2021/03/27 12:00
2021年3月21日、愛知・名古屋SPADE BOXにて、→Pia-no-jaC←、そしてHAYATOのソロの公演が昼夜二部制の公演として開催された。また、同ライブではオンラインによるライブ配信も実施された。
午後2時スタートの昼の部として開催されたのは【HAYATO Piano Solo Live vol.3】。開演時刻になるとスーツ姿のHAYATOがステージに現れ、観客の一礼の上、ピアノの前にスタンバイ。流麗なピアノの旋律が観客を迎えた会場の空気を満たしたかと思うと、途端、力強いリフレインが響き渡る。この日のHAYATOのプレイは、端正で麗しいメロディを響かせつつも、その芯はパワフルでグルーヴィー。曲によっては、いにしえの聖歌を聴いているような暖かくも厳かな印象さえ受けた。HAYATOは自らのMCで、ひさしぶりに生で体感した観客の拍手を何度も「あったかい」と表現していた。観客から送られた拍手のエールと、それに応えるようなエネルギッシュなプレイが、エネルギーの循環を生み出して空間を満たしていくような、親密でソウルフルなステージだった。
そして訪れた午後5時スタートの夜の部。HAYATOとHIROが揃ってステージに現れ、いよいよ→Pia-no-jaC←のステージが幕を開けた。冒頭からHIROが観客に拍手や振り付けを呼びかけ、会場のテンションもさらにパワーアップ。この双方向性は、やはりライブならでは。ピアノを弾くHAYATOの顔にも笑みが溢れる。HIROという強力なアジテーターを迎え、会場はさならがHAYATO、HIRO、そして観客の3方向からのエネルギーが渦巻くような空間に。カホンやパーカッションの熱量の高いリズムが加わることで、ピアノの演奏もソロの時より自由を得たように感じられるから不思議だ。もちろんアップテンポな曲ばかりではなく、中盤ではメロウでメロディアスな余韻を楽しむ展開や、MCの掛け合いを楽しむ時間もあり、彼らの演奏の魅力を十二分に味わうことのできるライブだった。
配信ライブとの同時展開、かつ、客席数や発声を制限しながらも、ライブならではの会場全体の一体感を生み出すことに成功した、この日のライブ。両公演を通しての物語性も実に印象的だった。ライブの模様は3月28日までアーカイブ視聴可能なので、未見の方はぜひチェックを(購入は本日3月27日まで)。
また、→Pia-no-jaC←は4月3日にビルボードライブ大阪、10日にビルボードライブ東京でも、それぞれ公演を実施する。こちらはライブ配信の予定はないので、ライブの“熱”をぞれぞれの会場でぜひ体感して欲しい。
Photo:藤田 温(KATACHI PHOTO PROJECT)
◎配信情報
【HAYATO Piano Solo Live vol.3 @SPADE BOX】
配信チケット:3,000円(税込)
オンライン視聴チケット購入URL:https://eplus.jp/hayato_st/
※アーカイブ視聴可能ライブです(期限:2021年3月28日(日) 23:50まで)
2021年3月27日(土) 23:59までにチケットをご購入のお客様のみ視聴可能
【→Pia-no-jaC← HOME to HOME vol.3 @SPADE BOX】
配信チケット:4,000円
オンライン視聴チケット購入URL:https://eplus.jp/pia-no-jac_st/
※アーカイブ視聴可能ライブです(期限:2021年3月28日(日) 23:50まで)
2021年3月27日(土) 23:59までにチケットをご購入のお客様のみ視聴可能
◎今後の公演情報
【→Pia-no-jaC←】
2021年4月3日(土)ビルボードライブ大阪
1stステージ 開場14:00 開演15:00
2ndステージ 開場17:00 開演18:00
2021年4月10日(土)ビルボードライブ東京
1stステージ 開場14:00 開演15:00
2ndステージ 開場17:00 開演18:00
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