Special
Bay City Rollers来日直前インタビュー
76年の「サタデイ・ナイト」の全米No.1ヒットで、米国、日本でも大ブームを巻き起し一世を風靡したスーパーグループのリードボーカル、レスリー・マッコーエンに、今回のライブの見どころはもちろんメンバーの現在、日本とのつながりについて聞いてみた。
日本が大好きだという彼の、ファンの期待に真摯に向き合う姿勢にライブへの期待が高まる!
ベイ・シティ・ローラーズの曲で皆一緒に青春時代に戻ろう!
「子どものころから歌うことに本当に夢中だった。
だからいつか有名なグループのリードシンガーになると確信していたよ。」
――今回のライブで、未発表の新曲を披露する予定はありますか?見どころや、バンドメンバー等について紹介してください!
レスリー・マッコーエン(以下レスリー):年内にイギリスと日本でリリースされる予定の新曲の中から1〜2曲演奏できればと思ってるよ。それからベイ・シティ・ローラーズの曲も公演ごとに変えて演奏する予定なので、それぞれの公演が違ったものになるはず。メンバーは、もちろん僕がリードシンガー、アラン・ロングミュアーがリズム・ギターを担当する。そこに、ベースのサイ・マルヴィー(Si Mulvey)、リードギターのフィル・ヘンドリクス(Phil Hendriks)、ドラムのダン・ゲスト(Dan Guest)、キーボードのスコット・マガウアン(Scott McGowan)というすばらしいバンドが加わる予定だよ。
――レスリーさんは学生時代、アメリカのThe Monkeesのファンだったそうですが、他に影響を受けたミュージシャンは誰ですか?
レスリー:ザ・モンキーズは正確にはテレビ番組から生まれた架空のバンドで、1965年から1971年に活動していたんだ。1965年の当時、僕は10歳で小学生だった。週に1回、学校から帰ると『ザ・モンキーズ・ショー』を観ていたのを覚えている。番組は楽しかったし、曲もキャッチーだった。今でもザ・モンキーズの音楽は好んで聞いているよ。彼らからはいい意味でたくさん影響を受けたし、なによりも音楽を通して幸せな時間を人々に提供することについて学んだんだ。もちろん、他にも好きなアーティストはたくさんいる。なかでも大きな影響を受けたのは、ザ・ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ロキシー・ミュージック、ザ・ローリング・ストーンズ、エルヴィス・プレスリーかな。それから、特に『ジギー・スターダスト』時代のデヴィッド・ボウイも。
――1976年、日本の熱狂的なファンに迎えられた初来日の時の印象や思い出はありますか?
レスリー:東京に到着してすぐに日本が大好きになった。日本で見るものすべてが、それまでの人生で訪れた場所や経験してきたこととはまったく違って本当に感動したんだ。スコットランドからきた5人の男の子に、日本のファンが夢中になっていることに驚いたし、光栄に思ったよ。
――ベイ・シティ・ローラーズを結成した時、あれだけの人気を集めて成功すると予想していましたか?
レスリー:ベイ・シティ・ローラーズに加わらないかと最初に誘われたときは、スレッショルド(Threshold)という自分のバンドですでに音楽活動をしてたんだ。子どものころから時間と場所さえあれば歌っていたし、歌うことに本当に夢中だった。だからいつか有名なグループのリードシンガーになると確信していたよ。僕の場合、ラッキーなことにすべてが現実になったんだ。
――ベイ・シティ・ローラーズのオリジナル曲で、レスリーさんの好きな曲を教えてください。
レスリー:お気に入りは「ベイ・シティ・ローラーズのテーマ (Shang-a-Lang)」。 いかにもベイ・シティ・ローラーズらしい曲だからね。若かりし全盛期のころの僕たちのすべてが表れていると思うんだ
――今回はオリジナルメンバーのアランさんと来日との事でファンも楽しみにしています。当時のオリジナルメンバーの現在は?
レスリー:それぞれがさまざまな道で活躍していたんだよ。デレク・ロングミュアーは、ここ20年間、エジンバラ王立病院で循環器科の看護師として勤めてきた。一方でフォーク・ミュージシャンになったエリック・フォークナーは今でも作曲したり演奏したりしている。アラン・ロングミュアーと僕、それからスチュアート・ウッディ・ウッドはご存知の通り、最近再び一緒に音楽活動を始めてイギリスで公演を行っている。公演は完売になるほど盛況だった。それに加えて自分で結成したレジェンダリー・ベイ・シティ・ローラーズ(Legendary Bay City Rollers)というバンドでもツアー活動をしていて、ベイ・シティ・ローラーズの曲を世界中で演奏しているんだ。
――ベイ・シティ・ローラーズがデビューした当時と、現在とでは音楽業界はかなり変化したと思いますが、どのように受け止めていますか?
レスリー:かつての音楽業界は確実に衰退したし、この世界ではあらゆることが常に流動的で変化している。とはいっても、新しい音楽業界への移り変わりは楽しんでいるし、その仕組みを学んでいるところだよ!
――今、気になっているアーティストはいますか?
レスリー:正直今は自分のプロジェクトが忙しくて、新しいアーティストの音楽を聴く時間がないんだ。
ファンには特別な愛情をもっているし、演奏していると、
ファンたちから同じくらい強く愛されているのを実感するんだ。
――レスリーさんは昨年に引き続いての来日ですが、日本での根強い人気の秘訣は何だと思いますか?
レスリー:日本のファンとは、長い時間をかけて積み上げてきた特別な繋がりがあるんだ。ファンのことは本当に大切に思っているよ。ファンには特別な愛情をもっているし、演奏していると、ファンたちから同じくらい強く愛されているのを実感するんだ。
――レスリーさんはいつまでも若々しいですが、その秘訣を教えてください。
レスリー:できることならずっとティーンのままでいたいよ。でもこの気持ちと情熱を保つために、もっといろんなことをして、もっと演奏して、もっとレコーディングして、人生のすべてを楽しむようにと自分自身を駆り立てるようにしているんだ。
――日本の曲で知っている曲はありますか?
レスリー:日本の曲ではザ・タイガースの「銀河のロマンス」と「花の首飾り」の2曲を特によく知ってるよ。素敵な曲だから、英語で作詞してそれぞれを「Sylvie My Love」と「You're the Woman for Me」というタイトルでカバーしたんだ。両曲とも『エゴトリップ』という僕のアルバムのシングル曲として発表されたんだよ。
――最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
レスリー:ツアーでベイ・シティ・ローラーズの曲を演奏するのをとても楽しみにしているよ。一緒に青春時代に戻ろう!
来日公演情報
Bay City Rollers
ビルボードライブ大阪
2016年2月22日(月)
1stステージ 開場15:30 開演16:30
2ndステージ 開場18:30 開演19:30
⇒詳細はこちら
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(東京都)
【会場公式サイト】
2016年2月20日(土) ・ 2016年2月21日(日)
※整理番号付プレミアム・チケット
自由席¥15,000【発売中】
【東京公演の問い合わせはこちら】
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チケットぴあ 0570-02-9999(P-code: 283-339)
e+⇒詳細はこちら
関連リンク
ベイ・シティ・ローラーズ ヴェリー・ベスト
2009/07/22 RELEASE
BVCP-20048 ¥ 2,934(税込)
Disc01
- 01.バイ・バイ・ベイビー
- 02.ベイ・シティ・ローラーズのテーマ
- 03.朝まで踊ろう
- 04.恋をちょっぴり
- 05.想い出に口づけ
- 06.太陽の中の恋
- 07.夢の中の恋
- 08.恋のゲーム
- 09.サタデイ・ナイト
- 10.すてきな君
- 11.二人だけのデート
- 12.イエスタデイズ・ヒーロー
- 13.明日に恋しよう
- 14.マネー・ハニー
- 15.ロックン・ロール・ラヴ・レター
- 16.愛をささやくとき
- 17.ラヴ・ミー・ライク・アイ・ラヴ・ユー
- 18.ひとりにしないで
- 19.アイム・ア・フール
- 20.青春のささやき
- 21.レッツ・プリテンド
- 22.ビー・マイ・ベイビー
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