2021/03/31 10:00
現地時間2021年3月29日の夜、BTSが現在米国で起きている反アジア系暴力や憎悪を非難する声明を発表し、アジア人であることを理由に彼ら自身が受けた人種差別の体験を共有した。
BTSの公式Twitterアカウントに投稿された韓国語と英語の声明は、「愛する人を失った方々に哀悼の意を表します」という言葉で始まっている。具体的な事件については言及していないが、この声明の数週間前となる3月16日には米アトランタ郊外で銃乱射事件が起き、銃を持った男がアジア系マッサージ店3軒を訪れ、アジア系女性6人を含む8人を殺害した。
自分自身に焦点が当たらないように配慮しながら、声明では「アジア人として差別を受けた」瞬間を強調しており、「理由もなく暴言を吐かれたり、容姿を嘲笑されたり」、「アジア人なのになぜ英語を話すのか質問された」ことが綴られている。最近の出来事に比べれば、「自分たちの経験は取るに足らないもの」だとしながらも、これらの人種差別は「自分たちを無力であると感じさせ、自尊心を破壊するのに十分だった」と強調した。
BTSは、「今起きていることは、アジア人としての私たちのアイデンティティと切り離すことができない」と述べ、この問題に対してどのように自分たちの声を使うべきか、時間をかけて慎重に検討したと綴っている。声明は「私たちは人種差別に反対します。私たちは暴力を非難します。あなたも、私も、私たちも、敬われる権利があります」という言葉で締めくくられてる。
昨年、BTSは米国で始まり世界中に広まった人種差別や警察の暴虐行為に反対する抗議運動であるBlack Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/BLM、黒人の命は重要)へ公式に支持を表明した。6月には、BTSと所属事務所のBig Hit Entertainmentが、Black Lives Matterに関連する団体に100万ドル(約1億1000万円)を寄付し、さらに世界中の彼らのファンが数百万ドルを寄付した。
#StopAsianHate#StopAAPIHate pic.twitter.com/mOmttkOpOt
— 방탄소년단 (@BTS_twt) March 30, 2021
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