2020/09/29 16:30
BTSの所属レーベルBig Hit Entertainmentが、2020年の年末までに新規株式公開(IPO)を目指し、その達成に迫る中、以前発表した1株当たり10万5000韓国ウォン(約9500円)から13万5000韓国ウォン(約1万2200円)の範囲で最大にあたる13万5000韓国ウォンを最初の株式公開価格に設定した。
現地時間2020年9月28日、Big Hit Entertainmentは、1株当たり13万5000韓国ウォンで発行すると韓国証券取引所に提出したと述べ、これにより同社は、IPOで9626億韓国ウォン(約869億円)を調達し、時価は4兆8000億韓国ウォン(4335億円)となる。
証券取引所によると、2005年にBig Hit Entertainmentを設立した元作曲家で音楽プロデューサーである共同最高責任者パン・シヒョクは同社の株の約43%を所有しており、今回の株式公開で億万長者となる。また以前の提出書類によると、パン・シヒョクはBTSの各メンバーに同社の6万8385株を付与しており、株式公開後にその価値は約8億3400万円となる。
上場日は10月15日に予定されており、投資家だけでなくファンも購入の準備をしている。伝えられるところによると、機関投資家は提供される株式の数の1000倍以上の関心を示しており、さらにBTSのコアなファンARMYも株を求めることが予想される。
BTSの成功に乗じて、Big Hit Entertainmentは昨年、5872億韓国ウォン(約531億円)の過去最高の収益を生み出したと述べ、これは同社が以前に報告した2018年の未監査の収益に対して95%増加となる。また、2019年の営業利益が987億韓国ウォン(約89億円)で、前年比24%増加した。
BTS初の全編英詞による「Dynamite」は、今年8月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場首位を獲得し、全メンバーが韓国人のグループとして、同チャートの62年の歴史の中で初の快挙を成し遂げた。なおBTSは、11月20日にニュー・アルバム『BE (Deluxe Edition)』を発売する。
Big Hit Entertainmentは、TOMORROW X TOGETHERやSEVENTEENといったグループの所属アーティストを増やし、ファン・コミュニティ・プラットフォームWeverseや6月にBTSが行った有料配信コンサート【BANG BANG CON The Live】のような新しいプロジェクトでビジネス・ベンチャーを多様化している。
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