2021/04/13 15:20
故DMXのマスター音源が売却されたなどとされる噂に関して、遺族が米ビルボードに声明で事実を明らかにした。
声明には、「私たちの愛するアール・シモンズ(DMXの本名)に関する幾つかの噂が流れていますが、これらに関してはっきりさせておきたいと思います。誰もアールのマスター音源を購入していません。さらに、アールの葬儀のための資金集めや商品の販売などは一切行っておりません。もしも誰かが彼の葬儀のために金を要求していたら、それは詐欺師ですので注意してください。葬儀/告別式に関する情報は私たちが常にお知らせします」と記載されている。
DMXについては、“ビヨンセとジェイ・Z夫婦がマスター音源を1,000万ドルで購入し、それを彼の17人の子どもたちに返す計画がある”などというデマが飛び交っていた(DMXの子どもは15人だ)。スウィズ・ビーツもこの件に関しては、「Not true king」(事実じゃない)とインスタグラムで否定している。
現在DMXのマスター音源を誰が所有しているのかは不明だが、彼が最も商業的に成功していたのは、1998年に『イッツ・ダーク&ヘル・イズ・ホット』(It's Dark And Hell Is Hot)でデビューし、2003年の『グランド・チャンプ』(Grand Champ)まで5枚のアルバムをリリースしたDef Jamに所属していた頃だ。
DMXは2021年4月9日に死去した。享年50歳だった。薬物の過剰摂取が引き起こした心臓発作で4日の日曜日から入院していた彼の容体について、元マネージャーのNakia Walkerが植物状態であると明かし、5日には入院先のWhite Plains Hospital前で、夜通し家族や友人たちが祈りを捧げていた。彼の地元である米ニューヨークのヨンカーズのマイク・スパノ市長は、お別れの会を営むために、市で最大の屋外会場であるYonkers Racewayの使用を許可してもいいと明言している。
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