2020/12/14 15:20
ショーン・メンデスの新作『ワンダー』がNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
本作は、2018年に発表した前作『ショーン・メンデス』から約2年半ぶり、通算4作目のスタジオ・アルバムで、同チャートでは2015年のデビュー・アルバム『ハンドリトゥン』、2016年の2ndアルバム『イルミネイト』、そして前作『ショーン・メンデス』に続く4作連続の首位獲得、TOP10入りは最高5位を記録したEP『ザ・ショーン・メンデス・EP』(2014年)含む5作目のランクイン。
『ワンダー』の初動ユニットは89,000で、そのうちアルバム・セールスが54,000、アルバム・ストリーミング(SEA)が34,000、トラックごとのユニット数(TEA)が1,000だった。本作からは、ソング・チャート“Hot 100”で18位を記録したタイトル曲「ワンダー」と、同チャート8位、ポップ・ソング・チャート19位にデビューしたジャスティン・ビーバーとの初コラボレーション「モンスター」がヒットし、アルバムのプロモーションに繋げた。
先週1位にデビューしたバッド・バニーの新作『El Último Tour Del Mundo』は、ユニット数を前週から半数近く減少させ(57,000)2位にダウンした。一方、11月14日から21日の2週トップを維持したアリアナ・グランデの『ポジションズ』は、わずかにユニット数を上昇させて4位から3位にTOP3復帰している(55,000ユニット)。
先週6位に再TOP10入りしたマイケル・ブーブレの『クリスマス』は、前週から14%増加の55,000ユニットを記録して4位に浮上。今週はその他にもクリスマス・アルバムが勢いを増し、キャリー・アンダーウッドの『マイ・ギフト』が19%増加の53,000ユニットを記録して9位から5位に、ナット・キング・コールの『ザ・クリスマス・ソング』が20%増加の42,000ユニットを記録して12位から7位に、ペンタトニックスの『ベスト・オブ・ペンタトニックス・クリスマス 』が22%増加の39,000ユニットを記録して16位から8位に、そしてマライア・キャリーの『メリー・クリスマス』が17%増加の38,000ユニットを記録して15位から10位に、それぞれランクアップしている。
TOP10に5作以上クリスマス・アルバムがランクインしたのは、2013年12月21日付チャート以来7年ぶりで、当時のチャートでも8位にマイケル・ブーブレの『クリスマス』がランクインしていた。本作は、発売年の2011年から10年連続でTOP10入りする驚異的なロング・ヒットを記録している。キャリー・アンダーウッドの『マイ・ギフト』は、10月10日付チャートで初登場した8位がこれまでの最高位で、今週その記録を更新し初のTOP5入りを果たした。ペンタトニックスも、最高2位を記録した『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』や、2017年1月7日から14日の2週1位を獲得した『ペンタトニックス・クリスマス』など、この時季になると毎年TOP10入りするホリデー・シーズンの常連。先週のソング・チャート“Hot 100”では、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が2位まで上昇している。
クリスマス・アルバムが上昇したことでその他のアルバムが一掃され、ポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』 が5位から6位に、 ミーガン・ジー・スタリオンの『グッド・ニュース』は7位から9位にそれぞれダウンした。
次週は12月11日にサプライズ・リリースしたテイラー・スウィフトの『エヴァーモア』が上位に初登場することが予想される。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、12月18日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ワンダー』ショーン・メンデス
2位『El Último Tour Del Mundo』バッド・バニー
3位『ポジションズ』アリアナ・グランデ
4位『クリスマス』マイケル・ブーブレ
5位『マイ・ギフト』キャリー・アンダーウッド
6位『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』ポップ・スモーク
7位『ザ・クリスマス・ソング』ナット・キング・コール
8位『ベスト・オブ・ペンタトニックス・クリスマス』ペンタトニックス
9位『グッド・ニュース』ミーガン・ジー・スタリオン
10位『メリー・クリスマス』マライア・キャリー
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