2020/07/22
今や音楽を聴く主要な方法となったデジタル機器だが、ここ最近の成長の背景にはコロナウイルスの影響があるようだ。
2014年にエジソン・リサーチが『シェア・オブ・イア』という名で、オーディオの消費方法の調査記録を開始以来初めて、消費者が傾聴に費やした時間の半分以上をデジタルおよびオン・デマンドのプラットフォームが占めたことが、2020年第2四半期の調査で明らかになった。音楽のリスナーの53%が、スマートフォン、コンピューター、インターネットに接続されたテレビ、スマート・スピーカーを通して音楽を聴き、その他の47%はAM/FM受信機、サテライト・ラジオ機器、CDプレーヤー、レコード・プレーヤー、そして通常のテレビなど従来の手段で聴いている。
以前の調査では、従来の機器は依然として主な手段で、毎日の傾聴に費やされる時間の55%を占めていた。
エジソンの研究ディレクターであるローラ・アイビーは、デジタルが過半数を超える上昇は「ほとんど必然的」だと声明で述べ、コロナウイルス関連の「混乱がプロセスを加速させただけかもしれない」と指摘した。
米国では、3月に新型コロナウイルスが国家非常事態と宣言されたため、第2四半期の調査はアメリカでの生活スタイルとメディア消費の変化を測定している。特に、会社通勤から在宅勤務への変化は、多くの人が車内で音楽を聴く時間を大幅に減少させた。
デジタルの急上昇が異常であるか判断するには、継続的な調査が必要である。「今回示した数字が、コロナウイルスの混乱の前の状態に戻るか注視する必要があります」とアイビーは説明した。
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