2020/12/06
2020年12月7日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、=LOVE『青春“サブリミナル”』が125,003枚を売り上げ、首位を獲得した(集計期間2020年11月23日~2020年11月29日)。
『青春“サブリミナル”』は12人組アイドルグループ=LOVEの、前作『CAMEO』から約4か月半ぶりとなる8枚目のシングルで、作詞はプロデューサーである指原莉乃、作曲は塚田耕平が担当した。また本作のセンターポジションは3作ぶりに休養明けの髙松瞳が務め、グループとしては前々作『ズルいよ ズルいね』以来の2度目、12人でのリリースとしては初の首位獲得となった。女性アイドルグループは、新型コロナの影響により特典会等の販促イベントが大きく制限され、そんな中での首位獲得は大健闘と言えるだろう。
ここでは『青春“サブリミナル”』と=LOVEの過去のシングルの販売動向について、SoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、デビュー作『=LOVE』から本作までの発売初週のセールスの推移をグラフ化したのが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/94856/2)である。
これを見るとデビュー作『=LOVE』から前作『CAMEO』まで順調にセールスを伸ばしているのが見て取れる。特に6作目『ズルいよ ズルいね』は5作目『探せ ダイヤモンドリリー』から1.5倍を超える伸びを見せており、前作『CAMEO』も首位こそ逃したものの、高いセールスを維持していた。一方、本作は、オンラインイベントを行うなど、新しい試みを行っているが、前作と比較すると初週の販売枚数では苦戦しているのがわかる。
次に、『青春“サブリミナル”』が、全国の実店舗で地域別でどのように売れているかを前作『CAMEO』と比較してみたのが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/94856/3)である。また一般的なシングルの地域別販売比率と比較するため、今年の全シングルの販売比率も項目として追加している。
前作『CAMEO』は関東地方が55.3%と過半数を大きく超える結果となっている。また、プロデューサーである指原莉乃と、メンバーの音嶋莉沙の地元である九州地方も7.8%と全シングルよりも高い値を示していた。しかし逆に他の地方は全シングルよりも低くい結果となっていた。そして本作『青春“サブリミナル”』では関東地方は51.2%と若干販売比率を減少させる一方、東北地方、中部地方、四国地方、そして九州地方は販売比率を増やし、地方へと人気の広がりが見られるようになっている。
コロナ禍の影響で、どこからでも参加できるオンラインイベント等が増える事で、地方でのファンを獲得する事ができれば更に人気を伸ばす事ができるかもしれない。今後も彼女達の活躍に注視したい。
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