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2021/02/27

ダフト・パンクが解散、カーディ・Bがマライアと対談、オリヴィア・ロドリゴ6週連続1位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ダフト・パンクに関する話題から。現地時間2021年2月22日、ダフト・パンクが解散を発表し、28年間の活動に終止符を打った。ダフト・パンクの長年の広報担当であるキャサリン・フレイザーは、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストとトーマ・バンガルテルによるダフト・パンクが解散したことを認め、8分に及ぶ「エピローグ」のビデオが、彼らの30年近くに及ぶコラボレーションの終わりを告げる声明の代わりであることを明らかにした。これを受けて、世界的なEDMアーティストやミュージシャンたちが、このジャンルにダフト・パンクがいかに貢献したかをソーシャル・メディアに投稿した。フランス人アーティストのクリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズをはじめ、アレッソ、ディスクロージャーは、ダフト・パンクに感謝の意をツイートし、TOKiMONSTAとグラス・アニマルズはもう一度再結成があるかもしれないと期待を込めて投稿した。また、MRCデータへの第一報によると、ダフト・パンクの全米でのストリーミング再生数は2月22日に676万回を記録し、前日比で242%増となった。

ダフト・パンクが解散、ザ・ウィークエンド/ファレル/マーク・ロンソン/ゼッドらがコメント
ダフト・パンク、解散発表後に全米でのストリーミングが急増 最も再生された楽曲は?

 ロディ・リッチが、米アトランタで42 Duggとミュージック・ビデオを撮影している最中に銃撃されたとの報道を受け、2021年2月22日に本人がTwitterで無事であることを報告した。彼は、「誰からも撃たれてねーよ。みんな大丈夫だ。“feed the streets”しようとしてるだけだよ」と、自身のミックステープのタイトルを引用しながら綴っている。その前日に42 Duggもリル・ベイビーとのインスタグラム・ライブを通じて無事を報告している。「お前らフェイクのたわごとやめろよな、まったくよ。俺らは銃撃戦の近くになんていなかった、全然そんなものはなかった。本当の話だよ、まったく。俺たちは大丈夫だ。でも愛をありがとうな。愛には感謝してるよ」と彼は語っていた。米アトランタのWSB-TVが2月21日、アトランタの南西に位置するウェルズ・ストリートのスクラップ・ヤードで行われていたMV撮影中に、2名が撃たれ、別の1名が怪我を負ったと報道していた。

ロディ・リッチ、MV撮影現場で銃撃戦が発生との報道を受けてファンに無事を報告

 カーディ・Bが、インタビュー・マガジンでマライア・キャリーと対談し、現在制作中である2ndアルバムの詳細をいくつか語った。【グラミー賞】を5回受賞している偉大な大先輩との電話インタビューの冒頭で、「動揺してます」と述べたカーディだが、生い立ちや音楽の道に入った経緯などについてマライアからの質問に答えた。2018年の『インヴェージョン・オブ・プライヴァシー』に続く待望のニュー・アルバムについては、「まだ曲が足りない気がして」と、まだリリースする気持ちになれないことを明かし、「早く出せってみんなからせっつかれるんですけど、まだタイミング的に合っているのか分からないんですよね」と説明している。カーディの悩みに対しマライアは、必要なだけ時間をかけてベストな状態に持っていくようアドバイスした。SNSとの付き合い方については、“以前ほどではない”ものの、今もコメントに目を通していると明かしている。「2年前はね、マライア、聞いてほしいんですけど、誰かが狂ったことを言うたびに、私はすぐにやり返してたんですよ。今はもっと落ち着きました」と彼女は語っている。

カーディ・B、マライア・キャリーとの対談で生い立ちやニューALを語る

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」が6週目の首位をキープした。No.1デビューを飾った1月23日付チャートから、6週連続でトップの座を死守した「drivers license」。週間ストリーミングは19%減少の2,240万再生、セールスは42%減少の10,000まで落ち込んだが、ラジオのオンエア数が11%増加の5,910万回に上昇し、5週連続でAirplay Gainerを獲得。1位に初登場した曲が6週以上首位を獲得したのは、レディー・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」(2011年) 以来10年ぶりで、歴代8曲目となる。今週3位にランクインしたのは、米ニューヨーク出身の若手ラッパー=リル・ティージェイの新曲「Calling My Phone feat. 6LACK」。初週3,400万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでは1位を獲得した。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも1位にデビューしている。

【米ビルボード・ソング・チャート】オリヴィア・ロドリゴ6週連続1位、リル・ティージェイ&6LACK初登場3位

 そしてアルバム・チャートでは、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が6週目の首位をキープした。前週から38%減少したが、2位以下と大差の93,000ユニットを記録して今週もトップを維持。ユニットの内訳、81,000がアルバム・ストリーミング(SEA)で、週間再生数は1億1,211万回を記録。トラックごとのユニット(TEA)も2,000とストリーミングは依然好調だが、アルバム・セールスは74%減少の10,000まで落ち込んでいる。初登場から6週連続で1位をキープしたのは、昨年の8月8日から9月12日まで、同6週 (通算記録は8週) を記録したテイラー・スウィフトの『フォークロア』以来約半年ぶりとなる。今週TOP10に初登場した作品はないが、テイラー・スウィフトの『エヴァーモア』が11位から6位に、デュア・リパの『フューチャー・ノスタルジア』が21位から7位に再ランクインを果たした。『フューチャー・ノスタルジア』は、2月12日に未発表曲6タイトルを追加したデラックス盤『ザ・ムーンライト・エディション』がリリースされ、新曲のストリーミングなどが上昇し、ユニット数が58%も増加している(32,000)。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン6週連続首位、デュア・リパがTOP10返り咲き

 

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