2020年7月13日、米ビルボードが新たにTrillerのデータに基づいたウィークリー・チャートを発足させた。U.S.とグローバルの2種で、特定の楽曲が使用されているビデオの視聴回数、エンゲージメント、アップロードされた動画の総数などから算出されたランキングだ。両社のパートナーシップを通じ、最先端のSNSプラットフォームにおける音楽の使われ方の可視化を進める目的で設けられた。

　チャート週は金曜から木曜日となっており、初回は7月18日付で、7月3日から9日までのデータに基づいている。

　米ビルボード・トップ・Triller・チャートにおける記念すべき初No.1は、U.S.とグローバル共にインド人アーティストArmaan Malik（アルマーン・マリク）の「Next 2 Me」だ。新型コロナウイルスのパンデミックのせいで恋人に会えないもどかしさを歌ったこの曲は、6月中旬にリリースされ、同曲が使用された動画で最も視聴されているのは、アーティスト本人が7月2日に投稿したものとなっている（7月13日時点で世界で1,170万回）。

　U.S.チャートのNo. 2はサウィーティーの「Tap In」で、こちらも6月中旬にリリースされた。すでに7月11日付の複数の米ビルボード・チャートに初登場しており、最新のデータでもストリーミングが順調に伸びている（全米で前週比32%増の380万回）。この楽曲に関しても、使用された動画で最も視聴されているのはアーティスト本人が7月4日に投稿したもので、7月13日時点で120万回再生されている。サウィーティーは「My Type」もU.S.チャートの16位に入っており、米ビルボードとTrillerに感謝する喜びの動画を公開した。

◎米ビルボード・トップ・Triller・チャート（U.S.）
1位「Next 2 Me」アルマーン・マリク
2位「Tap In」サウィーティー
3位「Address It」LPB Poody (LPBプーディ)
4位「Rover feat. DTG」S1mba (シンバ)
5位「Girls in the Hood」ミーガン・ジー・スタリオン
6位「Reality Check」スウェイ・リー
7位「Wonderful」バーナ・ボーイ
8位「Savage feat. ビヨンセ」ミーガン・ジー・スタリオン
9位「Act Up」シティ・ガールズ
10位「Woah」リル・ベイビー
11位「Gooba」シックスナイン
12位「Thotiana」ブルーフェイス
13位「All Dat」マネーバッグ・ヨー
14位「Bitch from Da Souf」ムラート
15位「Firework」ケイティ・ペリー
16位「My Type」サウィーティー
17位「Twerk feat. カーディ・B」シティ・ガールズ
18位「The Box」ロディ・リッチ
19位「Trollz」シックナイン＆ニッキー・ミナージュ
20位「Ride or Die」ミーガン・ジー・スタリオン

◎米ビルボード・トップ・Triller・チャート（グローバル）
1位「Next 2 Me」アルマーン・マリク
2位「Betty Butter feat. Davido」Mayorkun
3位「High Heels feat. Yo Yo Honey Singh」Jaz Dhami
4位「Tap In」サウィーティー
5位「Wonderful」バーナ・ボーイ
6位「Reality Check」スウェイ・リー
7位「Address It」LPB Poody （LPBプーディ）
8位「Rover feat. DTG」S1mba （シンバ）
9位「Woman」Rema
10位「Firework」ケイティ・ペリー
10位「New York City Girl」ファイヤーボーイDML
12位「Godzilla feat. ジュース・ワールド」エミネム
13位「Girls in the Hood」ミーガン・ジー・スタリオン
14位「Say So feat. ニッキー・ミナージュ」ドージャ・キャット
15位「As E Dey Go」ナイラ・マーリー
16位「Duniyaa」Akhil
17位「Biba」マシュメロ＆プリタム（Pritam）
18位「Savage feat. ビヨンセ」ミーガン・ジー・スタリオン
19位「Thotiana」ブルーフェイス
20位「Meri Aashiqui」Jubin Nautiyal & Rochak Kohli