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2020/08/19 18:30

米大手タレント・エージェンシーCAA、多様性を重視した奨学金/育成プログラムを開始

 クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー(CAA)が、多様性とその受け入れを強化するために、大学やトレード・スクールを対象とする多様な学生を支援するCAAスカラーズ(CAA Scholars)を立ち上げた。

 組織的な改革を目指す同プログラムは、CAAの従業員によるCAA財団コミュニティ基金によって支援され、複数年にわたる奨学金、研究奨励制度、年間を通したプログラミングや指導を提供する。

 「提携する公立学校の支援や、読書や指導のボランティア活動まで、学生への投資は常に私たちの仕事の中心的な柱でした」と、CAA財団のエグゼクティブ・ディレクターのナタリー・トランは声明で述べた。

 CAAはカレッジ・トラック、ステップ・アップ、UNCF、ヒスパニック・フェデレーション、ブラザーフッド・クルセイド、ポイント・ファンデーションと提携し、プログラム初年度に10人の奨学生を選ぶ。

 候補者は、経験、地理、人種、民族性、性別、アイデンティティの多様性によって判断される。

 CAA奨学生の最初のグループは、フォーダム大学、フンボルト州立大学、ジョン・ジェイカレッジ、サザン大学A&Mカレッジ、バートン・ルージュUCLA、カリフォルニア大学サンタクルーズ校、カリフォルニア大学マーセド校、南カリフォルニア大学などの大学に通う学生が含まれる。

 同社は、多様性とその受け入れにより焦点を当てるために、歴史的黒人大学、ラテン系の人口の多い大学、女子大学でも募集を行ってきた。