2020/09/11 15:20
2020年9月10日、2020年のNFLシーズン開幕を告げるキックオフ・コンサートで、アリシア・キーズが2007年のヒット曲「ノー・ワン」と、新曲「Love Looks Better」のソーシャル・ディスタンス・パフォーマンスを披露した。
キラキラ輝くデニム・ジャケットとフィットしたジーンズに、米ニューヨーク・カルチャーのシンボルでもあるティンバーランドのハイヒール・ブーツを合わせた彼女は、土砂降りの中にたたずむ黒人の人々が背景に映し出されたステージで「ノー・ワン」を熱唱した。最後にバック・バンドと共に拳を突き上げ、Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/黒人の命は重要)運動との連帯を表現した。
「Love Looks Better」のパフォーマンス中にも背景には黒人コミュニティーへの支持を表現した映像が流れ、最後は11月の大統領選挙への積極的な参加を呼びかける“Vote”(投票しよう)という単語が表示された。
NFLを巡っては、リーグに蔓延る人種差別的な状況が改善されるまでは【スーパーボウル】などへの出演を拒否すると表明しているアーティストが多い。こうした中、キーズが出演に踏み切ったのは、NFL側が10億ドル(約1,000億円)の寄付基金を、黒人経営企業やコミュニティーに提供すると発表したことが背景にある。
キーズは米ビルボードに対し、「周りで起きているあからさまな不当行為を、私たちはすでに目撃している。アーティストとして、私はどうやって自分の立場を利用して人種的平等を促進できるかを常に考えている。この基金は一つの答えであり、持続可能な解決法を生み出す手段として、黒人企業、黒人投資家、機関、実業家、学校、銀行に投資することによりブラック・アメリカに力を与えることが私たちの目標だ」と説明した。
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