2013/02/01
宮藤官九郎や阿部サダヲらが在籍するグループ魂が、2年ぶりの新曲となる配信限定シングル『「卒業」からの卒業』を2月20日より配信することが明らかになった。
昨年はCDリリースがなく、ライブも計3回とファンには寂しい活動となった彼ら。そうした事態を踏まえて暴動(宮藤官九郎)は“今年のグループ魂、去年とはちょっと違います!”と宣言しており、可能な限り新曲を配信で発表していくことを誓っている。
そうした2013年のグループ魂を象徴するともいうべき今回の「「卒業」からの卒業」では、“通信制高校の卒業式”をテーマに暴動が作詞。“何か新しい引き出しがひとつ増えたんじゃないかと思えるような、ちょっと良い曲に仕上がった”と自ら評している。
なお、同曲は2月6日よりオフィシャルサイトにて試聴開始に。iTunesやmora、レコチョク他配信サイトにて2月20日より配信がスタートするが、同タイミングでキューンミュージック移籍(2005年7月)以降の全楽曲も配信されることも決定した。“CD売れないなら配信でいいじゃないか!”と豪語する彼らの今後に期待しよう。
◎From 暴動(宮藤官九郎)
久しぶりに暴れるに動くと書いて暴動です。
2013年のグループ魂は可能な限り新曲を出して行こうと思います。しかも配信で!
その理由をこれから説明します。
「CDが売れない」とお嘆きのミュージシャンが多い中、我がグループ魂、去年のリリース、ゼロです。
出してねえのに売れるわけねえ。ライブなんて、たったの3回ですよ。
プリンセスプリンセスだって育児に追われながら9回もやったのに。なめてんのか。
でも待って。
ライブは7人揃わないとできないけど、レコーディングは最悪一人でも出来るじゃん。
そこに暴動は目をつけました。
今までは、アルバムを出すと決めてから曲作り&コント作りを開始していましたが、
もう、みんなが集れるの待ってたら、来年再来年になっちまう!
だから今年は楽器班とコント班に分かれて、空いてる時間に集まれる人だけが集まって、
どんどん曲を作り、どんどんコントを作って、どんどん録音しようじゃないか。
録ったからには出さないと飽きちゃうし、ライブで盛り上がれないから、
どんどん出しちゃおう。
CD売れないなら配信でいいじゃないか!
でも、小出しにして肝心なアルバム売れなかったらどうする?
だいじょうぶ。配信とCDは別腹だ。配って信じると書いて配信だ。
問題は、楽器班にもコント班にも首をつっこんでる俺が最も忙しいこと。
でも、やってみなくちゃ分かんない。
というわけで、今年のグループ魂、去年とはちょっと違います!
で第一弾は、バンド内ではオルタナティブ担当とも言える、ベース小園君が作った曲に歌詞をつけました。
「今までグループ魂ではやってない感じの曲を」と発注しましたが、
本当にやったことない感じの曲を持って来られて歌詞は難儀しました。
で、ふと「学園ものならうまくハマるかも知れない」と考え、
『通信制高校の卒業式』をテーマに書きました。
通信制の高校生は、尾崎の『卒業』を聴いてどう思うのか。
不良でもガリ勉でもヤリマンでもない生徒の卒業。
友達がひとりもいない、先生に会ったことない、
思い出がひとつもない高校生の卒業ソング。「『卒業』からの卒業」
結果的に、グループ魂にとっても俺個人にとっても、
何か新しい引き出しがひとつ増えたんじゃないかと思えるような、
ちょっと良い曲に仕上がったので、あえて第一弾に持って来ました。
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