2021/04/08
2021年の【レコード・ストア・デイ】(RSD)が、現地時間6月12日と7月17日の2日間に開催されることが発表され、故プリンス、レディー・ガガ、アリアナ・グランデ、故エイミー・ワインハウス、故トム・ペティ、エルトン・ジョンなどの限定タイトルがリリースされることが明らかになった。
【RSD】は、通常春に独立系レコード・ストアにて行われており、限定盤、再発盤やレア盤のリリースを通じて、レコード・ストア文化を祝福することを目的としている。新型コロナウイルスの影響が続く中、全米では小規模な店舗も徐々に営業を再開している。多くの店舗では、通常または入店人数を減らして当日購入することが可能となり、店舗によっては予約制、店頭受取サービス、地元配送、オンライン購入に対応する。
6月と7月に開催することは、レコードのプレス工場と流通会社に商品をプレスして提供する時間の猶予を与えるとともに、店舗にとっても1日で膨大な量のタイトルを販売するのはなく2日間に分けることで、予算の準備や発注を柔軟に行うことが可能となるメリットがある。
【RSD】のウェブサイトでは、例年より50タイトル多い、計450タイトルのリリース一覧が公開されている。レディー・ガガの『クロマティカ』は、RSD先行リリースとしてイエロー・ヴァイナルで発売され、故エイミー・ワインハウスの『Remixes』はLPコレクションとして初めてリリースされる。また故プリンスの『The Truth』が初LP化され、独立系レコード・ストア限定のパープル・ヴァイナルで発売となる。
さらには、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズが手掛けた映画『彼女は最高』のサウンドトラック25周年を記念して、今作のリイマジンド盤『Angel Dream』がアナログで発売される。エルトン・ジョンは、幻のアルバム『Regimental Sgt. Zippo』の完全版として初めてLPで発表する。
そしてアリアナ・グランデの2019年の【スウィートナー・ワールド・ツアー】の模様を収録したライブ・アルバム『k bye for now (swt live) 』が2枚組CDと3枚組LPとして発売される。2019年12月23日にデジタル・リリースされた今作がフィジカル盤として発売されるのは今回が初となる。
新型コロナウイルスにより延期された昨年の【RSD】は、8月から10月の3日間で開催された。MRCデータによると、この時の独立系レコード・ストアでのCDとアナログ盤の総売上は195万ドル(約2億14000万円)で、そのうちアナログ盤の売上は141万ドル(約1億5500万円)だった。
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