スケートボードで街を駆けぬけるロマンチックな映画のエンディングみたい。人ごみの中を必死に通り抜ける彼を見つけるや否や、カバンを落としてスローモーションで彼の元へ駆けつけ、熱烈なキスで幕を閉じるのよ
ムーディーでドラマチックな曲調がすごく好き
Aimer「誰か、海を。」
Wow!彼女の歌声はとても美しくて聴いていて興味深いわ。ムーディーでドラマチックな曲調がすごく好き。フレディ・マーキュリーとフィオナ・アップルをミックスして、そこにビョークのような迫力を加えた感じね!廃墟したゴシック様式の大豪邸の暗い廊下を白いナイトガウンを着た少女が揺るぎない好奇心の中、蝋燭1つ灯して歩く姿を、美しいハーモニーから連想したわ。今回のリストの中でこの曲が一番のお気に入りソングね。
来日公演情報
Diane Birch
~NOUS tour 2016~
ビルボードライブ東京:2016/5/9(月)~5/10(火)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ大阪:2016/5/11(水)
>>公演詳細はこちら
INFO: www.billboard-live.com
BAND MEMBERS
ダイアン・バーチ / Diane Birch (Vocals, Piano, Keyboards)
エリヤ・ライヒェン / Eliyah Reichen (Keyboards)
スチュアート・マシューマン / Stuart Matthewman (Saxophone)
マーティン・シュトゥンプフ / Martin Stumpf (Bass)
ヤニス・ゲルラッハ / Janis Görlich (Drums)
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