2021/04/27 12:30
ポロ・Gの「Rapstar」が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
先週No.1デビューを果たした「Rapstar」は、ストリーミング・ソング・チャートでも2週連続の1位を獲得。週間再生数は先週の5,360万回から25%ほど減少したが、今週も4,030万回と好記録を維持している。
ストリーミングが2週連続で4,000万回を上回ったのは、オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」が記録した7,610万回(1月23日)、5,970万回(1月30日)、4,260万回(2月6日)の3週以来で、2021年で達成したのは現時点でこの2曲のみとなる。
Hot 100における歴代の初登場1位獲得52曲のうち、2週目の首位をキープしたのも「drivers license」に続く22曲目の快挙で、全体の達成率は42%と低く、半数以上は2週目を維持できずランクダウンしている。
ストリーミングの好記録もあり、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも2週目の首位をキープ。ラジオのオンエア数も254%増加の300万回まで上昇した。
先週3位にダウンしたシルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」は、安定したポイントを維持して2位に再浮上。エアプレイ・チャートでは2週目(7,130万回)、R&Bソング・チャートでは5週目の首位をキープしている。
「リーヴ・ザ・ドア・オープン」に続き、ジャスティン・ビーバーの「ピーチズfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン」も4位から3位にTOP3復帰した。この曲もラジオのオンエア数が好調で、4週目のAirplay Gainerを獲得。前週から23%増加の5,100万回を記録して、エアプレイ・チャートでも12位から5位に大きく順位を上げている。
エアプレイ・チャートでのTOP10入りはジャスティンにとって通算18曲目で、集計がスタートした1990年以降では、リアーナ(29曲)、ドレイク(24曲)、マライア・キャリー(23曲)、リル・ウェイン(20曲)に続く歴代5番目の記録を更新した。
先週2位に上昇したリル・ナズ・Xの「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」は4位に下降。続いて5位にはデュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」が先週の6位から上昇し、2月6日から13日に記録した最高位に再び到達した。
「レヴィテイティング」は、13%増加の2,070万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートで9位から6位に、34%増加の9,600を売り上げて、デジタル・ソング・セールス・チャートでも13位から6位にTOP10復帰した。エアプレイ・チャートでは、オンエア数を7%増加させて同14位をキープしている(3,730万回)。セールスの上昇はiTunesでのセール、ストリーミングの上昇は4月中旬からTikTokでブレイクしたことなどが要因として挙げられる。
「レヴィテイティング」のヒット効果もあり、新曲「ウィー・アー・グッド」も先週の45位から38位に最高位を更新し、TOP40入りを果たした。
ザ・ウィークエンドの「セイヴ・ユア・ティアーズ」は先週の5位から6位にダウンしたが、4月23日にアリアナ・グランデをフィーチャーしたリミックスがリリースされたため、そのポイントが反映する次週のチャートではランクアップが見込める。
以下、マスクド・ウルフの「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」が先週の10位から7位に最高位を更新し、先週7位にデビューしたドージャ・キャットの「キス・ミー・モアfeat.シザ」は8位に、先週8位だったカーディ・Bの「Up」は9位にそれぞれダウンした。10位は前述の「drivers license」が粘り強くランクインしている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月30日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「Rapstar」ポロ・G
2位「リーヴ・ザ・ドア・オープン」シルク・ソニック
3位「ピーチズ」ジャスティン・ビーバーfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン
4位「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」リル・ナズ・X
5位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
6位「セイヴ・ユア・ティアーズ」ザ・ウィークエンド
7位「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」マスクド・ウルフ
8位「キス・ミー・モア」ドージャ・キャットfeat.シザ
9位「Up」カーディ・B
10位「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
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