2020/07/28
レッド・ツェッペリンのヴォーカリストであり、以降全世界のロック・ヴォーカリストに多大なる影響を与え続ける伝説のロック・シンガー、ロバート・プラント。レッド・ツェッペリン解散後も自らの音楽性を突き進みながら、ロックだけにとどまらない幅広いサウンド・スタイルを貪欲に取り入れながら精力的に活動を続ける彼が、自らのソロ・キャリアをまとめ上げた限定盤2枚組アンソロジー作品『ディギング・ディープ:サブテラネア』を、海外で2020年10月2日に発表することが明らかとなった。限定盤2枚組CDと、デジタル(ダウンロード/ストリーミング)で発売される今作の日本盤発売に関しては、後日情報が公開される予定となっている。
この作品は、彼が2019年に始動させ、自らの過去楽曲を自身の言葉で深く掘り下げながら紹介していく、非常に高い人気を博しているポッドキャスト・シリーズ、『DIGGING DEEP: THE ROBERT PLANT PODCAST』のサード・シーズンの公開に合わせて企画されたアルバムだ。今作には40年にも及ぶ彼のキャリアの中から厳選された30曲が収録されており、その中には3曲の未発表新曲も含まれている。
『ディギング・ディープ:サブテラネア』は、8度の【グラミー賞】受賞歴を誇る「ロックの最高峰」、ロバート・プラントが発表してきた11枚のソロ・アルバムの中から選曲された、その時代を代表する楽曲を数多く収録した作品だ。ここには、ジミー・ペイジやバディ・ミラー、パティ・グリフィン、フィル・コリンズ、ナイジェル・ケネディ、リチャード・トンプソンや、彼の音楽的兄弟でもあるストレンジ・センセーション/センセーショナル・スペース・シフターズといった錚々たるミュージシャン達とのコラボレーション楽曲が数々収録されている。その中でもハイライトとなるのが、No.1ロック・トラックでもある「ハーティング・カインド」や、【グラミー賞】ノミネート曲「シャイン・イット・オール・アラウンド」、そして3曲の未発表曲だと言えるだろう。
今回この作品のためだけに収録されることとなった未発表曲は、米ニューオーリンズのミュージシャン、トゥーサン・マッコールが作曲し、2013年の映画『WINTER IN THE BLOOD』のためにレコーディングしていた「ナッシング・テイクス・ザ・プレイス・オブ・ユー」、バンド・オブ・ジョイ名義の次なる作品に収録される予定となっている新曲「チャーリー・パットン・ハイウェイ」、そしてチャーリー・フェザーズによるロカビリーのクラシック曲をパティ・グリフィンとの壮観なるデュエットでカヴァーした「トゥー・マッチ・アライク」の3曲だ。
なお、7月27日から、人気Podcastシリーズ『Digging Deep with Robert Plant』のサード・シーズンの配信もスタートする。全5エピソードを2週ごとに公開していくこのサード・シーズンは、英ラジオ局、BBC 6・ミュージックのマット・エヴァリットをホストに、英ロンドンにあるレコード・ショップ、ラフ・トレード・イーストにて収録されたもの。
ロバート・プラントの音楽は、ウェールズからサハラ砂漠、そして米ナッシュヴィルから霧ふり山脈まで続く、音楽的探究の旅を通した彼の人生から生まれたものであり、その過程で出会った友人や、受けた影響が、それぞれの作品に反映されているといえるだろう。彼の素晴らしき歴史の過程で生まれてきた楽曲を再考し、インスピレーションやコラボレーション、インターベンションといった楽曲にまつわる物語を自身の言葉でつづっていくこのPodcastシリーズは非常に高い評価を受けており、既に160万回の再生/ダウンロードを記録している。
◎リリース情報
アルバム『ディギング・ディープ:サブテラネア』
2020/10/2 RELEASE
輸入盤2CD / デジタル配信
※日本盤の発売情報は後日公開予定
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