2020/10/10 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、ビリー・アイリッシュに関する話題から。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、今年3月からスタートした北米ツアーの延期を余儀なくされたビリーが、世界に向けてコンサートをライブ【Where Do We Go? The Livestream】を配信することを現地時間2020年10月7日に発表した。今回のコンサートは、米ロサンゼルスから太平洋時間10月24日の午後3時(日本時間10月25日の午前7時)に生配信される。ライブ配信は、マエストロ・インターアクティブ・ストリーミング・プラットフォームとの提携により特設サイトから視聴可能で、チケット購入者は初回配信後、24時間限定でオン・デマンド再生ができる。チケット代金は30ドル(約3180円)となる。ビリーは「コンサートをするのがすっごく恋しい」とインスタグラムに投稿し、ライブ配信の発表をしている。
ビリー・アイリッシュ、世界に向けた配信ライブを10/24に開催
10月6日、エディ・ヴァン・ヘイレンが癌との闘病の末、65歳で死去したと息子のウルフギャングがTwitterで発表した。ヴァン・ヘイレンのギタリストでバンド・リーダーだったエディ・ヴァン・ヘイレンには、長年にわたり死が近いという噂がつきまとっていた。薬物乱用に加え、2000年に受けた舌癌の診断が主な原因で、医師は彼の舌を3分の1取り除き、2年後には完治したと宣言。長期にわたり公衆の前に現れなかったことが、体調が悪いのではないかという噂に繋がったため、近年では昨年10月に米ビバリーヒルズのマクラーレンのディーラーや米ロサンゼルスでのトゥールのコンサートに姿を現していた。2017年の米スミソニアン博物館でのインタビューでは「ロック・バンドでギターを弾いている60歳のパンク・キッズみたいです。私は音楽を作ることができて、恵まれていますし、大変光栄に思います」と語っていた。
カニエ・ウェストが、新型コロナウィルスに感染し治療中のドナルド・トランプ米大統領とファースト・レディーのメラニア夫人のために”祈っている”とSNSに投稿した。2020年11月に行われる米大統領選挙に出馬しているカニエは、トランプ大統領の感染が報じられた翌日の10月3日午前にTwitterを更新し、「全面的な礼節が差し迫って必要だ。我々はイエスの名のもとに団結すべきだし、するだろう。俺はトランプ大統領とメラニアの完全な回復のために祈っている。これはジョーとジル・バイデンが感染していたとしても同じようにするし、新型コロナに感染したほかの誰に対してでもそうする」と綴った。トランプ夫妻の新型コロナ感染の報を受け、カニエのほかにカーディ・B、トドリック・ホールら多くの有名人がSNSで反応。民主党の大統領候補であるバイデン前副大統領もトランプ夫妻が”早く治るよう願っている”とSNSに投稿した。
カニエ・ウェスト、新型コロナ感染のトランプ大統領に”祈っている”とツイート
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、トラヴィス・スコットの新曲「フランチャイズfeat.ヤング・サグ&M.I.A.」が1位にデビューした。9月25日にリリースされた「フランチャイズ」は、初週1,940万再生を記録してストリーミング・ソング・チャートで6位、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位に初登場。エアプレイ・チャートにはまだランクインしていないが、1週間で1,060万回(オンエア数)を記録している。また、トラヴィス・スコットの首位獲得曲は4タイトルあるが、今回の結果により、1年未満で「ハイエスト・イン・ザ・ルーム」、「ザ・スコッツ」、「フランチャイズ」の3つのタイトルを首位に送り込んだことになる。その3タイトルはいずれも初登場1位獲得曲で、1年未満で3曲を1位に初登場させた歴代初のアーティストという快挙も達成した。
【米ビルボード・ソング・チャート】トラヴィス・スコット首位デビュー、1年未満で3タイトルが初登場1位獲得の快挙
そしてアルバム・チャートでは、マシン・ガン・ケリーの新作『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』が1位に初登場した。本作は5枚目のスタジオ・アルバム。TOP10には5作連続でランクインしているが、首位獲得は意外にもマシン・ガン・ケリーにとって初の快挙となる。マシン・ガン・ケリー自身はヒップホップにカテゴライズされているが、本作はパンクを中心とした内容で、ブリンク182のドラマー=トラヴィス・バーカーもプロデューサーとして参加。2020年度のチャートでロック・アルバムが首位を獲得するのは本作が初であり、2019年9月14日付チャートでトゥールの『フィア・イノキュラム』が獲得して以来、約1年ぶりとなる。続いて2位に初登場したのは、K-POPグループSuperMの1stフル・アルバム『Super One』、3位にデビューしたのは、メディア・プラットフォーム<88rising>所属のアジア系ヒップホップ・アーティスト=Joji(ジョージ)の新作『ネクター』となった。
【米ビルボード・アルバム・チャート】マシン・ガン・ケリーの新作『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』が1位に初登場
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