BTS「Dynamite」、米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャート首位獲得週が歴代最多に

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2021/04/06 12:20

　2021年4月10日付の米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャート“Digital Song Sales”で、BTSの「Dynamite」が通算18週目の首位に輝き、同チャートでの首位獲得週が歴代最多となった。

　2020年9月5日付の“Digital Song Sales”で首位デビューを果たした「Dynamite」は、BTSにとって同チャートで4曲目の首位獲得曲で、MRCデータによると、リリースからの全米における総ダウンロード数は150万回となっている。また同曲は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”も制し、BTSにとって初の“Hot 100”No.1獲得曲となった。メンバーが全員韓国人のグループによる首位獲得もこれが初めてだった。

　「Dynamite」は、“Digital Song Sales”にて首位獲得週17週でタイだったルイス・フォンシとダディー・ヤンキーによる2017年の「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」の記録を今週抜いたことで単独トップとなった。「デスパシート」の後には、リル・ナズ・Xによる2020年のモンスター・ヒット「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が16週で続いている。

　これらのTOP3楽曲はすべて異なるバージョンやリミックスがリリースされたことが首位獲得週を伸ばす要因となった。「Dynamite」はリリース時に複数のミックス（カセットやCDとして発売されたフィジカル盤バージョンもあり）が発表されており、最終的にオリジナル版に加え10種類の異なるバージョンがリリースとなった。また、「デスパシート」はジャスティン・ビーバーが参加したバージョンが解禁されたことをうけてチャートを席巻し、元々リル・ナズ・Xによるソロ・シングルだった「オールド・タウン・ロード」もビリー・レイ・サイラスを始め、BTSのRMなど著名ゲストが参加した複数のリミックスがリリースされた。

◎米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャート“Digital Song Sales”での首位獲得週ランキング
18週「Dynamite」BTS、2020年9月5日から
17週「Despacito feat.ジャスティン・ビーバー」ルイス・フォンシ＆ダディー・ヤンキー、2017年5月13日
16週「Old Town Road feat.ビリー・レイ・サイラス」リル・ナズ・X、2019年4月20日
13週「Closer feat.ホールジー」ザ・チェインスモーカーズ、2016年8月20日
13週「Uptown Funk! feat.ブルーノ・マーズ」マーク・ロンソン、2015年1月3日
13週「Low feat. T-Pain」フロー・ライダー、2007年12月15日
11週「Happy」ファレル、2014年3月1日
10週「Shallow」レディー・ガガ＆ブラッドリー・クーパー、2018年10月13日
10週「Shape of You」エド・シーラン、2017年1月28日
10週「Can't Stop the Feeling!」ジャスティン・ティンバーレイク、2016年5月28日
10週「Blurred Lines feat. T.I.、ファレル」ロビン・シック、2013年6月15日
10週「Thrift Shop feat. Wanz」マックルモア＆ライアン・ルイス、2013年1月26日
10週「I Gotta Feeling」ブラック・アイド・ピーズ、2009年6月27日
10週「Boom Boom Pow」ブラック・アイド・ピーズ、2009年4月18日