2012/12/21 19:00
今年4月にロックの殿堂入りを果たしたガンズ・アンド・ローゼズが約3年ぶりに来日、12月18日にZepp Tokyoで一夜限りのプレミアムライブを行った。
突如発表された公演情報にファンは狂喜し、日本ではこれまでに東京ドームやマリンメッセといった大型会場でしか観れなかった彼らのパフォーマンスが2500人前後のライブハウスで見れるとあってチケットは1階席17,500円、2階席25,000円と高額だったにも関わらすあっという間にソールドアウト。なぜこのタイミングで来日なのかと話題になったが、実際はワールドツアーの空いた日程で「折角だし、もうちょっと稼ぎたい」ということで本当に急遽決定したそうだ。
開演時間19:00になっても開場すらされてない状況だったが、これまでもスタート時間を大幅におして登場する彼らなので集まったファンたちは皆“想定内”といった面持ちで待機。結局開場したのは19:10過ぎで、これは開演21:00くらいまで待つのかと覚悟していたら、20:00前にはメンバー全員が登場。油断していたファンたちもステージに詰めかける。急遽決定した公演ということもあってか凝ったステージ装飾やスクリーンはなく、非常にシンプルなセットだったが、8人という大所帯バンドは見た目にもインパクトがある。ドラムのモニタースピーカーに上がり、ステージ最上部に立ったDJアシュバのギターでスタートとなった1曲目は「Chinese Democracy」。待ちに待っていた観客はすぐさまヒートアップし、目の前にいるアクセルをその目に焼き付けようと前方に押し寄せていく。そして、大歓声の中DJアシュバが焦らすように「Welcome to the Jungle」のイントロで煽る。たった数分で凄まじい熱気を生み出したバンドはその勢いを落とすことなく「Don't Cry」「Sweet Child O' Mine」と名曲たちを繰り出していく。アクセルも最盛期の声とは言えないが変わらない絶叫を聴かせ、ステージ狭しと動き回る(本当に狭いと思ってそうだったが)。創設期のメンバーとしては彼だけになってしまったが、現在のバンドの演奏には満足しているようで、これまでの栄光にしがみ付いたパフォーマンスではなく、「これが進化し続けるガンズの今だ!」と訴えているようだった。アンコール含め3時間31曲というたっぷりの超ロングセットで高額なチケットを購入し駆け付けたファンたちも大満足のステージとなった。
◎【GUNS N' ROSES SPECIAL GIG IN TOKYO】
12月18日(火)Zepp Tokyo セットリスト:
01.Chinese Democracy
02.Welcome to the Jungle
03.It's So Easy
04.Mr. Brownstone
05.Estranged
06.Better
07.Rocket Queen
08.Richard Fortus Solo
09.Live and Let Die
10.This I Love
11.Used to Love Her
12.Tommy Stinson solo
13.Dizzy Reed Solo
14.Catcher in the Rye
15.Street of Dreams
16.You Could Be Mine
17.DJ Ashba Solo
18.Sweet Child O' Mine
19.Another Brick in the Wall Part 2
20.November Rain
21.Bumblefoot solo
22.Don't Cry
23.The Seeker
24.Civil War
25.Knockin' on Heaven's Door
26.Nightrain
En1.Don't Let It Bring You Down
En2.Madagascar
En3.Whole Lotta Rosie
En4.Patience
En5.Paradise City
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