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8 AMAZING ALBUM COVERS ~日本人アーティストによるアルバム・ジャケット集
夏と言えばフェス、秋と言えば…「芸術の秋」にちなみ、いつもと少し視点を変えて、世界で活躍する芸術家やイラストレーターがジャケットを手掛けた作品をご紹介。
■□■ 横尾忠則 ■□■
『COCHIN MOON』/細野晴臣
(1978年)
インパクトのあるこちらのジャケットを手掛けているのは、日本における現代美術の巨匠、横尾忠則。細野が横尾と一緒にインドを旅した経験をもとに制作されたサイケデリックで実験的な作品となっている。ちなみに、横尾はマイルス・デイビス『アガルタ』、サンタナ『ロータスの伝説』など、海外アーティストのジャケットも手掛けている。
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■□■ 奈良美智 ■□■
『ハッピー・アワー』/少年ナイフ
(1998年)
ニューヨーク近代美術館(MoMA)に作品が所蔵されるなど世界的評価をうけるポップアート作家、奈良美智。大のロック/パンク好きとしても知られ、これまでに多数のジャケットを手掛けている。少年ナイフのほか、R.E.M.、マシュー・スウィートの作品などでも奈良の描く特徴的なイラストレーションを見ることができる。
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■□■ 村上隆 ■□■
『グラデュエーション』/カニエ・ウェスト
(2007年)
カニエが2007年にリリースしたサードアルバムのジャケットを手掛けたのは、ルイ・ヴィトンとのコラボ「モノグラム・マルチカラー」などで知られる村上隆。村上の手掛けた同作のアートワークについて、カニエ自身も当時のインタビューなどで「ダサいジャケットの多いHIPHOPシーンに新たな風を吹き込んだ」と自信満々に語っている。
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■□■ 会田誠 ■□■
『ビバナミダ』/岡村靖幸
(2013年)
音楽シーンで独特の存在感を誇る“岡村ちゃん”こと岡村靖幸のシングルジャケットを手掛けたのは、現代美術界の風雲児にして問題児、会田誠。自身の個展のタイトルを「天才でごめんなさい」と命名する会田と岡村ちゃんの唯我独尊の世界観にはどことなく共通するものが。同い歳でもあるという2人による納得のコラボだ。
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■□■ 草間彌生 ■□■
『ラッキー』/TOWA TEI
(2013年)
ヴィヴィッドな水玉模様を施した作品で知られる草間彌生とコラボを果たしたのは、テイ・トウワ。2013年にリリースした7thアルバム「LUCKY」のジャケットは草間のトレードマークである水玉模様を纏っている。ルイ・ヴィトンやシンプルながらインパクト大のアートワークはさすがとしか言いようがない。
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■□■ 山口晃 ■□■
『LIFE IN DOWNTOWN』/槇原敬之
(2006年)
大和絵や浮世絵のタッチを用いた独特の画風で人気を誇る山口晃。彼の作品を一目見たときからファンになったという槇原敬之からのオファーにより実現したこのコラボ。下町をテーマにした同作のイラスト。よく注意してみると収録曲の内容とリンクしているシーンをいくつも発見できる。これぞ本当のコラボレーションといえるだろう。
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■□■ 林静一 ■□■
『乙女の儚夢』/あがた森魚
(1972年)
ロッテ『小梅ちゃん』のキャラクターなどで知られる林静一の漫画『赤色エレジー』にインスパイアを受け、同名の楽曲を制作し大ヒットさせたのが、あがた森魚。『乙女の儚夢』は、「赤色エレジー」も収録されたあがた森魚のメジャーデビュー作。大正浪漫を感じさせるジャケットがアルバムの内容と見事にマッチしている。
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■□■ 田名網敬一 ■□■
『ANSWER』/SUPERCAR
(2004年)
SUPERCARの実質ラスト・アルバムとなる同作のアートワークを手掛けたのは、日本におけるサイケデリック・アートの先駆者、田名網敬一。60年代にモンキーズやジェファーソン・エアプレインのレコード・ジャケットを手掛けたこともある田名網は、SUPERCARのメンバーのような次世代のアーティストからも絶大な支持を受けている。
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■□■ 長岡秀星 ■□■
『ディスカヴァー・アメリカ』/ヴァン・ダイク・パークス
(1972年)
最後にピックアップするのは、数々の名盤ジャケットのアートワークを手掛けたことで知られる画家の長岡秀星。70年に渡米し、72年発表のヴァン・ダイク・パークスによる同作を皮切りに、カーペンターズ、アース・ウィンド&ファイアー、ELO、ジョルジオ・モロダーなどの作品のジャケットを制作している。
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Text: 多田 愛子
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