2021/04/06
リル・ナズ・Xの新曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」が1位に初登場した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
Hot 100史上歴代最長の19週をマークした「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」以来約2年ぶり、2曲目のNo.1を獲得したリル・ナズ・X。初週4,690万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも「オールド・タウン・ロード」以来2曲目の首位を獲得し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは21,000を記録して2位にデビューした。セールスには、3つの異なるバージョンによる売り上げが含まれる。
初登場1位はリル・ナズ・Xにとって初、歴代51曲目のタイトルで、TOP10入りは最高5位を記録した「パニーニ」(2019年)を含めて3曲目のランクインとなる。タイトルの「モンテロ」は本名のモンテロ・ラマー・ヒルからつけられていて、タイトルに本名が含まれる曲としては、昨年の5月9日付チャートで同じく1位に初登場したトラヴィス・スコットの「ザ・スコッツwithキッド・カディ」以来1年ぶりの首位獲得。
リル・ナズ・Xの登場により、先週No.1デビューを飾ったジャスティン・ビーバーの「ピーチズfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン」は2位にダウン。ストリーミング・チャートでも1位から2位に、セールス・チャートでは3位から7位に順位を落としているが、ラジオのオンエア数が前週から92%増加の2,320万回に急増し、今週のAirplay Gainerを獲得してエアプレイ・チャートでは35位にデビューした。R&B/ヒップホップ・チャート、R&Bソング・チャートではそれぞれ2週目のトップを維持している。
ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるコラボ・プロジェクト=シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」は今週も3位をキープ。ラップ・ソング・チャートで6週目の1位を獲得したカーディ・Bの「Up」は2位から4位に、オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」は4位から5位に、ザ・ウィークエンドの「セイヴ・ユア・ティアーズ」は5位から6位にそれぞれ繰り下がったが、ポイントの大幅な減少はなく安定している。
ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」も6位から8位にダウンしたが、今週でTOP10のランクイン数を歴代最長の56週に、Hot 100でのランクイン数を69週にそれぞれ更新し、同69週を記録したリアン・ライムスの「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」(1997年)と並ぶ歴代4位タイに浮上した。歴代最長は、87週を記録したイマジン・ドラゴンズの「レディオアクティヴ」(2012年)で、あと18週ランクインすればその記録に届く。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月9日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」リル・ナズ・X
2位「ピーチズ」ジャスティン・ビーバーfeat.ダニエル・シーザー&ギヴィオン
3位「リーヴ・ザ・ドア・オープン」シルク・ソニック
4位「Up」カーディ・B
5位「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
6位「セイヴ・ユア・ティアーズ」ザ・ウィークエンド
7位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
8位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
9位「ムード」24kGoldn feat.イアン・ディオール
10位「ホワット・ユー・ノウ・バウト・ラヴ」ポップ・スモーク
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