2021/04/02
ショートムービー・プラットフォーム“TikTok”における再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2021年3月22日~2021年3月28日を集計期間とした今回は、Lizz Robinett「Renai Circulation (English Cover) [TV Size]」が初の首位を獲得した。
Lizz Robinettは、主にアニメやゲーム関連楽曲のカバーをインターネット上で発表しているUSのシンガー。「Renai Circulation (English Cover) [TV Size]」は、花澤香菜が演じるアニメ『化物語』のキャラクター、千石撫子のキャラクター・ソング「恋愛サーキュレーション」の英詞カバーで、TikTokではダンス動画がミーム化、海外のインフルエンサーを中心にグローバルな広がりを見せている。この曲のトップ20デビューは前々週の11位で、前週は順位を上げて3位をマーク、順調な右肩上がりを維持してトップに躍り出た形だ。
前週3度目の首位獲得を果たしたChinozo「グッバイ宣言」は、1ランク・ダウンして2位に。トップ3入りは9週連続となった。なお、Billboard JAPANの新人チャート“Heatseekers Songs”では、2月17日付で19位に初登場し、最新の3月31日付では自己最高の4位をマーク。主にストリーミングとツイートの2指標がチャート・アクションを牽引していることから、TikTok内での話題性がほかのSNSやストリーミング・サービスに波及した結果といえるだろう。
そして3位には、BLOOM VASE「Bluma to Lunch」が入った。BLOOM VASEは3月26日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演し、この「Bluma to Lunch」同様、TikTokで人気を集めた楽曲「CHILDAYS」を披露した。
8位でトップ20デビューを果たしたのは、2020年10月からYouTubeを中心にオリジナル・ソングを発表しているシンガー・ソングライター、tonunが3月17日にリリースした最新シングル「青い春に」。TikTokでは、新しい春の定番曲となるオリジナル・ソングを募集する音楽プロジェクト『#TikTok春ソング』が3月1日から実施され、この「青い春に」が受賞楽曲に選ばれた。
そのほか当週トップ20デビューしたのは、12位の和ぬか「イージーゲーム」、18位の『ユイカ』「好きだから。」。和ぬかが3月8日に公開した「イージーゲーム」は、シンガー・ソングライターのnatsumiをフィーチャーした楽曲。TikTokでは、自作イラストのファン・アートやダンス動画をはじめ、様々な使い方で動画投稿数を増やしている。
『ユイカ』は、TikTokやYouTubeで弾き語り動画を投稿しているシンガー・ソングライターで、3月にオリジナル・ソング「好きだから。」を公開。楽曲自体はラブソングだが、TikTokではジャンル問わず様々な投稿で使われている。
◎トップ20
1位「Renai Circulation (English Cover) [TV Size]」Lizz Robinett
2位「グッバイ宣言」Chinozo
3位「Bluma to Lunch」BLOOM VASE
4位「Sugarcrash!」ElyOtto
5位「クラシックメドレー2019」ピアニカの魔術師
6位「Dynamite」BTS
7位「F Boy」Ander Huang & DJ Kuromi
8位「青い春に」tonun
9位「Storeulv 2016 (feat. Moberg)」Bek & Wallin
10位「Salsa Tequila」Anders Nilsen
11位「勿忘」Awesome City Club
12位「イージーゲーム」和ぬか
13位「Oh No」Kreepa
14位「廻廻奇譚」Eve
15位「Poppin' Shakin'」NiziU
16位「魔法の本より」sui
17位「Rasputin」Boney M.
18位「好きだから。」『ユイカ』
19位「Tokyo」Leat'eq
20位「うっせぇわ」Ado
集計期間:2021年3月22日~2021年3月28日
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