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 LIVE MUSIC HACKASONG 2016
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テーマ:ライブ体験の拡張
開催期間:2016年11月~2017年1月26日
2016年11月12日(土)チームビルディング&アイディアソン
2016年12月11日(日)ハッカソン
2017年1月26日(木)最終審査&授賞式

本ハッカソンは、通常と異なり約3か月にわたって実施。“ライブ”と“テクノロジー”を組み合わせることで新たなライブ体験を生み出すべく、Dentsu Lab Tokyo、TOSHIBA、napster、レコチョクの4社から技術提供を受けた参加者たちが、全10チームに分かれて技術開発の成果を発表し競い合った。2017年1月26日に開催された最終審査会では、審査員に加えて、一般の来場者も投票で参加。会場が緊張に包まれる中、モデレーターであるカラテカの入江慎也が会場を和ませつつ、各チームによるプレゼンテーションが行われた。さらに、プレゼンテーションにはる野崎良太氏による新しい音楽カルチャープロジェクト、Musilogueのバンドメンバーと、シンガーソングライターのSETA&ギタリスト佐橋佳幸によるデュオも参加。“ライブ”をテーマとしたハッカソンらしい実演を交えた開発イベントとなった。







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【最優秀賞】&【株式会社クリエイティブマンプロダクション賞】

チーム:ライブアース

ライブ映像の撮影~編集までを自動化する装置『LiveCJ』を開発。会場の音響を解析し、どの楽器が演奏されているかをアルゴリズムから判断、それを基にカメラのスイッチングを自動化させるというものだ。さらに、cerevo社によるライブ配信機能を搭載したビデオスイッチャー『LiveWedge』を『LiveCJ』と組み合わせることによって、mp4ファイルの自動生成も可能に。これによって、例えば撮影や編集になかなかリソースを割けないアーティストでも、手軽にライブ映像でPRすることができる。Napster APIからアクセスできる膨大な楽曲情報データを利用することで、様々な音楽ジャンルに対応することもできるシステムとなっている。










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【優秀賞】

チーム:Software Defined Media (SDM)

3次元の自由視聴点からライブ映像・音声の再生を可能とする『360 Square』を開発。本来、THETAのような360度カメラに搭載されているマイクでは一定方向の聴点からしか音を拾うことができない。今回、開発された『360 Square』では、会場内に複数設置した収録デバイスの中から任意の場所、任意の視聴点から自由に音を聴くことができる。当日は、Musilogue Bandのリハーサルを収録した映像を使いながら、デモンストレーションを実施。操作デバイス上の視点をずらせば、それに伴って聴点もずれ、さらにそれぞれのパートに位置したマイクの音を遮断することで、特定の楽器の音色だけを楽しむこともできるというものだ。










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【Jazztronik・野崎良太賞】

チーム:team-kite

誰でもドローン・パフォーマンスを行うことができるアプリケーションを開発。ユーザーはNapster APIからアクセスできる楽曲に対し、任意のタイミングで複数のドローンにアクションを起こさせることができる。










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【クリプトン・フューチャー・メディア株式会社賞】

チーム:SETA

アーティストの脳波をヴィジュアライズし、音楽の世界観を表現する装置『Bio-Mapper』を開発。当日は、シンガーソングライターであるSETAの演奏時の脳波をリアルタイムで測定し投影。ステージ上のスクリーンには、SETAの感情の揺らぎともとれる、流動的かつ幻想的な映像が映し出された。










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【東急不動産次世代技術センター賞】

チーム:R.T.D.

自作モジュールを搭載したリストバンドを着用したアーティストが“投げキッス”の動作をすると、検出された方向や角度からランダムに選ばれたファンの特性うちわが光る『投げキッスうちわ』を開発。ライブ後にはその“投げキッス”の写真とメッセージをファンに送ることで、体験をシェアすることができる。









【その他参加チーム】




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チーム:RemixTree

ユーザー参加型サービス『RemixTree』を開発。ユーザーが動画を投稿すると、オリジナルの動画を起点とした樹形図に連なることができ、それらを同時再生することができる。










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チーム:紀尾井坂46

カメラを通じて客席の盛り上がりを解析し、歌詞とともに盛り上がり度数をポップコーンで表示させる『POPCORN MUSIC』を開発。デモンストレーションでは、会場を3ブロックに分け、曲中の盛り上がり=ポップコーンが作られた数でブロック毎に競い合った。










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チーム:私とハッカソンどっちが大事なの?

ステージ上のPepperに搭載された360度カメラとリンクした、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を着用することでステージを疑似体験することができる装置を開発。さらに、HMDを着用しているユーザーの動きをキネクトによって同期させることで、会場から遠く離れた場所からでも、まさにライブに“乱入”した気分を味わうことができる。当日はモデレーターの入江慎也がHMDを装着し、Musilogueのバンドの演奏に乱入、会場を大いに沸かせた。










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チーム:アローハック

アーティストの体温、脈拍といった生体データや360度カメラで認識した会場の盛り上がりを、大型スクリーンやTOSHIBA製FlashAir搭載のサイリウムに視覚的な演出として組み込む装置を開発。








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チーム:アイスブレイク

簡単なテキスト入力で、スクリーンに歌詞を表示させながらライブを行うことができる『Kashi Kashi』を開発。さらに、QRコードとSNSアカウントによって、ファン同士の交流を促進させることもできる。










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表彰式を終え、審査員長の中村伊知哉氏は、各チームの開発技術について「実サービスに近い」「技術のおもちゃ箱」と評し、「世間では“スマートであること”が注目されていますが、僕らをワクワクさせてくれるのはなんといっても“ライブ”です。デジタルの世界とライブのようなアナログの世界を組み合わせることで、2020年にはすごい世界になっているだろうと思います。日本を、そして東京を是非とも世界の本場にしていただきたい。」と、参加者や会場に集まった未来の担い手たちにエールを贈った。



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 なお、最優秀賞を受賞したチーム<ライブアース>の『LiveCJ』は、ビルボードライブ東京エントランスにて1か月間展示されることが決定している。また、当日はLINE LIVEでの生中継も実施されており、現在、その放送のアーカイブ映像がビルボードジャパンLINEアカウントにて配信されている。









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Musilogue Band

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Musilogueとは…野崎良太(Jazztronik)による新しい音楽カルチャープロジェクト。様々なジャンルで現在活躍する音楽家(ミュージシャン、作曲家、クリエイター等)が集まり音楽を研究そして制作し、音楽を必要としている全ての方々に提供していくことを目的としている。2016年12月の時点で約60名の音楽家が参加している。



藤原佑介(Drums)/藤谷一郎(Bass)/金子 巧(cro-magnon)(Keyboard)/エリアンナ(Vocal)










SETA with Guitar:佐橋佳幸

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1993年 岡山県生まれ 現役大学生 教育学部美術科。 大嫌いなピアノで歌うシンガーソングライター。 自分の歌が、愛犬のように聴いてくれる人に寄り添って欲しい・・・。 という思いを込め、自分の愛犬につけたアイヌ語でイヌという「SETA」をアーティストネームとし、14歳から創作活動開始。 上京後、大学に通いながら、作品作りとライブ活動、ユニットメンバーとして活動。 ユニット解散後、渋谷のレーベル創業メンバーと出会い、現在に至る。 話題の360度_VRPVの楽曲「金魚鉢」は、18歳のときの作品。



SETA(Vocal, Piano)/佐橋佳幸(Guitar)

http://www.seta.blue/

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後援

特定非営利活動法人映像産業振興機構

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