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2020/12/13

頭の中の次は魂の世界、ディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』

 おもちゃやモンスターや死者の世界、海の中に頭の中と、ユニークでイマジネーションあふれる世界を描いてきたディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』がディズニー公式動画配信サービス ディズニープラスで2020年12月25日17時より配信開始される。

 本作は『インサイド・ヘッド』で描かれた頭の中の世界のように、イマジネーションだけで描いた生まれる前の魂(ソウル)の世界が舞台になっている。主人公であるジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーは、夢が叶う直前に、あることがきっかけで、生まれる前のソウルの世界に迷い込んでしまう。地上の人生を取り戻すため人間に生まれたくないソウルの22番に協力を求めるが……。

 ドクター監督は『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など、様々な作品を手掛けてきた。その中でも『インサイド・ヘッド』は、子どもの感情を描く“頭の中の世界”が舞台だったため、一からイマジネーションだけで空想の世界を作らなければいけなかった。誰も見たことがない複雑な頭の中の世界を子どもでも分かるようなエンターテインメント感あふれる世界として描くことに成功した監督は、そうした経験と技術があったからこそ、生まれる前の魂の世界を描くことができたのだ。

 本作で作り上げたのは、生まれる前の魂の世界で「どんな自分になるか」を決める場所。この世界はジョーと22番が出会う重要な世界である。監督は「僕はいつも空想世界に魅了されてきた。現実に根付いていない何もない状態から想像だけで物語を作ることが好きなんだよ。ワクワクする世界観があるとより深いストーリーが作れるし、『インサイド・ヘッド』の経験があるから実現することが出来たと思う」と、より進化した空想の世界を作り出したことを明かした。

 ピクサーの原点『トイ・ストーリー』(1995)で原案を担当し、『モンスターズ・インク』(2001)で監督デビューしたドクター監督は、『ウォーリー』(2008)では脚本原案&製作総指揮、監督した『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)で<アカデミー賞長編アニメーション賞>を獲得、『インサイド・ヘッド』(2015)では世界中に感動の渦を巻き起こすなど、ピクサー感動作に欠かせない人物だ。現在はピクサーのトップ(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)である彼が「23年の歳月をかけて製作した」と自信作は、日常の中で人生のきらめきを見失っているすべての人に贈る、魂を揺さぶるファンタジー・アドベンチャーでもある。


◎作品情報
『ソウルフル・ワールド』
2020年12月25日(金)17:00~、ディズニープラスで独占配信開始
監督:ピート・ドクター
(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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