2021/03/04
2021年3月3日、米ビルボードが、2020年8月1日からFacebookが全米で開始している公式ミュージック・ビデオ・ストリーミングの再生数を、米ビルボードのソング・チャート“Hot 100”、アルバム・チャート“Billboard 200”、アーティスト・チャート“Artist 100”、グローバル・チャート“Billboard Global 200”など、ストリーミング・データが含まれているチャートに組み入れる方針をに明らかにした。
変更は、3月12日~18日のセールスとストリーミングが反映される3月27日付のチャートからだ。カウントされるのは公式ビデオだけで、ユーザーが投稿したコンテンツ(UGC)は除外される。FacebookのMV再生数は、広告支援型オンデマンド・ストリーミングとしてカウントされ、米国内のデータのみ反映される。MRCデータのMusic Connectプラットフォームでは、FacebookのMVはオンデマンド・ビデオの合計に反映され、3月5日のアクティビティーから公開される。
米ビルボード・チャートにおける動画再生数の加算については、2013年2月にYouTube再生数(UGCを含む)を楽曲特有のチャートに組み込み、その後2020年1月から公式MV再生数(UGCは含まない)をアルバム・チャートにも加えている。
最近Facebookで再生数を伸ばしている代表的なMVは、アリシア・キーズの「ラヴ・ルックス・ベター」で、ほかにもカロルG(「BICHOTA」)、サム・スミス(「ザ・ライトハウス・キーパー」)、フィービー・ブリジャーズ(「Savior Complex」)らがMVを独占プレミア公開している。これらのMVは、アーティスト本人によるライブ・セッション、コメント欄でのファンとの交流、カスタム・スタンプやエフェクトなどを含むFacebookとInstagramでの積極的なプロモーション活動により再生数が伸びた経緯がある。
今後ジューシー・J、ベッキー・G、コモンなどが、FacebookでMVのプレミア公開を予定している。
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