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2021/02/23

『ステージ・マザー』ドラァグクイーンたちが歌うラブソングを独占公開

 ごく普通の主婦がドラァグクイーンと一緒に瀕死のゲイバーを再建するハートウォーミング・ストーリー『ステージ・マザー』が2021年2月26日より全国公開する。

 テキサスの田舎町に住むごく普通の主婦メイベリン(ジャッキー・ウィーヴァー)は、ある日息子リッキーの訃報を受ける。長らく疎遠だった息子の最後を見届けるため、夫の反対を押し切りサンフランシスコへ向かったメイベリンだが、リッキーのパートナーであるネイサン(エイドリアン・グレニアー)から、彼がドラァグクイーンでゲイバーを経営していたことを知る。さらに、遺言を遺さずに他界したため、バーの経営権は母親のメイベリンに。息子が生きているときにわかり合えなかった後悔をバネに、彼が自分らしく生きた街で、メイベリンもまた自分らしさとは何か、生きるとは何かを見つめ直す。

 本作のプロデュースを『キッズ・オールライト』やNetflix映画『シカゴ7裁判』を製作したJ・トッド・ハリスが務める。『世界にひとつのプレイブック』などで知られるジャッキー・ウィーヴァー、ルーシー・リュー、エイドリアン・グレニアーが共演し、トランス女性のドラァグクイーン、チェリー役を同じくトランス女性の俳優で『タンジェリン』の好演で知られるマイア・テイラーが演じる。

 今回、ドラァグクイーンたちが劇中で披露するラブソングの歌唱シーンが公開。初めは対立していたメイベリンとネイサンだが、リッキーの残した店を再建していくなかで、次第に二人は打ち解けていく。ある日、リッキーへ書いたという曲をピアノで弾き語りをするネイサン。そして亡き息子のことを思い、メイベリンも共に口ずさむ。ネイサンの作った曲は店のステージでも披露されることになり、様々な背景を抱えたドラァグクイーンたちが魂を込めて歌い上げる。

 本作のテーマについてトム・フィッツジェラルド監督は「この映画は女性が大きな喪失の後に、自分自身のための新しい人生を作り上げるコメディ映画であり、『ミルドレッド・ピアース』や『ステラ・ダラス』のような“女性映画”最盛期の傑出した要素を『キャバレー』、『トップ・ハット』、『ジプシー』、『プリシラ』やミッキーとジュディ作品のようなバックステージミュージカルで包んだような映画です。華やかなショーを披露することをテーマにしています。」と語る。あらゆる偏見の壁を乗り越えてチャレンジすることで見えてくる、新たなる希望と友情を描いた『ステージ・マザー』をぜひ劇場で。


◎公開情報
『ステージ・マザー』(PG-12)
2021年2月26日(金)より、全国公開
監督:トム・フィッツジェラルド
出演:ジャッキー・ウィーヴァー、ルーシー・リュー、エイドリアン・グレニアー、マイア・テイラーほか
配給・宣伝:リージェンツ
(C)2019 Stage Mother, LLC All Rights Reserved.

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