2020/12/26
今週の洋楽まとめニュースは、エド・シーランに関する話題から。エド・シーランが、世界中のファンのために新曲「Afterglow / アフターグロウ」をサプライズ・リリースした。また、楽曲のリリースと共に、彼が自ら描いたアルバムのアートワークと、ワンテイクで撮影された同曲のオフィシャル・パフォーマンス・ビデオも公開となった。エドは、今回のリリースに対し次のようにコメントを寄せている。「やあ、みんな。“アフターグロウ”は、僕が去年、みんなのために書いた曲だよ。次のアルバムの第一弾シングルとかではなく、ただ自分が好きな曲で、みんなにも是非気に入ってもらいたい曲さ。楽しんでくれ!そして素敵なクリスマスと良い年を迎えてね。さて、僕はまたお父さんモードに入らないと。では!」。先日、2020年にイギリスで最も再生されたアーティストに選ばれ、現在は休養に入っている、エド・シーラン。彼は今回、共同プロデューサーのFRED及びデヴィッド・ホッジスと共に「アフターグロウ」の作曲作詞を手掛けたそうだ。
米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”首位に3曲を送り込んだBTSを筆頭に、SuperMやBLACKPINKなど、2020年は多くのK-POPアーティストが米ビルボード・チャートで歴史を作った1年となった。ここでは、今年K-POPにとって最も大きな変革をもたらしたチャート・アクションを振り返る。9月5日付には、BTSの「Dynamite」が“Hot 100”初登場1位を獲得したことで、メンバー全員が韓国人のグループとして初めて同チャート1位に輝いた。10月10日付には、SuperMが、初のフル・アルバム『Super One: The First Album』で、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”2位に初登場。そして、10月17日付では、BLACKPINKが、米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100”でガールズ・グループとして初の首位に。韓国のグループとしては、BTS、SuperMに続く、3組目のNo.1となった。さらに、12月5日付になると、BTSの「Life Goes On」が“Hot 100”1位に初登場し、2曲を首位デビューさせた初のデュオまたはグループとなった。同チャートの62年の歴史において、主に韓国語で歌われた楽曲として首位を獲得するのは「Life Goes On」が初となる。
BTS/BLACKPINKなど、米ビルボード・チャートにおけるK-POPの今年のチャート・アクションを振り返る
2020年12月11日から12月17日までの一週間で、米国でのアナログ・レコードのセールスが合計144万5000枚を記録した。これは前週と比較して9%の増加で、ニールセン・ミュージック/MRCデータが1991年に売上枚数の集計を開始してから、アナログ・レコードが最も売れた週となった。これまでの最高記録は、2020年11月27日から12月3日までの一週間で売り上げた125万3000枚で、わずか2週間で記録更新となった。12月17日までの週に最も売れたアナログ・レコードは、テイラー・スウィフトの『フォークロア』で、前週から543%増の2万3000枚を売り上げた。『フォークロア』は、複数のカラー・バリエーションのレコードが販売されているテイラーの公式ウェブストアでの値下げプロモーションが後押し、セールスを伸ばした。クリスマスを迎える12月25日までのショッピング期間の影響で、アナログ業界は12月24日までの一週間で、週間セールスの最高記録をさらに更新する可能性がある。
クリスマスに向けて米国でのレコード売上急増、週間セールス144万5000枚を記録
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、テイラー・スウィフトの「willow」が1位に初登場した。新作『エヴァーモア』のリード・シングルとして同日12月11日にリリースされた「willow」は、初週3,000万再生を記録してストリーミング・ソング・チャートで4位、59,000のダウンロードを記録してデジタル・ソング・セールス・チャートでは同1位にデビューした。セールス・チャートでの首位獲得数は21曲目で、歴代トップを独走している。セールスが好調だった理由として、期間限定の値引きやリミックス、デモ音源、インストルメンタル等バージョン違いによる売り上げが挙げられる。『エヴァーモア』からは、その他にも15曲が今週100位内に初登場した。意外ではあるが、ゲストとして参加したハイム(「no body, no crime feat.HAIM」で34位)とザ・ナショナル(「coney island feat. The National」で63位)にとっては初のランクインとなる。また今週は、TOP10に計6曲のホリデー・ソングがランクインし、 2020年1月4日付チャートと先週の5曲を上回る、歴代最多記録を更新した。
【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト初登場1位、過去最多のクリスマス曲がTOP10にランクイン
そしてアルバム・チャートでも、テイラー・スウィフトの『エヴァーモア』がNo.1デビューを飾った。『エヴァーモア』の初動ユニットは329,000で、そのうち167,000がアルバム・ストリーミング(SEA)、154,500がアルバム・セールス、8,000がトラックごとのユニット数(TEA)だった。『エヴァーモア』はリリース1週間後の12月18日にCDを販売したが、今週のユニット数にCDのセールスは含まれておらず、154,500すべてがダウンロードによる売り上げということになる。そして、『エヴァーモア』と、収録曲「willow」が、米ビルボード・アルバム・チャート”Billboard 200”とソング・チャート“Hot 100”で初登場1位を同時に獲得したことになった。8月に『フォークロア』と「cardigan」が、初登場で両チャートを同時制覇したことで、この快挙を成し遂げた初めてのアーティストとなったテイラーだが、2回達成したアーティストとしても初となる大記録だ。テイラーは2020年12月21日に、「みんな。本当に。これをしてくれてありがとう」と感謝のメッセージを添えてこのニュースをリツイートした。
【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト8作目のNo.1、キッド・カディ/ジャック・ハーロウがTOP5デビュー
テイラー・スウィフト、2度目の全米ソング&アルバム・チャート同時首位発進を受けてファンに感謝
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