2020/10/31
今週の洋楽まとめニュースは、【2020 アメリカン・ミュージック・アワード】に関する話題から。現地時間2020年11月22日に米LAのマイクロソフト・シアターにて開催され、米ABCによって放送される【2020 アメリカン・ミュージック・アワード】のノミネート・アーティストと作品が発表された。最多ノミネートとなったのは、それぞれ<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>を含む8部門の候補に挙がっているザ・ウィークエンドとロディ・リッチで、ミーガン・ジー・スタリオンが5部門で続いている。また、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、バッド・バニー、ダベイビーがいずれも4部門にノミネートされている。<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>にノミネートされたのはジャスティン・ビーバー、ポスト・マローン、ロディ・リッチ、テイラー・スウィフト、ザ・ウィークエンドの5人となっている。
【2020 アメリカン・ミュージック・アワード】ノミネート・アーティスト&作品が発表
10月24日、ドレイクが、来年リリース予定のニュー・アルバム『Certified Lover Boy』のティーザー映像を公開した。ドレイクのレーベル<OVO Sound>のアカウントに投稿された約1分の動画は、空から落ちてくるものに向かって手を伸ばす少年の姿から始まり、その後ドレイクによる過去のアルバム・アートワークが、新作のタイトルにちなんだと思われる、頭にハート型の刈り込みを入れたドレイクによって再現されている。インストの楽曲がBGMとして添えられた映像は、ニュー・アルバムのリリースが予定されている「2021年1月」という日付で締めくくられている。『Certified Lover Boy』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得した2018年の『スコーピオン』に次ぐ6thスタジオ・アルバムとなっている。ドレイクは、今夏アルバムのリリースについて明かしており、8月14日にアルバムのタイトルとリル・ダークをフィーチャーした新曲「Laugh Now Cry Later」を解禁していた。
ドレイク、ニュー・アルバム『Certified Lover Boy』を2021年1月にリリースへ
故ホイットニー・ヒューストンが、アメリカレコード協会(RIAA)により3作のアルバムがダイヤモンド認定された、初のブラック・アーティストになった。RIAAによるダイヤモンド認定とは、セールスとストリーミングの合計が1,000万ユニット(10Xプラチナ)を突破したことを意味する。1985年のデビュー作『そよ風の贈りもの/Whitney Houston』と『ボディガード』のサウンドトラックに続き、1987年に発売された2ndアルバム『ホイットニーII~すてきなSomebody/Whitney』が最近ダイアモンド認定されたことにより、ホイットニーは、男性、女性、ソロ、グループ問わず、ブラック・アーティスト全体として初の大記録を達成した。現在までに2作のアルバムがダイアモンド認定されたブラック・アーティストは、故マイケル・ジャクソン、故2パック、マライア・キャリーの3人だけだった。
故ホイットニー・ヒューストン、アルバム3作がダイアモンド認定された初のブラック・アーティストに
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、24kGoldnの「ムード feat.イアン・ディオール」が2週目の首位をキープした。先週1位に浮上した「ムード」は、主要各ポイントの伸び率が良く、前週から18%増加の9,000ダウンロードを記録して、デジタル・ソング・セールス・チャートで6位、先週とほぼ同率の1,950万再生でストリーミング・ソング・チャートでは4位をそれぞれキープ。エアプレイ・チャートでは、15%増加の7,210万回を記録して6位から3位にTOP3入りした。エアプレイの伸び率が良いのは、ジャンルをクロスオーバーしてオンエアされているのが大きな要因。また、先週4位に再浮上したザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」は、今週も同位をキープしてTOP5のランクイン総週を歴代最多の30週目に、TOP10での滞在記録を36週目にそれぞれ更新した。
【米ビルボード・ソング・チャート】24kGoldn&イアン・ディオール首位キープ、ジャスティン&ベニー・ブランコ新曲は初登場14位
そしてアルバム・チャートでは、テイラー・スウィフトの『フォークロア』が2度目の首位返り咲きを果たした。先週12位から10位に再TOP10入りし、今週一気に1位へランクアップした『フォークロア』。初登場の8月8日~9月12日付チャートまで6週間トップを維持し、10月3日付チャートで再び1位に浮上。2016年にドレイクが『ヴューズ』で13週を打ち出して以来、今週で通算8週目の首位獲得となる。公式ウェブサイトでサイン入りのCDが販売されたため、今週はセールスが急上昇。本作は、これまでも何度か小売店でサイン入りのCDを販売し、売り上げを伸ばしてきた。そういった戦略もあり、『フォークロア』の総売上は今週で103万8,000枚に達し、2020年度初のミリオンセラーを記録したアルバムに認定された。首位獲得数、セールスからみても今年の年間チャート上位ランクインは間違いないだろう。
【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『フォークロア』通算8週目の首位、2020年度初のミリオンセラーに
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