2020/12/11
『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』の最新シーズンがDisney+で絶賛配信中だ。
本作は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した人気キャラクターのボバ・フェットに続く新たな賞金稼ぎマンダロリアンとフォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド”と危険な冒険を描く。先日打ち上げに成功した民間の宇宙船「クルードラゴン」にザ・チャイルドが同乗していることが話題となり、まさに宇宙規模で注目が集まっている。
チャプター13(シーズン2第5話)では、世界中の『スター・ウォーズ』ファンから絶大な人気を誇るアソーカ・タノが登場し、ザ・チャイルドの秘密を語るシーンが描かれた。本作の制作と監督を務めているデイヴ・フィローニはこの重要なシーンについて「『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でオビ=ワン・ケノービがルーク・スカイウォーカーに過去の出来事を明かすシーンを参考にした」と明かしており、新たに『スター・ウォーズ』の歴史に名を刻む重要なシーンの制作裏を明かしている。
※以下チャプター13のネタバレを含む
チャプター13で、アナキン・スカイウォーカーのパダワンであるアソーカ・タノが実写初登場。ロザリオ・ドーソンが演じたアソーカの登場は世界中のファンの間で大きな話題を呼んだ。アソーカがザ・チャイルドの過去をマンダロリアンに話す月夜のシーンは『新たなる希望』でオビ=ワン・ケノービがルークに、かつて自分の弟子でジェダイだったダース・ベイダーがフォースの暗黒面に落ち、帝国に寝返って次々と仲間を殺しジェダイがほとんど壊滅してしまったことを明かすシーンが参考にされている。フィローニはこのシーンがオビ=ワンの過去やバックボーンが垣間見られる構造になっていることに注目し、「アナキン(ダース・ベイダー)のストーリーを通じてオビ=ワンの背景も伝わるシーンなんだ。その構造を参考にし、ザ・チャイルドの秘密を語ることで、アソーカが経験してきたことやバックボーンが伝わるシーンにしたんだ」と明かしている。
アソーカとザ・チャイルドのシーンでは、2人がフォースの力で心を通わせ、アソーカからザ・チャイルドの名前がグローグーであること、ザ・チャイルドはジェダイ聖堂にいて長年マスターに訓練を受けていたが、誰かに連れ去られフォースの力を隠して一人ぼっちで生きてきたことなどが語られた。そしてアナキンのパダワンであり、ダース・ベイダーと戦った経験のあるアソーカの過去も垣間見られる台詞もあり、彼女だからこそ言葉に重みがあるシーンとなっていた。「ザ・チャイルドの名前や過去を語らせるにはアソーカしかいないと思った」とフィローニは語っており、広がり続ける『スター・ウォーズ』の壮大な世界観の中で、重要な歴史に残るシーンを生み出した。
さらにチャプター14では『ジェダイの帰還』で命を落としたと思われていた銀河で最も恐れられる賞金稼ぎの一人ボバ・フェットが復活し、人気キャラクターの登場に世界中が湧き上がっている。果たしてボバ・フェットやアソーカは今後どのようにマンダロリアンとザ・チャイルドの物語に関わってくるのか? ジェダイマスター ヨーダと同じ種族であるザ・チャイルドの出生の秘密を明かすキーパーソンとなるのか? 物語の続きに期待が高まっている。
◎作品情報
『マンダロリアン』
毎週金曜日、Disney+で独占配信
(C)2020 Lucasfilm Ltd.
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