2020/08/20 17:12
H ZETTRIOが、【RE-SO-LA Tour 2020 先駆けトリオピック Vol.1~2】神奈川公演を相模原市民会館にて開催した。
本公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていたツアーのファイナル公演だ。延期が発表された後、ほとんどのファンがチケット払い戻しをしていないことをメンバーが知り、チケット購入者が会場に来れるよう当初予定していた横浜BayHallから相模原市民会館へと会場を変更。ガイドラインに沿って観客を入れつつ、会場に来れないファンに向けて生配信もあわせて実施された。
開演19:00となり照明が落とされると、大きな拍手が沸き起こる中メンバーが登場。それぞれが定位置につくと、会場が静まる中、H ZETT Mが「指鳴らし」を始めた。それにメンバーも加わり、さらに観客も加わって会場内に「指鳴らし」が響き渡ると「黄昏ウィークエンド」が始まった。優しく美しいピアノの旋律は、まるでコロナ禍で待ちわびた皆の気持ちを洗い流してくれるよう。1曲目が終わって一転、3人の息のあったイントロが始まるとアップテンポな「Something Special」が始まり、ボルテージは一気に上昇した。
そして昨年から行われている24か月連続シングル配信から「TOKYO」「情動」と続き、1stアルバム『三つ星』より「世界は廻るよ」。ここまでが終了すると、ようやくメンバーのMCとなり、やっとライブができたことの喜びが直接メンバーから伝えられた。またここで、ガイダンスに沿った5分間の「換気タイム」も挟まれ、いつもより長くメンバートークが繰り広げられた。
換気が終わると、1曲目と同じく「指鳴らし」がスタート。また「黄昏ウィークエンド」かと思いきや「天体イマジネーション」が始まった。そして、このツアーのタイトルにもなっているアルバム『RE-SO-LA』より「レソラ」が演奏され、続けてアップテンポの「炎のコンテクスト」へと突入、再び会場は熱くなった。ライブによって異なる独自のアレンジはもちろんのこと、ドラムソロ、ベースソロ、ピアノソロ、3人それぞれがアドリブで個性的かつ情熱的に披露されるのはいつ見ても圧巻であり、他に類を見ない。「あの夏のオリエンタル」「距離」と演奏され、再び換気タイム&MC。ここでも普段より長いメンバートークとなり、ベーシストH ZETT NIREの「パン作り」の話など、フランクな話題を聞くことができた。
後半戦に突入し、ウッドベースのリフから始まるライブ定番曲「NIRE The Bassman」が始まり、怒涛のように「祭りじゃ」「負けるなチャンプ」「Next Step」「DERBY ~栄光の道しるべ~」となだれ込み、最後は「明日の景色」で静かに本編を終えた。
アンコールの拍手の中、再びメンバーが登場すると、無事に今日を迎えることができた喜びの気持ちと、さらに「年内」に何かしら同じようなライブを計画していることが告げられた。そして、アンコールとして「Birds Fly」が披露された。
アンコールを終えても拍手が鳴りやむもことがなく、再びメンバーが登場。ここからは会場に来ていただいた方だけに披露しますと「みんなのチカラ」「また会いましょう」の2曲が披露された。
コロナの感染拡大は終息が見えないが観客入りのライブと生配信を実現させたH ZETTRIO。ファンも趣旨を理解し、開場時にはソーシャルディスタンスをキープし、ライブ中には大きな声を出さないなど、安全にライブが繰り広げられた。次回は、10月3日に東京・かつしかシンフォニーヒルズの公演が決定しており、すでにチケットは完売。ライブ会場で販売予定だったグッズなどが、オフィシャルオンラインショップで販売されている。
◎公演情報
【H ZETTRIOのモーツァルトに会いたくて2020!「RE-SO-LA な夜」】
2020年10月3日(土)
OPEN15:00 START16:00
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
6,000円
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