2020/09/24 15:30
2020年9月23日にBTSが第75回国連総会のヴァーチャル会合に登場し、新型コロナウイルスのパンデミックが与えた影響に関するスピーチを行った。
UNICEF事務局長ヘンリエッタ・フォアによる紹介の後に登場したリーダーのRMは、2年前の国連総会で若者に向けたメッセージを送ったことなどを振り返り、パンデミックにより生活が一変してしまったことを語った。「新型コロナウイルスは想像を超えていた。僕たちのワールド・ツアーは完全にキャンセルされてしまい、全ての予定はなくなり、僕は一人になってしまった。見上げても夜空の星が見えなかった」と彼は述べている。
ほかのメンバーたちも一人ずつ登場し、パンデミックがもたらした孤独について、「それは貴重な時間だった、望んではいなかったけれど歓迎すべきものだった」(シュガ)などと、ここ数か月の不安な心境について語っている。
予期せぬ形で自分自身と向き合う時間が増えた彼らは、徐々に7人での曲作りを再開した。「これらの感情を全て受け入れ、僕たち7人は一緒に音楽を作り始めた。ここから音楽が生まれ、僕たちは正直になれた」(ジェイホープ)と、自分たちの原点に立ち返ったことを明かしている。
最後にRMが再び登場し、異例の不安感と不透明感が覆う時代にも希望と立ち直る力を失わないよう呼びかけている。RMは、「途方にくれてしまうとき、僕はここで2年前に話した言葉を思い出す:“自分を愛そう、自分を語ろう。”これまで以上に、僕たちは自分自身を見失わないよう、自分と向き合うよう努めなければならない。自分自身を愛し、未来を想像しようと努めなければならない。BTSはそばにいる。僕たちの明日は暗く、つらく、困難で、僕たちはつまずいたり倒れたりするかもしれない。でも、夜が最も暗いときこそ星は明るく輝く。そして星が隠れているのなら、月の光に導いてもらおう。その月までもが暗いのならば、自分たちの顔を目印の光にして行く先を知ろう。僕たちの世界を再考しよう。僕たちは疲れて一緒に身を寄せ合っているけれど、また夢を見よう」と締め括り、メンバーたちは、「人生は続く。一緒に生きていこう」と語りかけている。
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