2020/07/27
音楽とイラスト、ミュージシャンとイラストレーターによる新しいコラボレーションプロジェクトが始動した。
19歳の女性シンガーソングライター、海羽(みう)の楽曲「僕の世界」から抽出した一つのテーマ“#ボクノセカイ”を軸に、5名の人気イラストレーターがそれぞれイラストを描いていく同プロジェクト。ジャケットデザインなど音楽の世界観を表現するためのイラストといった従来のものとは異なり、企画に賛同したイラストレーター「BALANCE」「釜飯轟々丸」「Berry Verrine」「めふぃすと」「ゆれる」が、表現を制限されることなく大きな枠組みのテーマに沿って自由に描いたイラストと音楽を使用した映像作品を発表する。作品がイラストレーターとミュージシャンの双方のファンへ広がっていくことを目指す。
上述したイラストレーターのうち、「Berry Verrine」は人気Vtuberプロジェクト『にじさんじ』の樋口楓ソロ1st LIVE「KANA-DERO」のキービジュアルを担当した他、「めふぃすと」は人気ゲーム『アズールレーン』のミネアポリスを描き下ろした人物。イラストレーター5名の合計フォロワー数は30万人を超える。
なお、海羽の楽曲「僕の世界」は、優しくハスキーな歌声が等身大の歌詞を歌う楽曲で、サウンドプロデューサーをGReeeeN、ケツメイシ、HYDE、ミオヤマザキなどの楽曲を手掛けるnishi-kenが務める。
新しい音楽カルチャーでの流行を生み出したヨルシカやYOASOBIなどもイラストとシナリオと音楽を巧みに配置しているが、今回のプロジェクトは、これまでのコラボのさらに一歩先へと踏み込む。「#ボクノセカイ」というテーマでクリエイティブが集う世界を仮想空間のように作りだし、その独自の仮想空間の中でそれぞれのクリエイター達が最上のコンテンツを持ち寄る。集まったイラストや音楽などのクリエイティブが、さらにその仮想世界を成長させていく。
◎参加イラストレーターコメント
■BALANCE
【僕の世界のどこが良かったか】
繊細な歌声と力強い歌詞の対比が素敵だなと感じました。
ストレートなメッセージ性に心動かされる方も多いのではないでしょうか。
【このプロジェクトの面白さ】
それぞれのイラストレーターの世界観をダイレクトに反映することに重きを置かれているようです。自分はあまり聞いたことのない形態で、わからない。それが面白いです。
今後いろんな展開を期待できる企画だと思います。
■釜飯轟々丸
【僕の世界のどこが良かったか】
まず、声がすごく綺麗で、最初に聞いたときは鳥肌が立ちました。
そしてその声で表現される世界観の広がりにもとても驚きました。
【このプロジェクトの面白さ】
同じものを見て、それぞれがどんなふうに見たかを見れるところが、学校の写生授業みたいで面白かったです。
制作の途中でも、ほかの人のカルトンを覗き込みたくなりました。参加したイラストレーターだけではなくて、別にイラストでなくても、他の人ならどう表現するのか見てみたいです。
■Berry Verrine
【僕の世界のどこがよかったか】
イラストに与えられた大きなテーマが大敗的なものだったのですが、そこから希望を目指していく様子と、「僕の世界」の静かな曲調から始まり徐々に盛り上がっていく展開がとてもマッチしていると思います。シナリオ面ではもちろん、商品アイデアや作家の展開などにおいても様々な広がり方ができればと考えており、そのスタートに位置付ける曲としてぴったりだと感じました。
【このプロジェクトの面白さ】
各作家それぞれの解釈が一つの舞台に集合するので、ちょっとした異界モノのような様相になりそうなところです。初めはそれぞれの好きなように、そこから互いに影響されて、アイデアの混ぜ合いのようなことが起きたり、対立(ネガな意味でなく)的な構造も生まれたりするかも、といったところにワクワクします。
■めふぃすと
【僕の世界のどこが良かったか】
歌い出し、特に綺麗な声だと思いました。当初聞いた時は表現の仕方が多彩で、言葉には説明できない感覚だったことを覚えています。
【このプロジェクトの面白さ】
イラストレーター先行で展開される点ですね。イラストレーターのクリエイティビティを最大限尊重した上でさまざまな製品を作れることは面白いと思います。
■ゆれる
【僕の世界のどこがよかったか】
この曲を聴くと、どんなに切ない世界だろうとも一縷の希望がある。
海羽さんの優しく、切ない歌声も相まってそのように感じさせられるなぁと思いました。
【このプロジェクトの面白さ】
現代ではアーティストのMVにイラストレーターが携わるという形は少なくないと思います。
「ボクノセカイ」の企画ではそれだけでなく、複数のイラストレーター、シナリオ、ファッションが影響し合い、それぞれの世界観を演出出来る可能性がある、多面的な魅力を生み出すことが出来る点が面白いと感じます。
https://twitter.com/boku__no__sekai
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像