2020/11/03
シーズン2が配信スタートしたばかりの『マンダロリアン』が、『スター・ウォーズ』シリーズ同様、オープニングからその世界に惹きこむことが継承されていることが語られた。
本作の音楽を務めたのは、『ブラックパンサー』(2018)で<第91回アカデミー賞作曲賞>に輝いたミュージカル作曲家のルドウィグ・ゴランソンだ。本作の製作総指揮を務めたジョン・ファヴローは、ライアン・クーグラー監督や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)で若きランド・カルリジアンを演じたドナルド・グローヴァーから彼の話を聞き、今回オファーに至ったという。ファヴローは「(製作総指揮の)デイヴ・フィローニと私が『マンダロリアン』でやっていることに影響を与えているもの、特に西部劇やサムライ映画の影響についてルドウィグと話しました。西部劇やサムライ映画の音楽の様々な時代の話をしましたし、もちろん『スター・ウォーズ』の話もしました」と、徹底的にルーカス、そして本作に影響を与えたものを音楽制作においても大切にしたことを明かす。
続けて、『マンダロリアン』の音楽の在り方について「何よりもまず、音楽と世界観がどのように調和しているか、オープニングの音を聞いた瞬間にどのように感じるか、ということについて話し合いました」と、オープニングから一気に『スター・ウォーズ』の世界に観客を連れ込むことに注力したことを語りつつ、「シリーズの音と繋がっていると感じられるような新しい方法で何かを定義するのには、かなりの時間がかかりました。銀河内戦後の混沌とした時代(『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後)の中で『スター・ウォーズ』のサウンドに加えて『マッドマックス』のようなフレーバーが音楽に反映されているはず。ルドウィグによって、信じられないほど音楽が映画というショーを定義しています」とルドウィグの功績を称賛する。
ルドウィグは、「私にとって、ジョン・ウィリアムズの『スター・ウォーズ』の音楽は、これまでの映画音楽の中で最高のものなので、間違いなく少しプレッシャーはありました。しかし幸運にもLAの最高のミュージシャンたちとオーケストラによって音楽に魂が吹き込まれました」と自信を見せる。映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛けた『スター・ウォーズ』のお馴染みの音楽はオープニングの黄色いあらすじを幕開けに、観る者すべてを興奮と感動に包み込んできた。本作にもルーカスの伝統が継承されており、まさに『スター・ウォーズ』の世界へ没入できることだろう。
◎作品情報
『マンダロリアン』シーズン2
Disney+で独占配信中
(C)2020 Lucasfilm Ltd.
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