2020/10/24 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、BTSに関する話題から。2020年10月24日付の最新米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100”で、BTSが前週2位から1位へ上昇し、通算11週目の首位を獲得した。2014年に発足された“Artist 100”は、アルバムや楽曲のセールス、ラジオ、ストリーミング、SNSにおけるファン交流の指標に基づいた、米国内でのアーティスト人気を総合的にランキングしたウィークリー・チャートだ。10月3日付チャートで、デュオ/グループとして初めて首位獲得数が二桁をマークしたBTSは、今週その記録をさらに更新した。また、BTSによる「Dynamite」のミュージック・ビデオが5億再生を突破した。これでBTSは、通算10本のMVが5億回再生されたことになった。多彩なカラーを活用した背景、そしてレトロな小物と衣装が際立つMVは、公開直後同時アクセス数300万人を超え、YouTubeプレミア視聴記録を達成。また、24時間で1億100万再生を記録し、YouTubeミュージック・ビデオ史上24時間最多再生回数の新記録をマークした。
BTS、米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100”で11週目の首位獲得
BTS、「Dynamite」MVの再生回数が5億回突破
10月21日に【2020 ビルボード・ラテン・ミュージック・アワード】が開催され、ダディー・ヤンキーとバッド・バニーがそれぞれ7部門を受賞した。ダディー・ヤンキーに贈られた7つの賞のうち6つは、スノーとのコラボ曲「Con Calma」での受賞となり、同曲は<ホット・ラテン・ソング・オブ・ザ・イヤー>、<エアプレイ・ソング・オブ・ザ・イヤー>、<ストリーミング・ソング・オブ・ザ・イヤー>などに輝いた。同じく7部門に輝いたバッド・バニーは、<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<ソングライター・オブ・ザ・イヤー>に加え、『X 100PRE』が<トップ・ラテン・アルバム・オブ・ザ・イヤー>などを受賞した。米フロリダ州サンライズのBB&Tセンターにて開催された授賞式では、ロメオ・サントスが4部門、ルイス・フォンシが3部門、カロルG、ウィシン&ヤンデル、バンダMSがいずれも2部門に輝いた。
【2020 ビルボード・ラテン・ミュージック・アワード】開催、ダディー・ヤンキー/バッド・バニーが最多7部門受賞
カーディ・Bが、Twitterアカウントを削除した。10月17日に突然配信したインスタグラム・ライブで彼女は、自身に対する非難とオフセットへのハラスメントに嫌気が差したからだと説明した。彼女は動画で、「私がマザファッキン・アリアナ・グランデか何かみたいに人生を生きろって、15歳(くらいの精神年齢)の奴らが大勢で寄ってたかってさ。私がディズニー出身みたいに」と憤った。「もううんざりだよ、だってあんたたちのせいでずーっと自分の立場を弁明しなきゃならない。離婚のことは私が公表したんじゃないよ、ファッキンな裁判所書記官が公表したんだよ。あとさ、“あいつが女を妊娠させたってよ”とか何とか、人が噂をでっち上げるもんだから私が対処しなくちゃならないし」と彼女は続けている。現地時間の10月18日夜の時点では、カーディのインスタグラムのアカウントはまだ残っている。
カーディ・B、Twitterアカウントを削除「もううんざり」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、米カリフォルニア州出身のラッパー/シンガー=24kGoldnの「ムードfeat.イアン・ディオール」が初の首位を獲得した。9月12日付チャートでTOP10入りしてから約1か月を経て1位に到達した同曲は、今週2,030万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートで6位から4位に、7,000ダウンロードを売り上げて、デジタル・ソング・セールス・チャートで8位から6位にそれぞれ上昇。エアプレイ・チャートでは、前週から16%増加の6,290万回を記録して、7週間で6回目の<Airplay Gainer>を獲得する快挙を達成した。Hot 100での首位獲得は、24kGoldn、フィーチャリング・ゲストのイアン・ディオール共に初となる。今週新たにTOP10入りしたのは、米LAのプロデューサー・チーム/音楽プロダクション=インターネット・マネーと、ラッパーのガンナによるコラボレーション「レモネードfeat.ドン・トリバー&NAV」となっている。
【米ビルボード・ソング・チャート】24kGoldn「ムードfeat.イアン・ディオール」初首位、インターネット・マネー&ガンナTOP10入り
そしてアルバム・チャートでは、故ポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』が約3か月ぶりの首位復帰を果たした。今週は、8月15日付チャート以来約2か月ぶりにTOP10デビューした新作がなく、強豪不在というのも返り咲いた理由として挙げられる。今年は、リル・ベイビーの『マイ・ターン』も同13週目の首位復帰を果たしたが(3月14日~6月20日)、その際もTOP10に初登場した新作はなかった。先週の13位から7位にTOP10入りしたのは、フリートウッド・マックの『噂』。本作は、43年前の1977年2月に発表した彼らの11作目となるスタジオ・アルバムで、通算31週の1位を記録し、同年の年間アルバム・チャートでは1位に輝いたモンスター・ヒット。1978年2月18日付チャート(10位)以来約42年半ぶりにTOP10復帰したのは、本作に収録された「ドリームス」が動画投稿アプリTikTokで使用されたため。
【米ビルボード・アルバム・チャート】故ポップ・スモーク首位返り咲き、フリートウッド・マック『噂』が42年ぶりにTOP10入り
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