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オリー・マーズ 最新インタビュー~新作、バンド・エイド30への参加を語る
ワン・ダイレクションを輩出したイギリスの人気オーディションTV番組『Xファクター』からデビューしたオリー・マーズ。デビュー・シングル「Please Don't Let Me Go」で全英1位を記録、その後も3枚のシングル、2枚のアルバムが全英1位に輝くなど、UKでは絶大な人気を誇る彼。ここ日本でも2013年にデビューし、「トラブルメイカー feat.フロー・ライダー」がBillboard JAPAN洋楽チャートで1位を記録。ワン・ダイレクションの来日公演にオープニング・アクトとして出演、翌年行われた初の単独ツアーも大盛況に終わった。今年11月24日(日本盤は2015年1月14日)には、最新作『ネヴァー・ビーン・ベター』をリリースするオリーが最新シングル、バンド・エイド30への参加について話してくれた。
自分の性格を巧く表現している曲だ、って感じて、
僕のファンも気に入ってくれると思った
▲ 「Wrapped Up ft. Travie McCoy」 MV
??トラヴィー・マッコイをフィーチャーした「Wrapped Up」は、ディスコっぽい、過去をオマージュしたヴァイヴがありますが、同時にとても新鮮に聴こえます。この曲を制作していた時、どのようなことを考えていましたか?ディスコっぽくしたのは意図的だったのですか?
オリー・マーズ:色々な曲を書いていて、僕が「今日は、少しディスコっぽくて、オールドスクールな曲をやってみよう。」と言ったんだ。そして出来上がったのが、この曲。曲を書いてる時に、シングルになるとは思っていなかった。ヴァイヴに身を任せただけ。ほぼ瞬時に、「これはスゴクいい曲で、ヒットになるんじゃないか。」と感じたね。それが曲のヴァイヴ。ディスコ・ミュージックは大好きなんだ―特にアース・ウィンド&ファイアー、それとシック、あの時代の音楽はとてもポピュラーで、ステージでパフォーマンスするのが好きなんだ。
??ミュージック・ビデオもとてもクールですが、ちょっと危険そうにも見えます。ビデオを撮影している時に何度も転倒するようなことはありましたか?
オリー:うん、何度か転倒したよ。でも、それって僕にとっては普通のことで、ビデオの撮影ではそんなことばかだよ。この曲は特にトリッキーだったから、いつもに増してだった。とても楽しい撮影だったよ。すっごくクールなパフォーマンス・ビデオだよね。自分の踊りも披露することができたし、とても満足しているね。
▲ 「Wrapped Up」 (Behind the Scenes)
??振付師は、シーアの「Chandelier」のMVを手掛けたライアン・ヘフィントンですが、彼からダンスに関してのアドヴァイスはありましたか?
オリー:言われてみれば、なかったな。もちろんダンサーたちには指示を与えていたけれど。「僕にどういう風にしてほしい?」って一応訊いたんだ。そしたら「オリー。自分らしくやればいいよ。ありのままの自分。君が得意なことを楽しみながらやればいい。」って言われたから、「よし、クール!」って答えたよ。だから、ビデオの中での僕の踊りはほぼフリースタイルだよ。
??「Wrapped Up」をレコーディングしていた時に、1stシングルになるとは思っていなかったと言っていましたが、そうする決断はどのように下したのですか?
オリー:人間としての自分を表す曲が欲しかったんだ。愉しくて、ハッピーで、憎めなくて、グッドフィーリングな曲だよね。シングルになると思っていなかった、というのを詳しく説明すると、曲作りをしてる時に、それが1stシングルになるかなんてわからないんだよね。最終的にその1曲を選ぶか、なんてその時はわからない。僕は曲がヒットだと信じているけれど、それは書き終わるまでわからないことなんだ。自分の性格を巧く表現している曲だ、って感じて、僕のファンも気に入ってくれると思ったんだ。願わくば、他のみんなにも気に入ってもらえればと思っているよ。
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アメイジングで、とても楽しい時間を過ごせた
ビデオを含め、すべて最高
??アメリカではまだ1枚しかアルバムがリリースされていませんが、イギリスでは、今作が4作目となります。プロモーションの面で、2つの国の間でバランスをとるのは難しいですか?
オリー:難しいよ、アーティストとして応対しなけらばならないからね。世界中の人々に自分の音楽を聴いて欲しいわけで、リリースするだけではダメなんだ。自分の顔が見えなければいけない。その国へ足を運び、ライブをして、ラジオ番組にも出演し、ツアーも行わなけならない。僕自身それを貫くつもりだよ。それってすべてのアーティストがやりたいことだと思うよ―自分の足で出向き、プロモーションを行う。飛行機にずっと乗り続けなければならないのはキツイけど、それも仕事の一部だから仕方ないよね。
??因みに、アメリカにはいつ戻ってきてくれますか?
オリー:来年1月には、マネージャーたちとバンドと戻る予定。1月に色々なことをしにまた行くよ。アメリカに戻るのは、1年のスタートするのにピッタリだね。楽しみにしてるよ。
??アメリカでリリースされたアルバムは、イギリスでリリースされた1stアルバムと2ndアルバムの内容を織り交ぜたものでしたが、最新作もそうなるのですか、それともイギリスと同じバージョン?
オリー:アメリカもイギリスと同じバージョンになる。今のところは、そう言われてるよ。とは言え、こういうことはレコード会社の判断によるんだよね。最新作には新曲が収録されると思うよ。僕の曲の中で「Troublemaker」は、去年アメリカでヒットしたから、もしかしたらそれは収録されるかも。どうだろう…、でも多分同じアルバムになると思うよ。
▲ 「Do They Know It's Christmas? (2014)」 MV
??そしてバンド・エイドのことを訊かないとですよね。土曜日にシングルをレコーディングしたと思いますが、素晴らしい経験だったでしょうね。
オリー:とてつもない経験だったよ。数々のイギリス人アーティストたちと集まるのは素晴らしかった。アメイジングで、とても楽しい時間を過ごせた。ビデオを含め、すべて最高。曲にフィーチャーされるだけでも光栄だよ。とっても満足してる。僕と僕の家族にとって特別な瞬間だった。世界中の人々が曲を支持してくれること願っているよ。
??こういったオールスター・チャリティ・レコーディング・セッションには、同世代のアーティストに加え、自分が尊敬するようなアーティスト達もいますよね。「ボノと同じ部屋にいる!」と思うことはありましたか?
オリー:もちろん思ったよ。最初の30分はそんな感じだったけど、仕事はちゃんとしないとダメだからね。今回は、曲を歌い、曲を売ること。「わぁ、ボノとコールドプレイのクリス・マーティンと同じ部屋にいるよ!」と最初は思っていたけれど、それを忘れて「集中して、この曲をみんなに聴いてもらわないと。そのためにいい仕事をしなきゃ。」と思ったよ。それが目的だからね。
??誰がどのパートを歌うか、現場に着くまで知らされていなかったというのは、本当ですか?
オリー:誰も知らなかったよ。スタジオを後にした時にも。みんな曲を1度か2度通して歌っただけで、ビデオを観て初めて自分がどのパートかわかったんだ。
Q&A by Keith Caulfield / 2014年11月17日 Billboard.com掲載
「Beautiful to Me」 MV
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ライト・プレイス・ライト・タイム 来日記念スペシャルエディション
2014/02/05 RELEASE
EICP-1600/1 ¥ 4,180(税込)
Disc01
- 01.アーミー・オブ・トゥー
- 02.トラブルメイカー <feat.フロー・ライダー>
- 03.ラウド&クリアー
- 04.ディア・ダーリン
- 05.ライト・プレイス・ライト・タイム
- 06.ハンド・オン・ハート
- 07.ヘイ・ユー・ビューティフル
- 08.ヘッド・トゥ・トゥ
- 09.パーソナル
- 10.ホワット・ア・バズ
- 11.クライ・ユア・ハート・アウト
- 12.ワン・オブ・ディーズ・デイズ
- 13.プリーズ・ドント・レット・ミー・ゴー <日本盤ボーナス・トラック>
- 14.ハート・スキップス・ア・ビート <feat.リズル・キックス> <日本盤ボーナス・トラック>
- 15.ダンス・ウィズ・ミー・トゥナイト <日本盤ボーナス・トラック>
- 16.ランナウェイ <来日記念盤ボーナス・トラック>
- 17.スライディング・ドアーズ <来日記念盤ボーナス・トラック>
- 18.パーフェクト・ナイト(トゥ・セイ・グッバイ) <来日記念盤ボーナス・トラック>
- 19.ザ・ワン <来日記念盤ボーナス・トラック>
- 20.ストップ・トライナ・チェンジ・ミー <来日記念盤ボーナス・トラック>
- 21.ザッツ・オーライト・ウィズ・ミー <来日記念盤ボーナス・トラック>
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