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「聴き手が自分で判断出来るように、より幅広い何かを提示する」 ―【マーキュリー・プライズ】受賞!ヤング・ファーザーズ インタビュー
英スコットランド・エジンバラにて“G”・ヘイスティングス、アロイシャス・マサコイ、ケイアス・バンコールにより結成されたヤング・ファーザーズ。14歳の頃から一緒に音楽を作り始め、2009年に「Straight Back On It」でデビューし、2011年には1st EP『Tape One』を発表。その2年後にWhy?やBathsが所属するLAのオルタナティヴ・ヒップホップ・レーベル<Anticon>よりリリースされた『Tape Two』は、EPにも関わらず、2013年度のスコティッシュ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2014年1月に発表された待望の1stフル・アルバム『デッド』では、ヒップホップをベースに、R&B、ポップからトライバル・ミュージックまで様々なジャンルを吸収した唯一無二なサウンドで話題を浴び、その年にイギリスとアイルランドで発表された作品の中から最も優れたアルバムを表彰する【マーキュリー・プライズ】でデーモン・アルバーンやFKAツイッグスらなどの強敵を下し、見事受賞を果たす。
そんな彼らが約1年という短いスパンで発表した最新作が『ホワイト・メン・アー・ブラック・メン・トゥー』だ。ジャンルがかつてほど意味をなさない現代の音楽シーンのメタファーとも言えるタイトルからも読み取れるとおり、2015年らしい柔軟な発想と感覚を持ちながら、常に音楽と真摯に向き合う彼らのスタンスを具現化した意欲作となっている。今作で世界的ブレイクが期待されるヤング・ファーザーズのケイアス・バンコールに、彼らなりの“ポップ・アルバム”を提示した今作について話を訊いた。
どんな音楽を作るべきだとか、そういった要求してくる
沢山の人たちと向かい合わなければいけなかった
?? 3人は幼い頃から一緒に音楽を作っているそうですが、出会った当時はどういった音楽やアーティストが共通項となっていたのですか?
ケイアス・バンコール:当時は、ライブでプレイしていた音楽が共通だった。レゲエとかヒップホップとか、そういった音楽をプレイしていたんだ。でも学生だったからスクール・ディスコみたいなダンス・ミュージックも聴いていたよ。
??3人がよく聴いていたアーティストはいますか?
ケイアス:そうだな…音楽は全般的に聴いていたから特にはいないけど、ショーン・ポールは皆よく聴いてたね。でも彼から影響を受けてるってわけではない。幼い時って、周りが聴く音楽とか、人気のあるものを聴くものだからさ。自分の本当のテイストを確立させるには時間がかかるものだよね。
??音楽を作り始めたのはいつ頃ですか?
ケイアス:かなり前だよ。俺たちが出会った時から。14歳の頃にレコーディングを始めたんだ。当時俺たちが作りたかったのは、良いアレンジと良いメロディのあるポップ・ソングだった。Gの家にあったカラオケマシーンと安いレコーダーを使って、22時にGのお袋さんに追い出されるまで、地下室でレコーディングしてたんだ。「もう片付けて!いい加減にしなさい!皆帰らないと!」って具合に(笑)。その後、バス停まで歩きながら作った曲について話し合ったり、ビデオになったらどうなるかなんて話もしてた。14歳で作った曲だったけど、全て自分たちにとってはヒットだったし、人にいつ聴かせても恥ずかしくない作品だったんだ。
??ヤング・ファーザーズとして活動をスタートする際に、どんなサウンド、またメッセージ性のある音楽を作っていきたい、などヴィジョンの策定は行いましたか?それとも活動を続ける上で、自然と培われたもの?
ケイアス:作り始めた時は、まだそこまでは定まっていなかった。あと、どんな音楽を作るべきだとか、そういった要求してくる沢山の人たちと向かい合わなければいけなかったんだ。当時は若かったから、もちろん彼らの言う事を聞いてた。大人たちが言うなら、そっちの方がいいのかもしれないと思ったしね。で、それを続けて実際に出来たものを聴いてみたら、自分たちがハッピーじゃないことに気づいたんだ。ビジュアルもそうだし、全然満足出来なかった。で、一週間自分たちを部屋に閉じ込めてとにかく毎日自分たちの書きたい曲を書き続けた。そこで初めて開放感を感じることが出来たし、今の自分たちのサウンドが出来上がっていったんだ。アートワークもビデオも、全て自分たちの思うように作る事が出来たしね。
??現在はメンバー全員20代後半ですが、アーティスト、表現者として、成長したと思う部分は?
ケイアス:日々勉強っていうのが自分の中では大きくて、自分たちが成長したなという実感はまだない。もちろん、日に日に何かがベターにはなっているんだろうとは思うけどね。常に曲を書き続けて、常に出来る事をやって、とにかく忙しく活動していたら、自然と全体が良くなっていくんだと思う。日々勉強、日々練習さ(笑)。
??その中でも、自分たち自身でも「ここは前と比べたら良くなったな」と思える部分はありますか?
ケイアス:いや、まだ全てが進化途中だね。まだまだ達成出来ていないことが沢山ある。まだ充分な人たちに自分たちの音楽を聴いてもらえていないから、もっと多くの人にこれから自分たちの音楽を届けられるようにならなければいけない。そのために、これからも出来る限りのことをしていきたいと思ってるんだ。新作に限らず、『デッド』もまだまだ沢山の人たちに聴いて欲しいしね。
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白黒だけに分けず、
もっとその間にスペースがあることをちゃんとわかっていれば、
皆自分の才能や生まれ持ったものをベストに活かせる
▲ 「Get Up」 (Live @ 2014 Barclaycard Mercury Prize Awards)
??とは言え、前作『デッド』が【マーキュリー・プライズ】を受賞したことで、自分たちの音楽がより多くの人々の耳に届くようになりましたよね。
ケイアス:そうそう、その通り。すごく嬉しいよ。受賞して何が一番嬉しかったかって、正により多くの人たちが自分たちの活動に注目するようになってくれたことだった。ジャンルも定まってないから、これまで自分たちの音楽をわざわざ聴こうという人たちは少なかったと思う。例えば、ヒップホップ好きの人たちの中には、完全なヒップホップじゃないし、メロディックでもある俺たちの音楽を、“変な音楽”として避けてきた人たちもいたかもしれない。でも受賞のおかげで、「受賞した音楽なんだったら聴いてみようかな」っていう人たちが増えてくれたと思うんだ。
??受賞前と受賞後で、身の周りで起こった一番大きな変化は?
ケイアス:やっぱり一番の変化は、より多くの人たちが俺たちを知ってくれるようになったこと(笑)。シンプルにそこだね。パフォーマンスも沢山するようになったし、テレビでも流れるようになったし、それは自分たちの音楽を人に発見してもらうにはすごく大きなポイントだと思う。俺たちみたいなバンドがいるんだっていうことを知ってもらうにはね。あとは全然わからない。ベルリンでのニュー・アルバムのレコーディングもあったし、それが4月にリリースされる。とにかく忙しすぎて生活には全く変化がないんだよ(笑)。
??今少し触れましたが、最新作『ホワイト・メン・アー・ブラック・メン・トゥー』は、ベルリンの地下室でレコーディングされたそうですね。なぜこの場所を選んだのですか?
ケイアス:理由はいくつかあるんだけど、一番の理由は、そこに留まってとにかくレコーディングを終わらせようということだった。去年の始めの時点で、ニュー・アルバムのレコーディングをして、年の終わりまでにはレコーディングを終わらせることは決めていたんだ。そしたらそこからツアーでものすごく忙しくなって、USツアーの時からやっとアイディアについて話し合うようになって、曲を作るようになった。曲のアイディアを色々な場所で時間が出来た時にiPhoneに録音したり、オーストラリアでアルバムのための最初の本格的なレコーディングをしたり、そこからまたライブをやって、少しエジンバラに帰ってきた間にまたレコーディングしたり…とにかく140もライブがあったから、その合間に色んな場所で少しずつレコーディングするっていうのが、すごいフラストレーションだったんだ。前回のアルバムは全て同じ部屋でレコーディングしたし、そっちの方が自分たちには合っていた。それで今回も、この状況から一回距離をおいて、どこかに行ってとにかくそこで一度集中して何が出来るかやってみよう、ということになったんだ。ツアーの場所とスケジュールも考えつつ、空いた時間とその時に出来る場所で一度集中してレコーディングすることにしたんだよ。
??日本でライブをされたことはまだないんですよね?
ケイアス:そう。まだ日本には一度も行った事がないんだ。来日は俺たちの夢だね。日本に行って、日本の皆が俺たちのレコードをどう思うか、音楽から何を感じるかを直接聞きたい。アメリカ、オーストラリア、UK、その他のヨーロッパの殆どの国、南アフリカに行ったけど、どの場所も違っていたし、皆の反応も様々なんだ。だから、是非日本に行って現地の反応を見たり、新しい経験をしたいね。ツアーで旅をすると、行く先々で新しい経験が出来るから、人としてもすごく成長出来るんだ。
??そういった体験は、曲作りにも活かされていますか?
ケイアス:うーん、どうだろう…意識的に何かを取り込もうとはしていないから…自分たちの曲作りのプロセスには元々境界線がないんだ。ルールもマニュアルもない。決まっているのは、ただ自分自身に正直でいることだけ。ただ自分たちを素直に表現しようとしているだけなんだよね。元々がそれぐらい何でもアリだから、自分たちが特別何かに気づくほど影響してはいないかも(笑)。でももちろん、各地で異なる皆の色々な反応を見ると感化されるし、ここの街の人たちはこういう音楽が好きなんだなというのを知る事も出来る。学ぶ事は沢山あるよ。
??ツアーをしていて、この国のライブが一番盛上がった、と思える国はありましたか?
ケイアス:それぞれの国で全然違うから、比べられないな。その土地その土地で本当に違うんだ。その国内でも良いこともあれば悪いこともあるし、良い人もいれば悪い人もいるし(笑)。
??確かに、場所でどうというよりも、個人個人、人それぞれですよね。電車の同じ車両の中でも色々な人がいるわけですし。
ケイアス:その通り。それが人生のコントラストなんだ。それはニュー・アルバムにも繋がっているんだよ。良い事もあるし、悪い事もあるし、良い人もいるし、悪い人もいる。そして、その間に存在するものもある。アルバム・タイトルはそのメタファーなんだ。白人と黒人というケースだけではなく、世の中には沢山のレイヤーがある。人種、性別、セクシュアリティ、宗教、すべてにおいてね。この性別だからこうでなければいけない、この宗教だからこうでなければいけないというのはない。世の中は白黒じゃないんだよ。白黒だけに分けず、もっとその間にスペースがあることをちゃんとわかっていれば、皆自分の才能や生まれ持ったものをベストに活かせると思うんだよね。
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聴き手が自分たちで判断出来るように、
より幅広い何かを提示することが俺たちが出来ること
▲ 「Rain Or Shine」 (BBC 6 Music Festival 2015)
??アルバムのタイトル『ホワイト・メン・アー・ブラック・メン・トゥー』にはそういう意味が込められているのですね。では、このタイトルが取られた曲「Old Rock n Roll」に込めた想いは?
ケイアス:歌詞のままだよ。読んでみて。元やルーツが何であれ、自分は自分だということ、そして、それでいいんだっていうことさ。
??反感を買いそうなタイトルをつけることで、リスナーを遠ざけてしまうかもしれないという懸念はありませんでしたか?
ケイアス:いや、それはなかったね。このタイトルをつけることで何かと戦おうとしているわけではないし、これは本当に「Old Rock n Roll」の曲の歌詞をとっただけだから(笑)。曲の中で、聴こえがいいものを選んだだけ。このタイトルには、何のエゴも含まれていないしね。
??サウンド面においては、前作『デッド』に比べると、より聴きやすく、バランスが取れた作品になったような印象を受けるのですが、こういったことは意識していましたか?
ケイアス:どんなサウンドを作ろうと考えてスタジオに入ることはないんだ。これを加えなきゃとかあれを加えなきゃとか、そういうことは考えない。それとは逆に、人が聴きやすいようにその曲が出来るだけミニマルになるようにする方が多いね。自分たちの感情が表れていればそれでいい。それが出来ないと眠れないんだ。オリジナルで、きちんと意味を持った特別な作品を作る事だけがこだわりだよ。
あとは、自分たちの影響を壊すことかな。影響を受けた音楽をそのままは使わないようにしているね。そうやって、何か新しいものを作ることを心がけているんだ。3人の背景も違うし、それがひとつの音楽に濃縮されているというだけでも新しいものが出来ると思うし。でも、そうやってクールなサウンドを作ろうとしているわけじゃない。他とは違うニッチなサウンドを作ろうとしているわけではないんだ。よりオープンになって幅広く物事をとらえているだけで、何か一つのものに捕われないものを作ろうとしているだけ。そういうものを作ることで、皆が沢山の音楽を知るきっかけになるとも思うしね。
▲ 「Girlfriend」 (Young Fathers Remix) / Phoenix
??なるほど。そういった様々なジャンルからの影響を“シームレス”に融合させる難しさというのは感じますか?
ケイアス:最初から最後まで勢いが止まらないレコードを作ることを心がけているから、常にリズムがあること、全てが繋がっていることが大事なんだ。間にスペースをいれないようにしているし、言葉のリズムも大切になってくる。それを実現しようとすることで、全てがその一列の流れに凝縮されるんだ。そうやって美しいものが出来る。本に書かれている全ての事を一行に詰め込む感じとでもいうかな。そこが何よりも一番難しい。でもそれをやるからこそ、最初から最後までリスナーはずっと旅をすることが出来るし、作品全体と繋がる事が出来て、その意味を理解することが出来るんだよ。
??マネージメントと交わされたメールの中で、アルバムについて「これはポップ・アルバムだよ。ポップ・アルバムとはこうあるべきだという、僕らなりの解釈なんだ。」と語っていますが、ポピュラー・ミュージックの領域内で、これらの問題について言及する重要さとは?
ケイアス:ポップって、時代によって変わると思うんだ。当時“ポピュラー”だったものがポップになるわけだからね。だからポップというものには制限がなくて、薄汚れたサウンドでもいいわけし、ちょっと変わっててもいいものだと俺は思う。俺たちにとっては、一番大きく、一番広いスペクトラムがポップなんだ。だから俺たちの音楽はロックやポップだと考えてる。それ以上に広いものはないからね。
しかし同時に、俗にいうロックやポップだけの音楽ではないとも思ってるけど(笑)。でもカテゴリーって、やっぱりまだまだ限られてるわけで、レコードショップにいくと、一番大きい売り場がポップの売り場だろ?俺たちの音楽は色々な音楽のジャンルに属してるから、一番広い”ポップ”が最も適してると思うんだ。ヒップホップだって、見方を変えればポップとも言えるわけだからね(笑)。俺たちはそう思ってる。だからその発言をしたんだ。
??常に音楽をジャンル分けしなければならないという概念を改革していかなければならないという、使命感のようなものはありますか?
ケイアス:自分たちが改革しようととは思わない。聴き手が自分たちで判断出来るように、より幅広い何かを提示することが俺たちが出来ることだと思うよ。その概念についてどう思うかは人次第だからね。カテゴリーっていうのは、ないと困ることだってあると思う。音楽にしろ旅先にしろ、カテゴリーがないとどう売っていいのかわからないし、人も手がつけられないと思う。でも俺たちの音楽を聴いてみて、「あ、こういう音楽もあるんだな。」って思ってもらえたらいいんだ。ポップだからこう聴こえないといけない、ヒップホップだからこう聴こえないといけないってわけじゃないということ、そのカテゴリーの中にも色々な姿や可能性があることを理解してもらえれば、それでいいんだよ。
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どうすれば人が数々存在しているものの中から
良い判断が出来るようになるかを考えることが重要
??近年、特にアメリカでは人種差別が根幹となった事件が多発していて、“プロテスト・ミュージック”の欠如が問題視されたりしていますが、そんな現状についてどんな風に感じますか?
ケイアス:プロテスト・ミュージックが欠如していることが問題とは思ったことはない。自分たちがプロテスト・バンドだとも思わないしね。自分がどうあるべきかをレクチャーされるのって、誰だって嫌だと思うし。だから、そういう音楽が増えたとしても、大きな変化はないと思うんだ。どうやって人に何かを教えようと考えるんじゃなくて、どうすれば人が数々存在しているものの中から良い判断が出来るようになるかを考えることが重要だと思う。一方的に教えられるのではなくて、何かの存在を知ることによって、人々がそれについて少なくとも考えてみようとすることが大切なんじゃないかな。もちろん、プロテスト・ミュージックを批判はしないよ。でも、ある一つの教えに捉われるっていうのも違うと思うんだ。そうではなくて、色々なことにオープンでないとね。
??では現在の音楽シーンにおいて、ヤング・ファーザーズが共感できる、または重要だと思うバンドやアーティストがいれば教えてください。
ケイアス:自分たちが好きなことをやりたい放題やってるから、他のバンドと共感っていうのは難しいな(笑)。素晴らしいポップ・ソングを作っていて、歌詞が素晴らしいアーティスト達には共感するね。表面だけの音楽ではなく、きちんと意味や背景のある音楽を作っているアーティストたち。それって作るのがすごく難しいコンビネーションだと思うんだ。ダンスできながらも、それ以上の何かを得る事が出来る音楽を作るって大変だと思う。アーティストやバンドの名前は今ちょっと出てこないけどね。
??4月の頭から長期間に渡ってアメリカ、ヨーロッパを回りますが、ヤング・ファーザーズにとってライブの醍醐味は?
ケイアス:全部だよ(笑)。サウンドと正直さ。ミスもあるかもしれないし、ちょっと盛り上がらない瞬間もあるかもしれない。でも、全てはフェイクじゃなくて俺たちのホンモノのフィーリングで出来ている。ステージでもレコーディングと同じアプローチなんだ。そういうライブの方が、よりリスペクト出来ると思うんだよね。人って別にバカじゃないんだから、偽物は偽物ってわかるはず。それがわかると、つまらなくなってしまうだろ(笑)?だから、演奏にしろ動きにしろ、なるべく自分たちらしくあろうと心がけているんだ。それが真の美しさだと思うからね。そこから皆が自由に感じ取りたいものを感じ取ってもらえればいいなと思う。
▲ 「Am I Not Your Boy/War」 (Live on KEXP)
??ライブ・バンドのドラマー、スティーヴ・モリソンは、どういった経緯でライブに参加することになったのですか?生のパーカッションが入ったことでライブ・パフォーマンスにどんな変化がありましたか?
ケイアス:彼と俺は同じ美大通ってたんだけど、その時に彼に会って、キャンパスですれ違った時にちょっと会話したことがきっかけで知り合いになったんだ。で、俺たちのショーにDJとして参加するようになって、それが膨らんでいってドラムをプレイするようになった。それがすごくバンドにフィットしたんだ。彼は俺たちにとって家族みたいな存在だね。彼が入った参加することで、サウンドやパフォーマンスがダイナミックになったし、それは未だに進化し続けているんだ。新作は前作に比べてよりライブ感が大きいから、あれをきちんとステージで披露できるようになるにはもっとリハーサルが必要だな(笑)。
??是非日本でも近々ライブが観たいですね。来日の予定はありますか?日本についてどんな印象を持っていますか?
ケイアス:まだ予定はないんだ。でも、チャンスを貰えたらすぐにでも行きたいと思ってる。自分たちで行くには高すぎて(笑)。日本は行きたくてたまらない場所のひとつなんだ。すごく活気のある場所っていうイメージがある。あとは、多くの文化とアートが詰まった国。それに、境界線を超えたアートが沢山ある印象。何かにとわられることなく、色々なものを取り入れたアートがある。それってすごく大切だよね。
??今日はありがとうございました!
ケイアス:ありがとう!日本に行くのが待ちきれないよ。
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