2012/12/25
東日本大震災への復興支援のため、2012年限定で再結成したプリンセス プリンセス。女性バンドとして初めて日本武道館のステージに立つなど、これまで記録と記憶に残るライブを行ってきた彼女たちが、遂に東京ドーム公演を開催した。
12月23、24日と2日間にわたって行われた同公演は、両日とも4万5千人を動員。女性バンド史上初の東京ドームライブということもあり、期待の高さがうかがえる盛況ぶりだ。
最終日、開演時間を迎え会場が暗転すると、舞台上のスクリーンには今年1年間の活動を振り返ったVTRが流れる。そして上映後、ステージ中央に設置された白い球体の中から現れたメンバーは、この日に対する意気込みを確かめ合うように円陣を組み、ライブをスタート。
「1年半前、3月11日の東日本大震災があってすぐ、1人じゃ出来ない支援も、私達5人であれば大きな支援が出来るはずだから頑張ろう、という話になりました。そこから始まった活動が、今、このように4万5千人の前でその集大成を迎えられている事が、嬉しくて、感動しています。ありがとうございます!」と喜びと感謝を伝え、「OH YEAH!」や「世界でいちばん熱い夏」、「ジュリアン」、「M」などを次々と披露していく。
アリーナに用意されたセンターステージでの演奏など、様々な演出でも楽しませながら、本編最後は定番曲「19 GROWING UP」で幕引き。しかし、メンバーが舞台袖へ姿を消すと、すぐさま割れんばかりのアンコールが会場中を包み込む。
その声に応え再びステージに戻ると、リーダーの渡辺敦子は改めて再結成した理由、そして支えてくれたことへの感謝を伝える。そうした想いに触れ、涙ぐむファンの姿も見受けられる中、最後は「Diamonds」を全員が一体となって大合唱。“まだまだ続けて欲しい”、そんな気持ちを代弁するように終演後も拍手や歓声、メンバーを呼ぶ声がドームに響き続けた。
こうして新たな伝説の1ページに加わるであろうライブを終えたプリンセス プリンセスだが、12月30日にはTBS『第54回 輝く!日本レコード大賞』へ。12月31日には『第63回 NHK紅白歌合戦』への初出演が決定しているので、最後まで彼女たちの姿を見届けてもらいたい。
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