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2021/02/10

サウス・ロンドン発アート・パンク最新形=ドライ・クリーニングが遂にデビュー、新曲「Strong Feelings」解禁

 ブラック・ミディやゴート・ガールなど新進気鋭バンドがひしめき合うサウス・ロンドンのシーンでも1980から90年代のUSニュー・ウェーヴ/オルタナの芳香を纏ったアートな佇まいで異彩を放つ新人バンド、ドライ・クリーニングが、<4AD>から待望のデビュー・アルバム『New Long Leg』を2021年4月2日にリリースする。

 バンドは昨年11月にシングル「Scrachcard Lanyard」をリリースし、英BBC 6 Musicのプレイリストに選出されるなどアルバムへの期待が高まっていた。今回の発表に合わせ新曲「Strong Feelings」の公式MVが公開されている。

 ドライ・クリーニングはニック・バクストン(ドラム)、トム・ダウズ(ギター)、ルイス・メイナード(ベース)、フローレンス・ショウ(ヴォーカル)の4人からなるバンドで、2017年に行われたカラオケ・パーティーでの共演をきっかけに結成。当初インスト・バンドとして作曲をスタートし、半年後には当時大学の講師を務め、絵画の研究をしていた音楽キャリアが全くないフローレンス・ショウがヴォーカルとして加入することで現在の編成となった。2枚のEP『Boundary Road Snacks and Drinks』と『Sweet Princess』を2019年にリリースしたことをきっかけに、ブラック・ミディやフォンテインズD.C.とともにStereogumの「Best New Bands Of 2019」に選出されたほか、イギー・ポップが賛辞を送るなどサウス・ロンドンのシーンで瞬く間に注目を集めた。

 4月2日に世界同時リリースされる待望の最新作『New Long Leg』は、PJハーヴェイやオルダス・ハーディングなどで知られるジョン・パリッシュをプロデューサーに迎え、2020年夏に英ウェールズのRockfield Studioで2週間かけてレコーディングされたという。ポスト・パンクや60年代サイケ、ファンク、メタル、ダブといった彼らの幅広いバックグラウンドが垣間見えるとともに、R.E.M.と並んでUSインディー黎明期を牽引したザ・フィーリーズ、アーサー・ラッセルも在籍したアーニー・ブルックスが率いる伝説のバンド、ザ・ネセサリーズ、そしてトーキング・ヘッズやディーヴォと共にニュー・ウェイヴを代表するB52sやパイロンなど80年代のアメリカで活躍したバンドからの影響をミニマルに再構築した傑作となっている。ボーカルのショウによる別離や現実逃避、白昼夢、複雑な愛や怒りなどの感情など様々なテーマを取り上げるスポークンワーズが、途切れなく続くメロディアスなギター、ベース、ドラムスに支えられどことなく不穏な雰囲気を漂わせながら展開される独特のスリルは病みつきになること間違いない。

 最新アルバム『New Long Leg』の日本盤CDにはボーナス・トラック「Tony Speaks!」と「Bugg Eggs」の2曲が追加収録され、歌詞対訳および解説書が封入される。アナログ盤は通常のブラック・ヴァイナルに加え、数量限定イエロー・ヴァイナルが発売されるほか、カセット・テープも同時発売される。本日より各店にて随時予約がスタートする。また、予約および購入特典として非売品7インチ・シングルが先着でもらえるキャンペーンも開催決定。詳細は後日発表される。

 ◎リリース情報
 アルバム『New Long Leg』
2021/4/2 RELEASE
<国内盤CD>
2,200円(plus tax) / 4AD0254CDJP
※ボーナス・トラック追加収録/ 解説書・歌詞対訳封入

Photo: Steve Gullick

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