2021/01/19 15:05
スティーヴィー・ワンダーが、2020年1月18日の“マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日”に動画を公開し、14歳の時に会ったことがあるというキング牧師に語りかける形で、現在も改善されていない人種的不平等に関する自身の思いを語った。
約4分間の動画で彼は、1960年代のアフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者だったキング牧師を“真のヒーローでインスピレーション”と呼び、そのインスピレーションによって自身の音楽を通じて“愛と平等の針を前に進めようとする”ことができたと語った。ところが彼は、「その針が少しも前進していないと知るのはつらいです。信じられないくらい進歩がありません。(そのことを思うと)体調が悪くなります」と嘆いている。
彼はさらに、「事実をなかなか聞いてもらえず、守ってもらえないことにうんざりします。嘘や“虚偽の事実”を広める者たちに責任を負わさなければなりません。我々が前に進むためにはそれしかないのです」と続け、バイデン次期政権に対し、“我が国の不平等に関する事実を認定する”ための委員会を立ち上げ、調停勧告するよう呼びかけている。
「真実がなければ、責任を課すことができません。責任を課すことができなければ、許すこともできません。許すことができなければ、癒されることもないのです」と彼は語っている。
動画の最後に彼は、「本日、(キング牧師に)敬意を表するこの日に、私は自分が見たことを述べ、聞いたことを認める勇気を持つことを誓います。(キング牧師の)精神に基づき、私は上院議員に対し、知っていることや実際に見たことについての事実を語ることを求めます。そして責任、許し、そこからの癒しに向けた措置を講じていただきたい」と述べている。
— Stevie Wonder (@StevieWonder) January 18, 2021
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