2020/09/13
日本国内でも幅広い世代から愛されるディズニーは、これまで多くの名作と呼ばれる作品を世界中に届け、数えきれないほどの感動を届けてきた。それは表現豊かなアニメーション技術だけではなく、その時代に合わせたメッセージ性のある物語や、ヒロインなどのキャラクター描写があってこそ。ディズニーは、そんな物語やキャラクターの深い心情を、数々の楽曲に組み込むことで、より多くの人々の心を揺さぶる作品を作ってきたのだ。
数あるディズニーの名曲のなかから、実写版の映画が話題となった『美女と野獣』と名作アニメーション『リトル・マーメイド』、そして先日ディズニープラスにて独占公開となった『ムーラン』のヒロインの心の声が流れる珠玉のディズニーソングをご紹介しよう。
★「愛の芽生え」from『美女と野獣』
日本でも特に高い人気を誇るディズニーのヒロイン、ベルが歌うこの「愛の芽生え」は、ベルと野獣が互いの内面に秘められている輝きを見出し、それに惹かれる自分に気づき始める様子を描いたミュージカルナンバー。それまで衝突していたベルと野獣が、互いに意識し始める“心の移り変わり”を丁寧に表現しており、曲としても多くの支持を集める楽曲だ。
★「パート・オブ・ユア・ワールド」from『リトル・マーメイド』
明るく好奇心旺盛な人魚アリエルが、宝物を隠している洞窟の中で、まだ知らぬ人間の世界へ憧れる心情をつづった名曲。父親であるトリトンから陸の世界を否定され続けていたアリエルの押さえられない気持ちが込められたこの曲は、聞く人の感情を揺さぶる珠玉のナンバーだ。
★「リフレクション」from『ムーラン』
愛する家族のために、“自分らしくありたい”と思う気持ちを抑え込む少女ムーランの葛藤が表現されたディズニーが誇るバラードソング。本当の自分になれる場所はどこにあるのだろうか……そんなムーランの想いが心に染み渡る楽曲だ。アニメーション版ではお見合いの仲人さんの前で失敗してしまったムーランが化粧をした自分の顔を見て歌い出すこの楽曲が、実写版ではどんなシーンで使用されるかにも是非注目してほしい。また、この楽曲は実写版でも主題歌として使われており、アニメーション版に続いてクリスティーナ・アギレラが歌唱を担当。アギレラが新たに命を吹き込んだ「リフレクション」は必聴だ。日本版主題歌アーティストを務めるのは、奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つシンガーの城南海。訳詞も担当したという城南海が、愛する家族や故郷のために自分を男と偽り、国の命運をかけた戦いへ出ることを決意するムーランの心情と葛藤を壮大に歌い上げる。
◎作品情報
『ムーラン』
ディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占公開中
※追加支払いが必要です。詳細はディズニープラス公式サイトへ。
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