2020/10/07
2020年10月5日に米人気番組『ザ・トゥナイト・ショー』にリモート出演したビリー・アイリッシュとフィニアス兄妹が、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン中に、音楽制作を進めていたことを明かした。
開幕したばかりだったツアーを、たった3公演しか開催できないまま中止に追い込まれてしまったビリーだが、当初は新型コロナのパンデミックがこれほど長く続くとは想像しておらず、「2週間ぐらい休めるんだったら嬉しいよね」と兄妹で話していたそうだ。実際に楽しめたのは最初の2週間から1か月だけで、自宅から出られなかった残りの時間は音楽制作に勤しんでいたと話している。
ビリーは、「私たちは最善を尽くせたと思う。この時間を使ってやるべきことをやってきた。音楽をたくさん作った。そうでなければ作っていなかったと思う、この時間がなかったとしたら。世界で(パンデミックが)起きているということは悲惨だけれど、生まれたものもあると思う。私たちは運が良かったのだと思う」と語っている。フィニアスも、「運が良かった」と述べ、「たくさん書いているよ。すごく楽しい」と付け加えている。
『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』と、収録曲である「bad guy」で、今年の【第62回 グラミー賞】で主要4部門(アルバム賞、レコード賞、楽曲賞、新人賞)と<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞>を受賞したビリーは、“人生で最高の夜。結構な頂点だった”と振り返っている。
授賞式当日は、参加できるだけで十分だと思っていたそうで、受賞できたことに“とても圧倒された”と語っている。「ノミネートされただけでもアメイジングでレアなこと。(その場にいられただけで)すでに嬉しかった」というビリーは、授賞式の翌日にアリシア・キーズから電話がかかってきたことを明かした。キーズ自身もまだ若かった頃に【グラミー賞】に輝いたアーティストだが、そんな先輩から、「ドープ(格好いい、素晴らしい)であることを恥ずかしがっちゃダメだよ」というありがたい言葉をもらったそうだ。
一方で、フィニアスとビリーがテーマ曲を担当した『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、新型コロナの影響で2021年4月に延期されている。007映画のテーマを手掛けた最年少アーティストの称号も獲得したビリーだが、“空想だった”と形容するほど遠い存在だと思っていた憧れのシリーズに関われたことについて、「クレイジーで、シュールな体験だった」と述べ、“ドール(親切)。楽しい人”だというハンス・ジマーと70人のオーケストラとのレコーディングについては「クールでアメイジングだった」と振り返っている。
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