2021/02/05
ショートムービー・プラットフォームのTikTokにおける、再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2021年1月25日~2021年1月31日を集計期間とした今回は、Anders Nilsen「Salsa Tequila」が首位を獲得した。
「Salsa Tequila」はこれで2連覇を達成。テキスト機能を活用した、“もし〇〇したら”や“〇〇あるある”などのお題を設けた動画投稿がミーム化しており、1月23日からは“#サルサテキーラ”というハッシュタグ・チャレンジも展開されている。
2位はBTS「Dynamite」で、前週から順位をキープ。そして前週6位のChinozo「グッバイ宣言」が、3ランク・アップして3位に続き、自己最高位を更新した。「グッバイ宣言」は、ボカロPのChinozoが2020年4月に発表した楽曲で、TikTokではフィンガー・ダンスが人気となっているほか、さらに汎用性を広げてコスプレやメイク、グルメやペット系の動画も増えている。
前週20位だったSugLawd Familiar「Longiness (feat. OHZKEY & Vanity.K)」は、当週8位にまで上昇。SugLawd Familiarは、現在高校3年生のメンバー5人による4MC1DJのヒップホップ・クルー。沖縄が拠点の彼らが2020年10月にリリースしたのが「Longiness (feat. OHZKEY & Vanity.K)」で、TikTokでは日常の写真を使ったスライドショー、ファッションやスポーツ系の動画で定番のBGMとなりつつある。特定のミームやチャレンジでの広がりではなく、より自然発生的にバズが生まれた形だろう。
当週トップ20デビューを果たしたのは、11位のAdo「うっせぇわ」、18位のTyler April「YRN (TikTok)」の計2曲。Adoが2020年10月にリリースしたユニバーサルミュージックからのデビュー曲「うっせぇわ」は、イラストレーター/アニメーターのWOOMAによるミュージック・ビデオも話題となり、TikTokでもMVをオマージュしたファン・アートが多く投稿されている。最新のBillboard JAPAN HOT 100(2021年2月8日付)では自身最高となる総合3位を獲得した。
◎トップ20
1位「Salsa Tequila」Anders Nilsen
2位「Dynamite」BTS
3位「グッバイ宣言」Chinozo
4位「Storeulv 2016 (feat. Moberg)」Bek & Wallin
5位「クラシックメドレー2019」ピアニカの魔術師
6位「Oh No」Kreepa
7位「怪物」YOASOBI
8位「Longiness (feat. OHZKEY & Vanity.K)」SugLawd Familiar
9位「Be You (feat. RAU DEF)」Novel Core
10位「Pop Corn」BLOOM VASE
11位「うっせぇわ」Ado
12位「オドループ」フレデリック
13位「It's Tricky」RUN DMC
14位「第六感」Reol
15位「Bamboleo」Gipsy Kings
16位「インフィニティ」優里
17位「PINK SWEET」BBY NABE
18位「YRN (TikTok)」Tyler April
19位「Banana (feat. Shaggy)」Conkarah
20位「廻廻奇譚」Eve
集計期間:2021年1月25日~2021年1月31日
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