2020/08/07 10:40
常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。90年代の彼のライヴ音源を紐解いてきたストリーミング限定のレア・ライブ音源シリーズの最新作となる新たな未発表ライブ・アルバム『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』が、2020年8月14日にストリーミング限定でデジタル配信されることとなった。
アルバムの配信に先駆け、本日8月7日より、同作収録の「ドライヴ・インの土曜日(ライヴ・パリ 99)(原題: Drive-In Saturday (Live at the Elysee Montmartre, Paris, 14th October, 1999)」がストリーミング限定で公開されている。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』は、12曲の未発表ライヴ音源と、アルバム『アワーズ…』からリリースされたシングルのB面曲として使用されていたライブ音源3曲を含む全15曲からなる、1999年10月14日にフランスはパリにあるエリゼ・モンマルトル劇場にて行われたパフォーマンスの模様を収録したライブ作品だ。このショウが行われた日は、ボウイにとっても非常に重要な日となっており、その日の昼、彼はフランス文化省から芸術文化勲章(Commandeurs of the Ordre des Arts et des Lettres)を授与された。
エリゼ・モンマルトル劇場でのこのパフォーマンスは、アルバム『アワーズ…』に伴う7日間という短いツアーの一環として開催されたもの。この限定された日程のみで行われた特別なツアーのために、ボウイは今までに発表してきた過去曲を掘り下げたセットリストを用意し、観客に大きな印象を与えたライブとなった。
1966年にシングルとして発表して以降、30年以上もの間ライブで披露されることがなかった「キャント・ヘルプ・シンキング・アバウト・ミー」や、1976年のアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』に収録されていた楽曲で、23年間ライブで披露されることのなかった「ワード・オン・ア・ウイング」、1974年以降ライヴのセットリストに入ることのなかった「ドライヴ・インの土曜日」(1973年のアルバム『アラジン・セイン』収録)といったレアな楽曲の他、『アワーズ…』収録の「サムシング・イン・ジ・エアー」のライブ・デビューとなるパフォーマンスが収録されている。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』はエリゼ・モンマルトルでの公演をライブ・レコーディングしたもので、マーク・プラティがミックスを担当。ボウイのバックを固めるのは、ギターのペイジ・ハミルトン、ベース/ヴォーカルのゲイル・アン・ドーシー、ギターのマーク・プラティ、ドラムのスターリング・キャンベル、ピアノ/キーボード/シンセサイザーのマイク・ガーソン、そしてバッキング・ヴォーカルのエム・グライナーとホリー・パーマーというメンバーだ。
◎リリース情報
配信アルバム『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』
2020/8/14 RELEASE
https://WarnerMusicJapan.lnk.to/DBDriveInSaturdayPu
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